ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

映画「クレッシェンド 音楽の架け橋」が来年1月に全国公開

2021-10-29 | クラシック音楽
クラシック音楽好きの友人が教えてくれた映画が良さそうなので、観に行きたいと思っているのですが、来年のことで忘れそうなので、備忘のために投稿しておきます。

「クレッシェンド 音楽の架け橋(原題:Crescendo)」という映画。
巨匠指揮者ダニエル・バレンボイムが率いるオーケストラの活動をモデルにしているもので、紛争地パレスチナとイスラエルから、音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラを結成する、という実現が難しいプロジェクトをテーマにした物語です。



2019年にイスラエル出身の監督ドロール・ザファヴィ氏が制作したドイツ映画で、同年7月にミュンヘン国際映画祭で初公開され、10分に及ぶスタンディングオーベーションを受けたそうです。

モデルとなった、指揮者ダニエル・バレンボイム率いる「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」は、米文学者エドワード・サイードと共に、中東の障壁を打ち破ろうと1999年に設立され、「共存への架け橋」を理念に現在も世界中でツアーを行うなど活動を続けているということです。

来年2022年1月28日(金)に全国公開。

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ショパン: 反田恭平さん、最終日ガラコンサートで聖歌を弾く 

2021-10-24 | ピアノ
朝から良いお天気です。

今朝02:00~開催された、ショパン国際コンクールの受賞者による最終コンサートのYouTube動画がアップされていました。↓


初日のコンサートと演奏曲目が一部変更になっています。
第6位、第5位の二人の曲は、少し大曲になりましたね。
JJ Jun Li Buiさんだって一流のピアニストなのに、別れの曲だけの披露では可哀想だと思っていました。
反田さんが、またあのラルゴ(聖歌)を演奏しました!
初日のコンサート曲目から変更になった箇所を→で示しています。
2日目も小林さんとGarciaさんの曲目に一部変更がありましたが、今日と同じ曲なので、変更として加えてあります。
コンクールの審査発表から休息を取る暇もない日々で、演奏者の中には、表情と演奏に疲労の出ている方もちらほら… 
お疲れさまでした、と伝えたいです。

第6位  JJ Jun Li Bui (カナダ)
・エチュード 別れの曲 Op.10 No.3 
 → 華麗なる変奏曲 変ロ長調 Op.12 

第5位 Leonora Armellini (イタリア) 
・ソステヌート / ワルツ 遺作 変ホ長調 WN53
・バラード第3番変イ長調 Op.47 
   →1曲のみ: ポロネーズ「英雄」変イ長調 Op.53

第4位 Jakub Kuszlik (ポーランド)
マズルカ 4曲 
 Op.30-1 ハ短調
 Op.30-2 ロ短調
 Op.30-3 変二長調
 Op.30-4嬰ハ短調

第4位 小林愛実 (日本) 
24のプレリュードから5曲
 Op.28-4 ホ短調
 Op.28-12 嬰ト短調 → Op.28-16 変ロ短調
 Op.28-17 変イ長調
 Op.28-23 へ長調
 Op.28-24 ニ短調

第3位 Martín García García (スペイン)
即興曲第3番 変ト長調 Op.51
・ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1 
 → 華麗なるワルツ 第4番 へ長調 Op.34-3
 
第2位 反田恭平 (日本)
Boże, coś Polskę (God save Poland)
 聖歌「神よ、ポーランドをお守りください」変ホ長調 
マズルカ風ロンド へ長調 Op.5

第2位 Alexander Gadjiev (イタリア/スロベニア) 
・ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44
   → 幻想ポロネーズ 変イ長調 Op.61

第1位 Bruce (Xiaoyu) Liu (カナダ)
ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
    ワルシャワ交響楽団/指揮 Andrey Boreyko

そして、Bruce Liuさんによるアンコール2曲
マズルカ 第25番 ロ短調 Op.33-4
ワルツ第5番「大円舞曲」変イ長調 Op.42

ショパン漬けの楽しい3週間でした。
素敵な日曜日を!


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ショパン: 10/22 追加の表彰とは

2021-10-24 | ピアノ

ショパン国際コンクール受賞者による2回目のコンサートが、今日の02:00から開催されたのですが、私は前日ほぼ徹夜で第1回目を観ていたので、2回目のコンサートのサイトがアップされるまで待てず、眠ってしまいました。
それが、後で録画を観るつもりでいたのに、2:00過ぎに何故か目が覚め、反射的にスマホでYouTubeを見ました。2回目のコンサートLive、上がってる…
眠気眼で朦朧としながらブログを書いていたという、自分でも信じられないことをしていました。
ちょうど表彰式をやっているシーンが出て、ブログを投稿してから、その後眠りに就いたと思うのですが、何となくステージ上にピアノを動かしているシーンが頭に残っているので、演奏前まで観てたのかしら…。
記憶にありません。

今日はすっきりした頭で録画で確かめましたら、追加の表彰式でした。
場所はコンクールと同じ場所、ワルシャワ・シンフォニーホール。
ピアノは、コンクールの時と同じように、ピアニスト達の好みのピアノがそれぞれ用意されていましたし、バックにはオーケストラの席も配置されていました。
その後1番目に演奏をした、6位入賞のJJ Jun Li Buiさん。ピアノはカワイでした。
昨日の会場は、ピアノを一台しか入れることができなかったため、優勝者の使用するFAZIOLIを設置したらしいです。

ところで、追加の表彰式ですが、ポーランド人が何人か出てきて、何やら説明しているのを英語で通訳していましたが、授与者がポーランド人で一体その人たちが何者なのか意味不明で、最初に授与されたJJ Jun Li Buiさんも、英訳で授与理由は分かったけど、彼は誰??と思ったと思います。

追加の表彰はなんでしょうね? と気になりました。

一番最初に出ていらした方はZbigniew Kaszuba (読み方不明)さん。
恐らくコンクールの重要な支援者だと思いますが、
「ファイナリストのうち最年少の入賞者に贈られる賞」の賞金の授与者です。受賞者は、カナダのJJ Jun Li Buiさん、17歳。

2番目、Prof. Zbigniew Drzewiecki Award (ズビグニェフ・ジェヴィエツキ教授賞)。ポーランドを代表するコンテスタントでファイナルに進めなかった者のうち、高い評価を得た者に与えられる賞。
受賞者は、ポーランドのPiotr Alexevicz (ピョートル・アレクサヴィッチ)さん。3次予選の初日に演奏しています。
このジェヴィエツキ教授(1890~1971)というのは、ショパン弾きのピアニスト兼音楽教師として著名な方で、有名なピアニストを多く育成したそうです。その中には亡き中村紘子さんもいらっしゃいます。
1927年のショパン国際ピアノコンクールの初回から亡くなる年まで審査員を務め、その間、フレデリック・ショパン協会の会長も務めました。

3番目の賞は、ポーランド、ベラルーシ、イスラエル、リトアニア、ウクライナ、ロシアを代表するピアニストのうちコンクールで高い評価を得たピアニストに贈るHenryk Rewkiewicz Award(ヘンリク・レウキエヴィチ賞)。
受賞者は、ポーランドのJakub Kuszlikさん。
授与された方は、Henryk Rewkiewicz (ヘンリク・レウキエヴィチ)氏(既に故人)の孫の一人でRenata Kellyさんと Łukasz Żuk さん。
レウキエヴィチ氏は、第一次世界大戦で荒廃した人々の心を癒し、ショパンの音楽を取り戻して愛国心を鼓舞しようと、ショパンコンクールの開催を提案・推進し、ワルシャワ音楽院のイェジー・ジェラヴレフ教授と共に、1927年に初めてのショパン国際コンクールを実現した方です。その後、第二次大戦で中断し、大戦中、音楽家に資金援助をした理由で収容所に送られますが、2年後にワルシャワ音楽院に貢献した理由で釈放されます。その5年後に他界してしまいましたが、氏の子供や子孫が彼のピアニスト支援の遺志を引き継ぎ、家族(主に5人の孫たち)で資金を出し合ってこの賞を設立したようです。

4番目は、浜松市長賞。
駐ポーランド日本大使の宮島昭夫大使が、浜松市長の代理として、優勝者のBruce (Xiaoyu) Liuさんに授与しました。
大使は、浜松市が長年にわたりヤマハやカワイのピアノを生産していることをアピールしていました。

5~7番目は、賞金提供者の異なる、ポーランドを代表するピアニストで高く評価された者に授与される賞で、全てポーランドのJakub Kuszlikさんに授与されました。

最後は、ファイナリストの中で最年少の女性ピアニストのための賞。
ロシアの金髪女性、Eva Gevorgyan(エバ・ゲボルギャン)さん、17歳、が受賞しました。賞金10,000ユーロだそうで、第6位のJJ Jun Li Buiさんの賞金より良いみたいですよ。

ポーランド語のスペルに慣れていないので、スペルを書いているだけで疲れました。


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ショパン: 第2回受賞者コンサート

2021-10-23 | ピアノ
サイトがアップされるのを待っていたら、眠ってしまいました。始まっています。
ショパンコンクール受賞者のコンサート2日目の、YouTubeアクセスサイトです。

記述をよく見ると、演奏プログラムは初日と同じですね。寝ぼけた目でライブを少し見ていたら、別の表彰式をやっていました。後でよく見てみます。
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10/22 ショパン: 受賞者表彰式と第1回披露コンサート

2021-10-22 | ピアノ

夕べ日本時間の02:00から、ショパン国際ピアノコンクールの受賞者の表彰式と第1回披露コンサートが、ポーランド国立歌劇場(Teatr Wielki) で行われました。

ファイナルステージで演奏した12名が正装して、一人ずつ舞台に登場します。受賞枠に入れなくても、ファイナルまで残ったという証明書をもらえるのですね。4人に一人ずつ渡されます。
6位から4位までの4人には、受賞の賞状のようなものが一人ずつ渡されます。
4位の小林愛実さんとJakub Kuszlikさんには、ポーランドの文化遺産スポーツ大臣から賞状が手渡されました。
続いて、3位のMartín García Garcíaさんには、ポーランド首相(?)から賞状と銅メダル、2位の反田恭平さんとAlexander Gadjievさんには、ショパンコンクール財団理事長(?)から賞状と銀メダル、そして、1位のBruce (Xiaoyu) Liuさんには、ポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領から賞状と金メダルが渡されました。
そして、大統領のスピーチ。ポーランド語なので、何を言っているかわかりません。

それぞれの受賞のシーンを見られたことに感動しました。

この後、休憩をはさんで、各受賞者が順番に演奏を披露しました。ピアノはFAZIOLI1台を使用

第6位  JJ Jun Li Bui (カナダ)
・エチュード 別れの曲 Op.10 No.3

第5位 Leonora Armellini (イタリア) 
・ソステヌート / ワルツ 遺作 変ホ長調 WN53
・バラード第3番変イ長調 Op.47 

第4位 Jakub Kuszlik (ポーランド)
・マズルカ 4曲 
 Op.30-1 ハ短調
 Op.30-2 ロ短調
 Op.30-3 変二長調
 Op.30-4嬰ハ短調

第4位 小林愛実 (日本) 
・24のプレリュードから5曲
 Op.28-4 ホ短調
 Op.28-12 嬰ト短調
 Op.28-17 変イ長調
 Op.28-23 へ長調
 Op.28-24 ニ短調

第3位 Martín García García (スペイン)
・即興曲第3番 変ト長調 Op.51
・ワルツ第2番 変イ長調 Op.34-1
 
第2位 反田恭平 (日本)
・マズルカ風ロンド へ長調 Op.5

第2位 Alexander Gadjiev (イタリア/スロベニア) 
・ポロネーズ第5番 嬰ヘ短調 Op.44

反田恭平さんや他の受賞者の方々、終わった安心感からか、本当に良い演奏をしていました。小林愛実さんの演奏は、情感が籠って素晴らしかったです。コンクールの時とは違う感情が音に現れていましたね。

休憩(オーケストラ編成の準備)

第1位 Bruce (Xiaoyu) Liu (カナダ)
・ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11
    ワルシャワ交響楽団/指揮 Andrey Boreyko

最後のLiuさんの演奏が始まった途端に睡魔に襲われ、またLiveで演奏を聴き損なったのですが、録画で聴きながら書いております。
やはり、オーケストラ力、技術力が高いですね。演奏が終わった後の大歓声と拍手。吹き抜けの歌劇場の3階席から1階席まで拍手の嵐です。
優勝者に向けられた賞賛というのは桁違いですね。大きな花束が贈られ、会場からアンコールを求めるスタンディングオベーションが止みません。
そして、
ワルツ第5番「大円舞曲」変イ長調 Op.42をアンコールに、ステージを締めくくりました。

約4時間の長い長いイベントでした。私は3時間で寝落ちしてしまいました。
2日目は、これほど長くないと思いますが、深夜のLive より後から録画を観ることをお勧めします。

ショパンコンクール事務局による配信サイト(第1日目)





コメント (2)
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