ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

クライスラーを弾きたい

2024-06-30 | ヴァイオリン
3月頃からずっと下書き状態になっていた投稿を今頃アップしています。

昨年末でヴァイオリン学習歴は丸5年となりました。
今までレッスンに使っていたバイオリン名曲集33選、曲集の全部をレッスンしたわけではありませんが、弾けると思っていたハンガリー舞曲(重音満載)に手擦り、次のレッスンは何の曲にしよう、となった時に、残りの曲はチャルダッシュやツィゴイネルワイゼン…、など上級クラスの曲。弾いてみたいけど、まだ早いんじゃないか?と自問自答。
ハンガリー舞曲は、小学生でも弾けそうな重音なしの楽譜もあると思うのです。でも、この曲集はほとんどが原曲に近いのか難易度が高い。レッスンでは楽譜通りに弾くのが基本。
考えた末、以前に興味本位で買っておいたクライスラーのヴァイオリン名曲集を先生に提案しました。

ヴァイオリン史上の名手で作曲家といえば、パガニーニやサラサーテに並び、フリッツ・クライスラーでしょう。
よく演奏されて有名な曲はこの3曲で、クライスラーのウイーン古典舞曲集の代表作です。
・愛の喜び
・愛の悲しみ
・美しきロスマリン
どれか1つでも弾けるようになりたいと思っています。

まずは、「美しきロスマリン」。
アップボウ・スタッカートで始まります。
弓を返せずに、弓を上向きに、タッタッタッタッと一弓で連続してスタッカートをスラーにして演奏するテクニックです。
コツを掴むとできるようになりますが、スラーが2小節に亘る青線の箇所、A線→D線→G線→D線と弓を移動させますが、GからDに戻る時に一弓では足りなくなってしまいます。弓の配分や右手首の動かし方が鍛えられる所です。

この曲の前半のメロディーは後半でも繰り返されるのですが、弓の向きが前半とは逆になっているので、引っ掛からないように譜面を注意深く読む必要があります。上の譜面(前半)の赤線と下(後半)の赤線の箇所は同じメロディーでも弓の運びが違います。上の弾き方に慣れてしまってなかなか適応できず苦戦…。
YouTube等でプロが弾いているのをよく見ると、ほとんど前半と同じに弾いています。レッスンだから楽譜通りに弾かなければならないのが辛い…です。


一見易しそうに見えた曲集ですが、楽譜の細かいところに難しさを感じます。どの曲も運指や重音等のテクニックの練習になりそうなものばかり。


この曲集の中に、発表会で弾きたいと思える曲がいくつかありました。
コメント (2)
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