ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン: いよいよ 鈴木ヴァイオリン第4巻へ

2020-01-26 | ヴァイオリン
先々週、バッハのブーレ ト長調を練習していたのですが、直前の練習では上手く弾けたはずなのに、なぜかレッスンの時に限って、音はズレるし、弦が滑ってキーキー音を出すし、結局不調のまま時間切れで、次の週へ持ち越しとなりました。 帰宅すると、何だか体がだるく、ブログも書く気力が出ませんでした。
キーキー音を出していたのは、松脂を付け足りなかった?それとも、体調のせい? 
翌日、熱は出ませんでしたが、寒気とくしゃみ連発、耳の下が痛く少し腫れていたようなので、二日ほど家に引きこもり、休み明けに良くなっても仕事があったので、4日ほどヴァイオリンに触らずにいました。
私のヴァイオリンは、一日でも触って弾いてあげないと、弦と弓が互いに馴染まず音が重たくなります。10分ほど弾き続けてあげると、回復してきますが。
毎日湿度や乾燥度が変わりますので、ケースから出す度に音色が微妙に変わります。本当に繊細な楽器だと思います。

さて、バッハのブーレですが、あまり練習しすぎると下手になっていくのが私の常で、先週は忙しかったので、レッスン前に集中して練習したのですが、移弦の弓の運びが上手く行かず、音がどんどん雑になっていくので、また次回持ち越しを覚悟でレッスンに臨みました。気になっていたところ、レッスンではやっぱり音がきれいに出せず、自分では納得行っていなかったのですが、きっとこれ以上は無理だと思われたのか、それとも初級レベルならそれでよいと思われたのか、まあまあという感じで〇を頂けました。
音楽を聴きすぎていると、この曲はこういうものだという先入観を持ってしまうので、プロが弾いているのと同じような速さで同じように弾けないと、自分の出来なさに不満を感じてしまうのですが、多分、私の方が高望みし過ぎていて、実際のレベルとしては、下手でも基本通りに弾けていればそれで良いのかもしれません。

バッハのブーレをクリアしたことで、鈴木ヴァイオリン第3巻は楽曲が全て終わり、巻末にある第2ポジションの運指の練習を残すだけとなり、それと同時に、第4巻に入ることになりました。 第4巻に入ったら中級に上がるのかと思っていたのですが、最初の楽曲3曲(ザイツの協奏曲3曲)を終えるまでは、まだ上がれないということでした。 


1曲目は、ザイツの協奏曲第2番ト長調Op.13第3楽章です。
ずっとバッハ、バッハと来ましたが、ザイツのこの曲、これも初級クラス?と思うほど、初見での譜読みが難しかったです。指も弓も動きが忙しいし、重音スラーなんていうのも出てくる。。😵 
ザイツの3曲は、中級に上がるための体力づくりの曲のように思えます。
ところで、ザイツって初めて聞く名前ですが、どこの人でしょうね。
 






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レッスン:バッハはゆっくり弾きたい

2020-01-13 | ヴァイオリン
新年の初レッスンは、昨年末に引き続き、バッハのガヴォットニ長調。
かなり練習をしたので、重音が弾けるようになりましたが、レッスン前に練習をやりすぎて、きれいに弾けていたトリルが段々下手になっていく現象が起きてしまいました。どうしようかと思いましたが、レッスンへ行くまでの間に気分がリセットされ、回復していました。
レッスンでは、トリルやビブラートもきれいに弾け、重音もしっかり弾けて、練習した甲斐がありました。
いつも最初は無伴奏、上手にできたらピアノ伴奏で完成させるのですが、この曲はピアノ伴奏なくても良い曲だから、と無伴奏1回だけで、すんなり〇を頂きました。
無伴奏の方が、緊張しないで弾けるのでホッとします。
伴奏付きですと、それに合わせようとする焦りでスピードが上がり、途中で音がズレて行くのですよね。

いよいよ鈴木ヴァイオリン第3巻の最終曲、バッハのブーレに到達しましたが、もう譜読みはしていたので、弾いて見せました。 自分では、譜読みはちゃんとやっていたつもりなのですが、弓のアップダウンの方向が逆だったり、音の読み間違い、スラーの範囲の間違いなど、細かい指摘をたくさん頂き、次回への宿題となりました。  結構、弓の動きを気を付けなければならない曲です。 
これは、前半の楽譜。赤い枠の箇所は、左小指を伸ばしてドを押さえ、同じ指をずらしてシを押さえ、次にソ、と行くのですが、なかなかスムースに弾けていません。



この曲は、元々、バッハがチェロのために作曲した無伴奏チェロ組曲の第3番ですが、ヴァイオリン学習用にト長調に移調されているので、チェロの曲よりキーが高めになっています。 
速度表示はアレグロなのですが、私は、速すぎない方が情緒があって良いなあと思っています。 先のガヴォット・ニ長調を猛スピードで弾いている方の動画を見ましたが、きれいなメロディーや音の余韻が、スピードでかき消されて台無しになっている気がします。感じ方は人それぞれですが、ガヴォットは、踊りの曲なので、ゆっくり演奏していたと思うのですが。。

あと少しで第3巻も終了し、第4巻に移って中級に上がりそうなので、うれしくもあり、一方、まだまだ第2ポジションや第4ポジション、重音などの新しい難所が待っているので、苦しくもあり、というところです。😓 

(1/14)この投稿、画像を入れて少し変更しました。変更前のものを読んでいただいた方、ごめんなさい。機会があれば、もう一度訪ねて頂けると嬉しいです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1/9 読響名曲シリーズ・ニューイヤーコンサート

2020-01-12 | クラシック音楽
1月9日 読売交響楽団の名曲シリーズのニューイヤーコンサートで、サントリーホールへ行ってきました。


毎回、ニューイヤーは、新春らしい曲目が盛りだくさんで楽しみです。
ストラビンスキーの「春の祭典」を好む指揮者もいますが、今回はこのような演目でした。
● J.シュトラウス2世 喜歌劇「こうもり」序曲
● サン=サーンス 序奏とロンド・カプリチオーソ
● マスネ タイスの瞑想曲
● サラサーテ ツィゴイネルワイゼン
● モーツァルト 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」
● ラヴェル ボレロ

指揮者は、ドイツの新鋭、エリアス・グランディ(Elias Grandy)氏。 ステージに登場した時のその容貌を見て、若い、と思いました。
グランディ氏は、2015年のショルティ国際指揮者コンクールで第2位(第1位該当者なし)を獲得しており、その当時35歳だったそうなので、若いと言っても現在39歳ですが、身のこなしは軽く、最初のシュトラウスの曲で言えば、タクトに勢いがあり、切れが良く、オケとの一体感を感じさせる指揮でした。 その指揮ぶりを見る限り、これから楽しみな指揮者です。

今回のソリストは、日本のヴァイオリニストの草分け、
前橋汀子さんです。
久しぶりに読響のプログラムに登場し、前からこの日を楽しみにしていました。
背中が開いた鮮やかな赤いフワフワのドレスで、大事なヴァイオリンをぶつけないように高く持ちながら、ゆっくりゆっくり歩いて登場しました。
サンサーンスのお馴染みの序奏とロンド・カプリチオーソ。グァルネリウスの美しい音色で始まります。
指揮者の若いスピード感のあるタクトを先に見た後なので、76歳の前橋さんはこの指揮者に合わせられるのだろうか、と心配してしまいましたが、余計なことでした。
指揮者がほんの数秒オケのテンポを遅くしている感がありましたが、前橋さんの演奏は、運指も弓の動きも正確、楽器を歌わせているような美しい演奏で、新春にふさわしい演奏者だと感じました。 パガニーニ等の速いテンポの曲のテクニックを前面に出すタイプのヴァイオリニストではないので、人によっては、好き嫌いはあるかもしれません。

ツィゴイネルワイゼンの第3部では、音を柔らかくするためにミュート(弱音器)をつけて演奏する、と今回、前橋さんが演奏途中でミュートを取り付けるのを見て初めて知ったのですが、今までツィゴイネルワイゼンの生演奏で、この動作を見たのは初めてです。 ミュートには、ヴァイオリンの駒の手前の弦に予め付けておいて、演奏する時に、それをずらして駒に取り付けるものがあり、それを使う演奏者が多いので、気が付かなかっただけだとわかりました。
前橋さんの使用していたものは、それではなかったようで、譜面台がないので、指揮者の台の上に置いておいて、3部の直前に、屈んでそこから拾って取り付けて3部を演奏し、テンポが速くなる4部が始まる前に、また台の上に戻していました。ちょっとアナログ的ですが、昔はそのようにしていたのでしょうかね。

客席は満席。ツィゴイネルワイゼン演奏後の観客の拍手が鳴りやみません。
最後に、無伴奏のバッハ・ソナタ第3番より「ラルゴ」 をアンコールに弾いてくれました。
年齢を感じさせない演奏でしたが、何よりも、背中の筋肉がたくましい。
きっと、体力維持に筋トレをやっているのでしょうね。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先週のレッスン:バッハのガヴォット ニ長調

2020-01-05 | ヴァイオリン
明けましておめでとうございます。
昨年の暮れにレッスンがあったのですが、お正月の準備で忙しくて投稿が遅れました。

バッハのガヴォット ニ長調でしたが、難しいところや、間違って弾いていた箇所があるため、要練習で、昨年中にクリアしたいと思っていましたが、新年へ持ち越しとなりました。
何度も出てくるトリルが、レッスンで弾いた時は8連符のスピードで弾けていたのですが、練習すればするほど指が硬くなって、今では6連符になってしまいます。
私の場合、肩こりがひどいと指の動きが悪くなるのですが、それ以外に、暮れの大掃除で手を使いすぎたのが影響しているのかもしれません。

レッスン中に指摘されて初めて気がついたのが、添付の楽譜ですが、上の赤い枠の旋律の、レの#、ソの#の指の位置を間違えて弾いていました。
私の場合、ピアノの譜読みでは、譜面上で#や♭を見て、黒鍵を叩けばその音が出るので(白鍵の時もあります)、音の確認はそれで済んでしまうのですが、ヴァイオリンの譜読みでは、音源を聴かないで譜面だけ読んで弾いていくと、音と指の位置を勘違いしてそのままにしていることがあります。
音の確認は必要ですね。



2つ目の赤い枠にある重音は二重音ですが、なかなか手ごわいです。
2つの弦に弓を同時に充てて弾く、その同時ということがなかなか難しい。 下手するとギーギーという音がして、とてもじゃないけど、弾いている本人も聞いていられません。ここは現在、猛練習中ですが、消音器を使っても大きな音が出てしまうので、今朝も貸しスタジオへ行って思い切り練習してきました。
ビブラートが、自分なりにやってみたらできたので、特に場所の指示はないのですが、音源を聴きながら、できるところだけトライしています。
でも、できる時とできない時がありますね。
そんなに簡単なものではないとわかっていますが。。

更に1週間、この曲を練習し続けます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする