老猿のオットット人生

石橋を叩いて渡れずオットットと転んで渡って七転び八起きならぬ七転八倒の人生

足し算の格闘技

2015年07月20日 09時17分01秒 | Weblog
技の多きを誇るなかれ
何時だったか読んだ武道書にあった文章
それにしても朝から暑いな頭クラクラだわ

一ヶ月ほど前だったかな
台所に梅の実を漬け込んだ梅酒らしきもの
“ひものオカン”に聞くと梅ジュースを作っているとのこと
今朝流しに梅ジュースの空瓶があった

毎日梅干し食べてるけど
今朝は梅ジュースの梅にしようと食卓に出してもらった
三四粒食べたら何かおかしい「これ梅酒の梅だよね?」
梅酒と梅ジュース両方作ったと“ひものオカン”
聞いてない・・・俺さん聞いたの梅ジュースだけ

といったわけで今日は朝からホロ酔い気分で気持ち悪い
俺さん本当に酒に弱いし嫌いなんだ
頭クラクラ若干頭痛・・・文章まとまらないけど纏めたい
ところで今朝は―そうだタイトルは足し算だった

以前ある空手の流派の師範代が俺さん宅に押しかけ
二時間ほど激論した末他流試合になり
少し蹴られた程度で恐怖から床に突っ伏して泣いた
そんなみっともない空手師範代について書いたことがある

後日その空手流派のトツプが全国で発売されてる月刊誌で
投技は柔道から関節技は合気道からパンチはボクシングから
取り入れればいいというのはぼくは反対です
といった趣旨のことが記事になっていた

この言葉俺さんが師範代と激論した際に言った言葉
俺さんの云うことを理解できない師範代に
面倒だから理解を助けるために分かりやすく説明しただけ
特化されたものには参考にできる部分があるのではという主旨

ところが何を勘違いしたか寄せ集めは駄目だと・・・
そう言いながら自分のところの空手は
忍術の技術を取り入れているから優れていると云う
笑うに笑えない目くそ鼻くその論理

他流試合で負け犬の遠吠えみたいに何言ってるんだろう
それも全国紙で・・・俺さん名指しされたわけじゃないけど
自分が話した内容が記事になってりゃ見ればすぐ分かる
その後もう一度やりますかと手紙送ったけど無視された

雑誌に「前羽の構え」載せてるようじゃ
単なる空手だから何年たっても俺さんの技術は超えられない

技の多きを誇ることなかれ・・・
収斂された技の凄さがそこにあるような錯覚を起こす
そういった考え方を否定するつもりないけど
付け足して付加価値を付けるのも一つの手段
付加価値で自分の弱点を克服するのもいいと思うよ

人間みんな銀のスプーンをくわえて生まれてくるわけじゃない
不平等に生まれてくるのが普通だからドラマが生まれる
努力だけでは超えられない部分をどうやって超えるか
俺さんの場合それが足し算の論理だったということ

相手が持ってない技術で闘えば勝てるチャンスは大きくなる
そこで生まれたのがジャンケンの論理
相手がグーしか出してこないと分かっていたらこちらはパー
そうやって闘ったのがYouTubeのストリートファイター

この記事朝投稿しようと思ったら
三四粒の梅酒の梅で酔ってしまった
あまりの眠気に昼寝して起きたら夕方になっていた

一旦投稿してから気づいた
内容をまとめる途中で寝て起きたら
不要な文の後に続けて書いていた慌てて再投稿

小さな巨人

2015年07月18日 18時59分30秒 | Weblog
キックボクシングで小さな巨人といったら大沢昇
俺さん彼がキックに転向する前
池袋の空手道場で一緒に練習していた

昼近く自由組手で彼を壁際まで追い詰めた
その時突然腹が鳴った腹へったなァ~と気が散った
その瞬間彼の前蹴りが軽く腹に
俺さんコテンと倒れ彼は唖然

エッ!?・・・どうして??
普通なら倒れない軽く蹴った程度の蹴りで倒れたので
彼は理解できなかったらしい
俺さん倒れたままで「腹減った~」
当時生活費を切り詰めるので朝食抜きだった


そんな昔話はどうでもよいのだが
俺さんこれから語るM君が身長体重組手のやり方
すべての点で小さな巨人と呼ばれた大沢昇にそっくり
といったわけで長い前振りになった

M君は高校生の時入会して葛飾教室や八潮の本部道場に通い
一年ちょっとで黒帯になった
俺さん思うに彼は何処から見ても小さな巨人
顔の造作がちょっと異なる程度(笑)

M君は獨協大学に入学し大学生になった
獨協大学かぁ~そう言えば何年か前獨協大学に行ったのがいたナァ・・・
もう卒業しちゃってるけど
同級生に極真空手やってるのがいて
その同級生に極真は練習と試合のやり方が違うのはオカシイ
なんて云ったらしいんだ

そしたら屋上に呼び出されて大勢に囲まれ試合をやることに
一試合だけという約束が一人負けると次次と結局三試合
本人曰く呼び出されて闘ったのがコンクリートの屋上で
投げ飛ばしてあわよくば殺してやろうなんて思ったらしいよ
と非難めいた口調で何気なく話した


この時はまさかM君が同じような事をするとは予想しなかった
M君はニコニコしながら俺さんの話を聞いていた
ある時クラスにキックボクシングやってるのがいて
体育館に呼び出して〆ちゃいましたとニコニコ

俺さんハッ!?・・・〆たって闘ったの?
そしたらソイツがやたらつきまとうので友達になりました・・・
俺さん??・・・友達に・・・なったの?・・・よかったね
ソイツとつるんで同級生の柿闘技やってるのみんな倒そうと
だんだん会話が理解不能な迷路に嵌り込む

この辺から俺さんM君の顔をマジマジと見る
ちゃんと大学生やってると思ってたのに・・・
クラスに極真空手の関東地区で二位になったのがいまして・・・
まさか試合を――俺さんの問に
ハイやりました相手のハイキックはなかなかのもんで
と言いつつニコニコ・・・足抱え投げで仕留めました

あ~あ何やってんだよと呆れる俺さん
その後玄和会空手と闘いそれからボクシングとも
なんて続けるから俺さんアキレて言葉が出てこない

それから一週間ほどして
負けたのは弱いヤツだ今度は強いのを出すからと
玄和会空手の関係者が言って来ました
他流試合やっていいですか?とM君呑気に聞いてきた
それを聞いた闘道の幹部連中我々も行きたいと騒ぎだす
M君だけにおいしい思いはさせないだと・・・俺さん理解できない

面倒くさいので――みんなまとめて行って来い!!
といったわけでM君含めた数名で獨協大学に乗り込む次第に
結果としては私闘で法律違反なんたらかんたら玄和会空手の逃げ
この時獨協大学に押しかけた一人が八潮教室のM一級師範

後出しになったけど極真空手の三人と最初に闘ったのが
YouTube「闘道vs拳志会空手道」の闘道側選手
彼は後に分派活動で破門となり
キックボクサーになってランキング入りしたとか

彼はYouTube「闘道vs拳志会空手道」の試合でも
相手選手を壁際に誘い巴投げで頭を壁に激突させ
殺すつもりだったと試合後に語っていた
幸い場外で待機してた他の選手が受け止めて事なきを得た
闘道vs拳志会空手道の試合は
彼が極真空手と闘った一週間後だった


強いということ

2015年07月16日 21時44分39秒 | Weblog
強いってどういうことなのかな・・・最近よく考える
試合に勝てば確かに強いんだろうし
そういった意味で俺さん他流試合を百戦以上闘い
負けた事ないから強いんだろうけど
自分自身を考えてみると少しも強いと思わない

昨夜昇級手続きで八潮教室のM一級師範が来て
たまたま強さについて語りあった
M一級師範「自分なんかまだまだ駄目です」
なんて謙遜してたけど俺さんそうは思わない

江戸川教室で身長190㎝のアメリカ人青年と闘った時
30㎝弱の身長差のある俺さんに床に叩きつけられ
パンチで追い回された後だったにしても
M一級師範はアメリカ人青年の顔面に何度もハイキックを極めていた

といってもアメリカ人青年が弱いわけじゃない
彼は12年間空手をやっていて
アメリカではインストラクターとして空手の指導をしていたらしい
俺さんとM一級師範を除く全員が
二階から降ってくるような彼のハイキックに撃沈されていた

みんながやられるハイキックを
俺さん一発も食わないで相手を一方的に追い詰める
傍から見てると“強い”と見えるんだろうね
相手がハイキックを出せない間合いに居るだけなんだけど
あと相手の攻撃を読んで機先を制し
相手に技を出させないようにしてるだけ

この程度のことで強いといわれてもなァ~
俺さん的には!?がいくつも並ぶ
昔読んだ空手の本に老猫が知恵のあるネズミを捕まえる話
若い猫たちがいくら追いかけてもネズミを捕まえられない
みんなからバカにされていた老猫が出て行き
ネズミをひと睨み・・・動けなくなったところを簡単に捕まえた
そんな話だったけど正確に覚えていない

改めて調べるわけにいかない
空手の本は俺さんにとって参考にならないから処分した
書店に行けば今も棚に並んでんじゃないかな
剛の付くある流派にとっちゃバイブル的な一冊だから
空手だけじゃない柔道の本然り
既存の格闘技の本って参考にしたい内容があまり無い

ところで俺さん他の格闘技については徹底的に研究
まあ当然と云えば当然武道を標榜してるんだから
技術はもちろん個人の仕草や道衣の着方や帯の締め方も
他流試合に来た相手はそれとなくすべて観察

帯の締め方一つみても性格が一発で分かる
横一文字にきっちり締めている場合は性格が几帳面
学んだものを学んだとうりやるだけで応用力に欠ける
緩く締めて結び目がちょっと下がっていたら警戒が必要
感じとしては江戸時代の遊び人を想像してもらえばいい
ちょっと崩れた・・・そんな感じかな
こういった相手は応用力が高い

とまあこんな感じなんだけど分かるかな?分かんねェだろうな!
といった昔流行ったダジャレはさておき
強さを構成する要素の一つが観察眼と対応力だと思う
鋭い観察眼で相手を見抜いても対応出来なきゃ意味がない

俺さんの場合相手が道場に入ってきた時の態度
道衣の着方や帯の締め方
準備運動で何を重点的にやっているか
大まかにそんなとこを見て闘い方を極める

闘っている最中もいろいろ分析はするんだけど
強さの背景には目に見えない努力があると思う
目にみえる技術は誰でも学びやすいけれど
目にみえない技術も強さを支える一つの要因だと理解してほしい

文才が無いので終わりの方は何を書いているのかグダグタ
伝えたいのは一つ一つの技術をみれば
俺さんの技術はどれも二流か三流
このことはいつも弟子達に言っている
大事なのは二流三流の技を集めて一流に高める技術

たぶん俺さんの取り柄はこの辺にあると思う
相手が持っていない技術予想していない技をスッと使う
相手が混乱して戸惑っているところにつけ込む
これって蹴り技や投技のように形で示すことができない
知ってほしいのは形で示すことのできない部分にこそ
強さの秘密があるんじゃないかということ
我田引水の感があるけどこれって俺さん流解釈

最後に俺さん作った言葉を一つ
やさしいことを難しく教えるのが自分では一流と思っている指導者
難しいことを分かりやすく教えるのが自分では普通と思っている指導者
やさしいことをやさしいとして教えるのが当然と思っている指導者

俺さんどこに該当するんだろう?


羊頭狗肉

2015年07月16日 16時34分34秒 | Weblog
俺さん最近格闘技の試合は興味ないのでテレビ観戦は皆無
だからキックボクシング全盛時の話になるけど
空手やボクシングの経験者がキックに転向する
そんなケースが多々あったように思う

でもって試合に勝つと〇〇空手が勝ったと・・・
それってオカシクね――といつも思ってた
あと道場開きながらキックの選手やってるとか

それって羊頭狗肉じゃね・・・いつも思ってた
だから俺さん何度かキックに誘われたけど断った
弟子の弟が俺さんとこ出入りしてて
キックでチャンピオンになった

彼曰く俺さん選手になれば
すぐランキング上位に入ると甘言並べた
俺さん鼻先でフフッ
彼と闘ったら速攻で倒す自信あったから

あと別なキックのチャンピオンが俺さん訪ねてきた
タバコ吸ってたから禁煙だと止めさせた
でもって態度がちょっと不遜だったので
俺さんと闘ってみるかいと誘ったら逃げられた
その気になったらいつでもおいでと言っておいたが
二度と来なかった

自分がやってるものに自信と誇り持ってたら
たとえ名前が売れると分かっていても
生きる流儀に反することはやらない
あと挑戦はしないけど挑戦されたら受けて立つ

武道家としての最低限のモラルだと思ってる
もう一つ他流試合は必ず弟子の見ている前でやる
その姿勢は絶対に崩さなかった
言い訳のきかない状況で闘うのが俺さんのモットー
今じゃ脳挫傷でオットットとあっちにヨロヨロ
こっちでスッテンコロリンだけど

弟子にもいろいろあって古株で慣れてくると
陰でこっそり分派活動するのがいる
そういった連中は当然破門した

俺さんの指導を受けてた時は自分達でもやれると思うらしい
ところがいざ破門されると自信を喪失し寄る辺を求めて
あっちでウロウロこっちでチョロチョロ
今の俺さんと五十歩百歩(笑)

キックボクサーになったりプライドチャレンジに出たり
キックに転向したのは全員ランキング入りしたみたいだけど
チャンピオンになったという話は聞いていない
自分で勝手にチャンピオンベルト作ろうと
スポーツ店に注文してきたという話は聞いたことあるけど(爆笑)

プライドチャレンジに出た破門者にはちょっと呆れた
破門の際に闘道の名称は使わないという約束だったのに
テレビ放映された画面では闘道対〇〇
分派で破門する人間に約束守らせようとした俺さん間違ってた

幹部の末席で実力もないのに一流一派を開いて頭に納まる
敢えて云えば時代遅れの火縄銃
まあ火縄銃でも鉄砲であり武器であることにはかわりない
機関銃が跋扈する戦場で通用するか生き残れるかは別問題

破門したとて元弟子を火縄銃に例えるのはどうかと思うが
YouTubeにupした映像で俺さん片手で組手をやっているのがある
片手で間に合う程度の実力=火縄銃そんなとこかな