ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

9/27 プラド美術館でのフラメンコ特別公演 (マドリード)

2020-09-28 | フラメンコ
9月27日、スペイン・マドリードでは、世界観光デーのイベントとして、プラド美術館とマドリード・フラメンコタブラオ協会のコラボにより、美術館でのフラメンコ特別公演が行われました。数分ですが、当日撮影された動画が発信されています。

フラメンコは2010年に世界文化遺産に登録され、また、スペイン独自のものでありながら、このコロナ禍で公演は全て中止、マドリードのタブラオも相次いで閉店を余儀なくされ、フラメンコアーティスト達は踊る場所や収入を失っています。このような状況下でもフラメンコ文化が廃れてしまうことがないように企画されたものです。
プラド美術館の広い空間の中で、美しい絵画を前にして踊る姿はまるで絵から飛び出してきたようです。後半は、ベラスケスが描いたマルガリータ王女の一族の有名な作品「ラス・メニーナス」の前で全員が踊ります。
美術館とフラメンコ界のの新しい試みのようですが、コロナ禍だから実現した企画ではないでしょうか。

出演は、Antonio Najarro(演出・ディレクター)、Manuel Liñán、Olga Pericet、Eduardo Guerrero、 Jesús Carmona、Cristina Cazorla、 María Mezcle (カンテ)  

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レッスン: ヴィヴァルディ・練習過程で気づいたこと

2020-09-11 | ヴァイオリン
前回のレッスンの話 (7月中旬)では、ヴィヴァルディの協奏曲イ短調(第1楽章)に進んだところだったのですが、その後某試験があったため3週間ほどお休みしてほとんどヴァイオリンに触っていなかったため、8月下旬、久しぶりのレッスンでは練習不足でひどい出来でした。
それからは、ほぼ毎日練習をした結果、先週のレッスンで、ピアノ伴奏と合わせても躓くこともなく、クリアすることができました。
前回のザイツの協奏曲の重音ほどではありませんが、練習はやはり大変だったのと、好きな曲ということもあり、上手く弾き終えたことに感激してしまいました。
その練習の過程で大変だったこと、気づいたことを書いていきますが、曲が少し長いので1回では書き終えられないため、続きは次回に持ち越します。

イ短調の第1楽章は、ヴィヴァルディの有名な曲の一つですが、練習をするうちに、譜読みは入念に、練習は繰り返し行う必要があると実感しました。
練習すべきところは、ポジション移動(第1~第3)、ヴィヴラート、音階練習、単音(音を外さない練習)、2音スラー、スピード調整、そして弓との呼吸合わせ、でしょうか。
他に、動画等で演奏を何度も聴いて、曲のイメージトレーニングもしています。

この曲は、第3ポジションから始まります。初っ端で少しでもキーがズレると曲が台無しです。指の形を作って、正しい位置に置けるように何度も繰り返しました。ここまでのレベルに来ると、冒頭はとても弾きやすいし、ヴィヴラートを効かせるととてもきれいに響くので、調子に乗ってアレグロかアレグレットで弾き始めると、後から3回出てくる16分音符+2音スラーの連続技の山場で指が追い付かなくなります。

16分音符等の連続技がある時は、アレグロと書かれてあっても、自分はまだその速さで弾ける力量がないのと、練習量も足りていないので、多少スローでも均一の速さで正確に弾けることが重要だということを自覚させられました。

短調なので半音が多く、また音階の動きが激しい曲なので、指の位置が安定せず微妙に外れるのですが、1~2年程度のレベルでは仕方なく、日々の練習で鍛えることが重要なのだそうです。

全てではありませんが、ヴァイオリンを始めて1~2年位で子供が音程も正しく取れ、中級レベルの曲を上手に弾いている動画等を目にしますが、一方同じ年数習っている大人がなかなか音程が取れず苦労する原因は年齢ではなく、練習時間の違いらしいです。大人はいろいろと忙しいですからね。

続きはまた次回へ。

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