ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

読響 今年の公演は絶望的か

2020-05-31 | クラシック音楽
読響の6月の東京でのコンサートがまた中止となりました。

私のお気に入りの指揮者シルヴァン・カンブルランさんと、ヴァイオリニスト三浦文彰くんの演奏を前から楽しみにしていたのに、とても残念です。😭 
サントリーホールのように、ステージが客席で囲まれているようなホールは、感染リスクが高いと思うので、観客だけでなく楽団員も不安になりますよね。
音楽を黙って聴いている分にはリスクは少ないと考える人もいるのですが、ホールへの入出時やトイレへ行く人の密集度を考えると、感染者が出ている間はコンサートを開催するのは難しいでしょうね。
コンサートはいつ再開されるのか、という期待は段々薄れてきて、諦めモードです。
秋から感染の第2波か第3波が来るのではないかと危惧されているので、そうなると秋冬のコンサートもきっと中止になるかもしれません。

ところで、音楽関係者によると、合唱は感染拡大のリスクが大きいので、行わないよう警告しています。
オランダで、3/8にバッハのマタイ受難曲の公演を行ったアムステルダムの合唱団が、指揮者・ソリストを含め、130人中約100人がコロナに感染し、本当の「受難」となってしまったそうです。
日本は、毎年暮れに各地で開催しているベートーヴェンの「交響曲第9番」も、中止勧告が出るかもしれませんね。

今年度のサントリーホールでの読響の定期演奏会と名曲コンサートのプログラム。
全部中止になったら、悲しい....




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ウィーンフィルメンバーからのメッセージ演奏

2020-05-22 | クラシック音楽
サントリーホールのHP上に、コロナで演奏活動が停止となっているウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーから届いたメッセージと演奏動画がアップされました。
メッセージを届けたのは、
ダニエル・フロシャウワー楽団長(第1ヴァイオリン)
ミヒャエル・ブラーデラー事務局長(コントラバス)の二人です。 

誰もいない会場をバックに、その会場の雰囲気と演奏の豊かな響きが何とも言えず、ウィーンフィルの伝統の重みを感じさせるとても贅沢な演奏動画です。

場所は、ウィーン・ムジークフェライン(楽友協会)のブラームスホールの室内楽会場。

以下は演奏曲名と演奏者のコメントです。
*グリエール:ヴァイオリンとコントラバスのための組曲 
(ブラーデラー氏)原曲はヴァイオリンとチェロのため楽曲で、コントラバスには少し難しいのですが、3つの曲を演奏します。
*J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV 1001 
(フロシャウワー氏)このヴァイオリンはストラディヴァリウスの1727年製で、バッハがこの楽曲を作ったのが1717年です。この楽器が重ねた年月が、どのようにバッハの音楽を響かせるかをご覧いただけます。 
*ボッテジーニ:メロディ 
(ブラーデラー氏)偉大なる師であるルートヴィヒ・シュトライヒャーを偲んで演奏します。2020年6月が彼の生誕100周年となりますが、彼は70歳の誕生日にこの曲をここ楽友協会のブラームスホールで演奏し、私に大きな影響を与えてくれました。 


最後のコントラバスの演奏が心に響きます。
早く世界の人々が元の生活に戻れますように...
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幻のバルセロナ展(東京ステーションギャラリー)

2020-05-20 | その他
2月8日~4月4日まで開催が予定されていた東京ステーションギャラリーでのバルセロナ芸術展、コロナの影響で2月29日よりギャラリーは休館となり、それ以降関係者以外に見てもらえることもなく会期は終了してしまいました。
昨年の4月から、長崎、姫路、札幌、静岡と巡回し、ようやく東京にやってきて3月に行く予定にしていたのですが、今でもとても残念に思っています。😭 

最近、主催者が閉館になる前に撮影したという展覧会の内部映像がアップされました。
スペイン音楽の効果と展示品の時代背景の字幕説明が入り、ギャラリーの雰囲気も良いので、ますます興味を惹かれます。



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一人で全部やるヴァイオリニスト

2020-05-09 | ヴァイオリン
SNSを見ていると、外出自粛でコンサート活動ができなくなった内外のアーティストが、複数の演奏家とビデオ演奏をやったり、一人で自分の演奏と伴奏映像を組み合わせて投稿している方々がいます。
先日Facebookに、日本人ヴァイオリニストが一人3役で演奏する動画が上がってきたのですが、美しいメロディーに聴き惚れてしまいました。
ピアノ伴奏とヴァイオリンの2パートを、一人で演奏して編集したものです。
編集中に音が合わなかったりして相当苦労したようですが、とても美しい演奏です。
曲はショスタコーヴィッチのヴァイオリン2本とピアノのための「5つの小品」№1。
演奏するヴァイオリニストは、服部百音(はっとり もね)さん、一人3役です。

この方、まだ20歳(今年21歳になる)なのですが、驚いたことに、作曲家の故服部良一氏の曾孫さんです。
彼女の他の演奏も聴いてみましたが、これから楽しみなヴァイオリニストとして注目したいと思っています。
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読響 今月も公演中止に(5月)

2020-05-05 | クラシック音楽
予測していた通りですが、昨日緊急事態宣言の延長発表を受けて、読響は早くも5月の公演中止を発表しました。
今月のプログラムは、巨匠ピアニスト、ペーター・レーゼルの演奏の予定だったのですが、とても残念です。😭 

今日たまたまNHK BS1を付けたら、
「外出自粛の夜に オーケストラ・孤独のアンサンブル」という番組を放送していました。
異なるオケの各首席プレイヤー7名が、其々一人自宅で孤独に演奏する姿を映しましたが、アンサンブル演奏ができない悲しさが伝わってきます。
この番組の再放送があるようです。
明日、5月6日(水) 23:00~23:50 NHK BS1 プレミアム です。

これは、行くはずだった名曲コンサートのチラシ。幻と化しました。

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