no.479

・腕を取られた時は全身に警報音が鳴り響いたネ。

・ここでやられたら師匠としての沽券に関わるから俺さん冷静に対処する必要がある。

・なんて思ったせいか自然に足が出て刈っていた。





腕を取られた



極めて投げられる寸前



足を刈った



倒れながらも右足でなんとかしようと



しかしもう遅い



完全に倒れた



掛けられた足に引かれて上に乗る

no.478

・力も技のうち……遠い昔に誰かに聞いたような言葉。

・倒されたらそこで終わり―それはスポーツ。生きることは倒れて尚闘う気持ち―それが武道。

・俺さん武道家だと自分を思う時―最後まで諦めないで戦いきった時。






足技で崩そうとしたら



逆にやり返され



不覚にも手を付いた



ここからが俺さんの本領発揮



左手一本で



押し倒して



投げ返した