on the rise

日本初のプロバスケリーグ
「bjリーグ」と日本のバスケを
それとなく応援するブログ。

馬鹿につける薬はない。

2005-11-28 22:48:56 | Weblog
ニッカンスポーツで連載中のチュー中原氏のコラムに
気になる内容が。
対談の相手は、
小田島誠(おだじま・まこと)
1957年(昭和32)12月13日、神奈川県鎌倉市出身。
茅ヶ崎高-日体大を経て高校体育教諭に。
県立都岡高に17年間在籍し、高校総体に2度出場。
98年神奈川国体などで少年男子のヘッドコーチを務めた。
99年から逗葉高に在籍。
元関東高体連バスケットボール専門部強化委員長、元全日本U-18委員。

ばりばりの体育教師ですね。

一回目(このコラムは前編後編みたいに毎回二話完結になってます)は、
このブログでも書いたみたいに、
学校にばかり任されてきた日本のバスケ教育(特に小学生~高校生)に関し、
熱く語っておられます。
けっこうな論客の中原氏も押され気味な感じ?
特にセネガル旋風吹き荒れる高校バスケ界を憂れいています。
この辺は確かに同意。
国内でいい選手を育てるよりも「輸入」すればいいじゃん!みたいな
学校が多い気がする。
しかも、「留学生」、つまり勉強がメインなのに、授業出ねーわ日本語しゃべれねーわで
どーすんだ一体?
まあ、みんなじゃないんだろうけどね。
大東大ラグビーの黄金期を支えたラトゥ選手は、ものすごくまじめに
授業を受けてたらしいっすよ。
どんなに広い教室でも一番前で受けてたらしい。
大学の運動部で授業にまじめに出るやつなんかほとんどいませんから。
(ここがアメリカの大学との違いかも)
・・・ただ、最後に、これらはすべてスポーツが文化として根付いてないからだ!
と断言しています。あれ?そんな流れだったか?

で、後編。
話題は「プロ化の波」。
プロとは「その道でお金をもらう人」ではなく、
「その道に命を捧げる」という意味なんだ!と。
お!いいこと言うじゃねえか!
初期に苦労を知った先達があるからこそ、NBAだって意味がある!
と。
チュウー中原氏も「地べたをなめた時代を乗り越えた者は強いですよ。」
名言だ!

しかし・・・次の行から面白トークが。()内はおれのつっこみ。

以下抜粋。
小田島 bjリーグだけど、正直な話、僕は2年持つかどうかだと思ってるんだよね。
熱しやすく冷めやすい日本人の気質を利用して、まあ、3年は持たせるかな。
(どういう流れだ!?魔法か?こんな所にも2年で解散厨が!しかも特に理由は述べておられません・・・。脳内ソースですか?)

中原 まあ、いろいろ厳しい見方も出てることは確かですよね。
(ものすごく困ってる絵が浮かんだ。)

小田島 bjリーグの理念には決して反対じゃない。
例えば、エンターテインメントを導入するとか、地元密着を目指すなんてことは、
当然必要なことだよ。
(ここ、エンターテインメント性を小馬鹿にしてる臭いがするのはおれだけか?)
でも、お客さんに来てもらって、入場料を支払ってもらって、
ショーを打つんだという考え方はやめようよ。
(お客さんが来なければ何も始まらないだろ!)
客が来なくなったから、どっかから話題性のある選手を集め、
興行を打ってみようというのも、人口の少ない日本ではそれほど続かない。
そもそもこんな発想が、日本のスポーツをダメにしている。
(それすらしないJBLには、そして自らが所属する協会には、真っ先に言ってあるんだよね?)

中原 本当の意味での競技力を高めないと、いずれ飽きられるということですね。
(うまく受け流した感あり)

小田島 そう、客を集める方法は違うところにあるんだよ。
(まず客を集める気がない協会に対しての意見をうかがいたい・・・)
bjリーグには、各球団1人ずつ「世界のトップリーグでプレーできる選手をつくる」
ことを考えて欲しい。
NBAやユーロリーグで活躍できる選手をつくって、
1人2億円で売りましょうよ。
6000万円のサラリーキャップで12人の運営をするんでしょ。
1人2億円で売ったら、どれくらい強化費用が出せるか。
(机上の空論キターーーー! あくまで理想としてはいいけど、話の本筋狂ってますよ!
地に足がついてない人の理想論は価値なし!)

中原 球団の経営ができちゃいますからね。
(苦笑いが見えるのは俺だけか?)

小田島 「地元密着」はいいけれど、地域のおばちゃんや、
おじちゃんのアイドル選手を育てるという発想はやめよう。
(あ、これが協会クオリティか。そのおじちゃんおばちゃんに見に来てもらうために、
bjがどれだけがんばっているか、きっと理解できないんだろうな・・・
そして、NBAのチームを根っこで支えてるのは、結局熱心な地元ファンなんだと思うんだが・・・)
僕の中のフィランチャイズ構想は、そこで世界に通用する選手を育てるということなんだ。
(誰だってそうだろ!)

・・・疲れた・・・
この後も結果にばかり重きを置くメディアが悪いとか、
チームやリーグに理念があれば子供たちに夢を与えられるプレイヤーが生まれるとか、
プロリーグに必要不可欠なのは引退後の選手の生活保証だとか・・・

きっとみんなも思ってるはずだ。さあ叫ぼう!
「まず協会に言えよ!」

トップのほうでこのていたらくか。
筋道立てて物事を考えられないなら、しゃべらないほうがいいな。
恥じかくぞおっさん。
言ってることがすべて間違っているわけではないから余計にイタい。
どの学校にも一人はいるな。この手の体育教師。

ちなみに、チュー中原氏のこのコラム(ブックマークあります)は
毎回毎回けっこう面白いです。内容も興味深いことが多いです。
いつもこんなんではありません。