ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

11/27 ヴェンツァーゴ 読響と初共演のブルックナー / オピッツ モーツァルト(ピアノ)

2021-11-27 | クラシック音楽
昨夜は読響コンサートでサントリーホールへ。
2夜連続のコンサートです。
今年に入ってからは、前半だけ聴いて退出していたのですが、感染者数も減ってきたこともあり、それに伴って、早く出ても遅く出ても電車は普通に混んでいるので、今回は後半も残って聴くことにしました。

当初の予定では、この日は、フルート奏者 エマニュエル・パユを迎えてのフルート協奏曲等がプログラムされていたのですが、日本への入国制限や待期日数の問題があり、また、代わりになるフルート奏者が手配できなかったのでしょう、ひと月前にコンチェルトのプログラムがフルートからピアノに変更されました。(後日談で、パユさんは入国待機期間が11/25頃に終わり、明日からの公演は可能になったようです。)

2021/11/27
指揮:   マリオ・ヴェンツァーゴ
ピアノ:  ゲルハルト・オピッツ
曲目:
・モーツァルト ピアノ協奏曲第20番
・ブルックナー 交響曲第3番「ワーグナー」



マリオ・ヴェンツァーゴさん、スイス生まれ、73歳。
ゲルハルト・オピッツさん、ドイツ生まれ、68歳。

二人ともマスクをして登場。演奏を始める際に外しましたが、指揮者のヴェンツァーゴさんは、外したマスクをどこに置こうか、一寸迷い、譜面台の楽譜の下にはさみます。

オピッツさんのピアノ演奏は、あまり飾り気のない品のよいモーツァルトで、円熟した、とても安心感のある演奏でした。以前オピッツさんの演奏を聴いたことがある気がするのですが、容貌以外は全く覚えていません。

ブルックナーといえば、故朝比奈隆さん指揮の「ロマンティック」を例に挙げると、全体的に重厚で演奏時間が長いイメージが強く、ブルックナーを敬遠する人は多いのではないかと思います。
でも、解説を読んで、ヴェンツァーゴ指揮のブルックナーを聴く気になりました。ヴェンツァーゴさんは、今回、33年前にN響を指揮して以来の来日で、昨年4月に読響と演奏をするはずが、コロナ感染拡大で公演中止となり、ようやく来日が叶い、読響と初共演でブルックナーを指揮することが実現したわけです。
そのヴェンツァーゴさんの指揮ですが、これがブルックナー?と思えるような、音の流れが明快で軽やか、金管の音も重たくなく、余計なボリュームをそぎ落とした感じの爽やかさが感じられました。3楽章のスケルツォは、3/4拍子で特に軽快で、指揮者の足が踊っていました。
最終楽章、どんどん盛り上がっていく最後、余韻を残さず、スパッとタクトを振り下ろし終わらせる潔さが新鮮でした。
ブルックナーに対するイメージが変わりましたね。

演奏後、カーテンコールに何度も応じるヴェンツァーゴさん。
足取りも軽快で、公演が成功してとてもご機嫌な様子でした。

コンサートマスターが楽団員に終了の合図をして、全員ステージから立ち去り、ブロック順の退場で観客も一部出てしまっていたのに、突然ヴェンツァーゴさんがステージに戻ってきたのです。お茶目な方です。
残っていた人たちで感謝の拍手を贈りました!😊 








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音楽は生演奏が一番

2021-11-26 | ピアノ
昨夜、知人ピアニストのリサイタルがあり、河合楽器のホールへ。
会場は、緊急事態宣言解除後でも、観客数を半分に制限し、終了後も席ごとに順に退出させるなど、感染防止対策を万全にしていました。

先月はショパン国際ピアノコンクールをオンラインで夢中になって聴いていたわけですが、昨夜の生のピアノ演奏を聴いて、オンラインや動画で伝えられる演奏は、ありのままではないと痛感しました。
オンラインでも素晴らしいと感じていた、コンクールに勝ち残ってきたピアニスト達の演奏は、実際は更に凄いもので、観客へのメッセージ性はもっと強く出ていたのではなかったかと想像します。

オンラインで聴こえてくる音は、言わば直線的。
楽器から発される音の拡がりや残響を体感することは難しいです。

ショパンとスペイン音楽に精通する知人が弾いた曲は、ショパン、グラナドス、アルベニスから数曲ずつ。
コロナ禍で演奏活動もままならずようやく実現できたリサイタルは素晴らしく、生演奏に勝るものはないと感じたひと時でした。

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【更新】 反田恭平さんのガラコンサートツアー企画

2021-11-23 | ピアノ

反田恭平さんが、ガラコンサートツアーを企画しているそうです。場所と日付です。
【沖縄】2021年12月22日(水)
【熊本】2021年12月26日(日)
【奈良】2021年12月27日(月)
【札幌】2022年1月4日(火)
【東京】2022年1月6日 (木)

詳細が決まったようです。

これ以外に詳細はまだ発表されていませんが
反田恭平さんが主宰しているオンライン音楽サロン ”Solistiade” の会員になると、詳細情報入手やチケットの優先予約が出来るようです。
会員は11/26〜11/30予約受付、一般は12/04予約開始です。
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12月 古海行子さんのピアノリサイタル

2021-11-18 | ピアノ
先月のショパン国際コンクールで3次予選まで進んだ、昭和音楽大学院生の古海行子さん。
そのエレガントな演奏が印象に残り、生で聴きたいと思っていたので、古海さんのコンサート情報配信をチケットぴあに登録……していたのにー…。

全く入ってこないので、ふと昨日気になって、コンサート情報を検索したら、なんと、12/4に浜離宮朝日ホール(東京)が主催で開催するではないですか。
ぴあ情報はどうしたのぉ?と、チケット販売先を見ると、主催者及びイープラスとローソン。ぴあは扱ってない!
しかも、予約開始はすでに10月末! 
完全に出遅れてしまいました。
昨日主催者webで見た時点では、残席は確か7〜8席ほど。
あまり好きな場所ではありませんが、席は取れました。
イープラスのサイトでは、現時点、売り切れ表示は出ていないようです。
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反田恭平さんのTV出演予定 (11/17と11/18)

2021-11-17 | ピアノ
反田恭平さんが、自身のSNSでTV出演予定を告知していました。

〜11月17日〜
・21:00-21:45 NHK-BSプレミアム
「反田恭平 ショパンコンクールを語る」

・21:45-22:45 NHK-BSプレミアム
「第18回ショパン国際ピアノコンクール 反田恭平 演奏の軌跡」

〜11月18日〜
22:00- NHK総合
・「クローズアップ現代+」

https://www.kyoheisorita.com

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