ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン: カントリーダンスで息切れ

2021-07-15 | ヴァイオリン
先週はウェーバーの「カントリーダンス」のレッスンでしたが、アップスタッカートで弓をガッガッガッガッと弾ませながら、強弱を付けたり速さを一定にしたり変化させたりと、やや難しかったのですが、1回目ソロ、2回目ピアノ伴奏付きで合格しました。
1ページしかない短い曲なのに、弾き終わった途端、息が切れてしまいました。踊りながら弾いていたわけでもないのに…? どうやら、アップスタッカートに集中するあまり、無意識に息を止めていたようです。曲が2ページも続いていたら、窒息してひっくり返っていたでしょうね。
演奏中の息継ぎの仕方を覚えるのがこれからの課題です。

ということで、カントリーダンスは10分位で終わってしまったので、次の曲へ移りました…
通常、レッスン曲に取り掛かっている間に次の曲を譜読みして予習しておくのですが、ただ、この次の曲というのが、譜読みの段階ですんなり弾けてしまったので、2回ほど通しで弾いただけで、更に次の曲の方を練習していました。
ポジション移動の幅が大きい程度で、ゆったりしてあまり難しい曲ではないため、1週間前に弾いたきり全く練習していませんでした。
ところが、レッスン中に2回弾いてすんなり〇を頂けてしまったのです。
思いがけず早く進んでしまったので、帰宅してしばらくして、あの曲のタイトルと作曲家は何だったっけ?、と考えても全く思い出せません。もしかして、タイトルも見ずに弾いていた…?
この印象の薄い可哀想な曲は、ディッタースドルフという方の「ドイツ舞曲」という曲です。と楽譜を開いて初めて認識しました。
曲について調べてみましたが情報が出てこないので、せめて作曲家の方の説明だけでも… お名前はカール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ男爵、1739-1799、ハイドンやモーツァルトと同時代にウィーン(神聖ローマ帝国の時代)に生まれたヴァイオリニスト&作曲家。
元はアウグスト・カール・ディッタ―という名で、チェコでの宮廷作曲家としての功績が認められ男爵の爵位を受け改名。47歳の時に発表したオペラ曲で大成功を収め、一時はモーツァルトの名声を超えるほどの大作曲家と謳われるようになりました。一方、10年後、金銭面で支援してくれていたシャコブチという伯爵が亡くなったことで生活に困窮し、晩年は暗い人生を送ったようです。

当時のドイツの舞踊曲の特徴がどういうものかわからないままですが、折角なのでこの曲のYouTubeサイトを添付します。


次回のレッスンのために、ヴェラチーニという作曲家のヴァイオリンソナタの「ジーグ」という舞踊曲を練習中です。
第5巻終了まであと2曲+α。がんばります。

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ウェーバーのカントリーダンスは、宮廷舞踊のイメージで…

2021-07-03 | ヴァイオリン
雨続きで鬱陶しい日が続いています。
スズキの第5巻、ウェーバー作曲のカントリーダンスのレッスンに入りました。軽快な曲なので、上手に弾ければ、明るい気分になれるかもしれません。

ニ長調で、前回投稿で触れたアップスタッカートの学習曲です。
アップスタッカートの奏法を自分でYouTubeで研究して、レッスンで弾いてみましたが、もっと弾みをつけるように言われただけで、弓の運び方については特に何も言われませんでしたので、間違っていなかったようです。
6/8拍子でワルツのような曲で、所々で強弱やアクセント、速さの切替えなどの表現をオーバーにするとこの曲らしくなると言われました。

カントリーダンスというタイトルから、初めは田舎のフォークダンスのようなイメージを持っていたのですが、曲調が何か違う気がして、ちょっと調べてみたところ、どうやらもっと高級な曲のようです。(然も、ウェーバーを米国人と思っていた…)
先ず、作曲家のウェーバー氏。1786~1826(享年39歳)を生きたドイツのピアニスト・作曲家。正式名は、カール・マリア・フリードリッヒ・フォン・ウェーバー(フルネームを始めて知りました。)。主に有名な曲は、歌劇「魔弾の射手」や「オベロン」ですが、元々ピアニストなので、ピアノ曲の作品も多いようです。
カントリーダンスというのは、そもそも英国のカントリーハウスで催されていた舞踏会の踊りのことを言い、カントリーハウスとは、英国の貴族や上流階級の、田舎にある領地にある本邸のことを云います。16世紀英国チューダー朝期に富を築いた貴族たちが、同時期に始まった、宮殿に匹敵する広壮なカントリーハウスの建築様式のブームに乗って建てたもので、このブームは18世紀まで続いたようです。(出所:Britanica百科事典)
ダンスのテンポは2/4または6/8拍子が主で、2人から6名ごとに輪になったり、ラインになって踊るもので、英国では16世紀~19世紀まで舞踏会で踊られ、18世紀にはフランスにも伝わり流行したそうです。ちょうどルイ16世、マリー・アントワネットの時代に重なります。
こんな感じで踊っていたのでしょう。



(写真:上下2枚ともWikipedia)

ということで、この曲を宮廷舞踊のイメージで練習しようと思います。

カントリーダンスの曲はこんな曲です。

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