on the rise

日本初のプロバスケリーグ
「bjリーグ」と日本のバスケを
それとなく応援するブログ。

2006-06-20 12:15:59 | Weblog
東京の仲西淳・牧ダレン聡・青木康平の3選手が、
ストリートボールリーグ・LEGENDに出場した。

bjとは友好的な関係を結んでいるようだが、
それでもこれは異例ではないだろうか?

結果は惜しくも敗れたものの、互いに全力を尽くし、
いい刺激になったようである。

そして、何がすごいといいますと、
その試合の動画を、bjが公式サイトで紹介したのだ!
3選手の出場を許可するだけでもすごいのに・・・

非常に見ごたえのある内容でした。
コートサイドギリギリまで詰めた観客。
まるでランバージャックマッチ。
この雰囲気は非常にテンション上がりますよ。
正直演出面では勉強になりそうです。

最後に青木選手がマイクを取った。

その思いは、FEBブログから転載させていただく。

俺は今はプロ選手としてプレイしてるけど、
1シーズンを終えてみて、また新たな経験ができたと思う。
半年で40試合をこなす日程や、それに合わせていくコンデイション作りや、
チームスポーツの難しさなど、プロじゃないと経験できないことをさせてもらった。
自分のバスケ人生で一番の衝撃だった、FEBで行ったアメリカなど、
今まで培ってきた経験も役に立ったし、もっともっとやれると思ったし、
これからまだコート内で俺ができること、俺しかできないこと、
または、コート外で俺ができること、俺にしかできないこと、をやって行きたい。

そのひとつに挙げられるのが、プロ選手になった俺が、ストリートに戻ること。
ストリートでプレイすることだと思う。

俺はプロ選手だけど、気持ちではFEBの一員でもあると思っている。
だから、FEB代表としてプロでやってるつもりだし、
俺が活躍すれば、FEBも注目されると思う。てか、そうさせる。
昔エイジが、「FEBはチームじゃない、それぞれ個人が色んな所、
リーグでバスケをしてもいい。
ただ、ストリートに帰ってきたときは、FEBの一員としてやって欲しい」
って言ってた。俺は、それを実行したい。

こういう簡単にできそうなことが、日本のバスケ界ではありえない。
これを変えたい。
だから、まずはプロ選手がストリートでプレイすることが大事だと思う。
それはなぜか?
日本のバスケ界には色んな壁がある。
その壁を壊せるのは、お客さんやファンの人じゃない、
選手にしかできないと思う。
そして、その壊れた壁を元に戻させないのは、お客やファンだと思う。
だからみんなの手でバスケを変えていこう!!

転載終了

泣きそうになりました。熱くて深くて、彼らしい言葉。
bjリーグサイドも、この熱意に賛同したのでしょう。

及ばずながら、お手伝いさせていただきたいです。

各チームのトライアウトにも、何十人もの選手が集まってきています。
その中には、仲西丈選手のように、しっかりとした意識をもった好選手も
含まれています。
じわじわと日本バスケの火が「炎」になりつつあります。
この思いが、自らの為だけに「壁」を生み出し、
私腹を肥やさんと目論む「権力」に届くことを祈ります。

6月22日追記。
アパッチ公式に三選手のメッセージが。
「#01 仲西淳」のコメント
Q: 試合をやった感想をお願いします。
A: 楽しかった!! なんか、本番までコートを見ていなかったので、
選手紹介でコートに行った時に観客席が近すぎてビックリして緊張しました。
アパッチの試合の時と雰囲気が違って、
LEGEND独特な雰囲気でとても楽しかったです。
何か魅せなきゃいけないと思いつつも楽しくできたし、
お客さんも自分のムーブに反応してくれてとても楽しかったです。

Q: bjリーグの垣根を越えたプレイだったがどうでしたか!?
A: ストリートバスケもともと好きだし、
何か久しぶりで懐かしい感じがしました。
プレイ面では、自分を出し切れなかったのもありますね。
ストリート時代のプレイを忘れている自分がいました。

Q: またチャレンジしたいですか!?
A: もちろんやりたいです。
bjリーグの選手が出演するということで、興味をもってもらえたし、
もっとお客さんが喜ぶようなプレイでアピールしたい。
もっと暴れたいなーと思いました。


「#10 牧ダレン聡」のコメント
Q: 試合をやった感想をお願いします。
A: LEGENDのコートはbjリーグと同じコートを使っていたんだけど、
コート自体がとても小さかった。
お客さんが近くで見ているところでプレイするのは、なかなかいい体験でしたね。
リングが少しやわらかいなぁ、という感じがありましたね。
シューターにはありがたいことですがね。

Q: LEGENDのコートでのプレイに緊張しましたか!?
A: 緊張はしていなかったけど、違う雰囲気で、とても楽しむことができました。
アパッチに入る前によくプレイしていたメンバーとのゲームだったので、
初めてLEGENDでプレイしている感じはしなかったです。

Q: またLEGENDでプレイしたいですか!?
A: bjリーグのスケジュールによってだけど、
今度はちゃんと準備をしてプレイしたいですね。
ストリートバスケはプロの選手とかが生まれる原点だし、
僕は有明コロシアムとか室内でプレイをする前は、
いつもストリートコートでプレイしていましたから、
今回は本当に試合を楽しむことができました。


「#11 青木康平」
Q: 試合をやった感想
A: 雰囲気がとてもよかったですね。お客さんも近くて迫力があったし、
自分のプレイにお客さんの反応がすぐに返ってきたので、やってて楽しかったです。

Q: 古巣FAR EAST BALLERSとの対決について、どうでしたか!?
A: 同窓会みたいな感じがしました。
試合は負けたけど、満足感で悔しさは全くないです。
みんな、僕がFAR EAST BALLERSにいたことを知っててくれて、
暖かく迎えてくれてくれました。
試合もやりやすかったですし、昔を思い出しながらプレイしてました。
試合中はKO負け(※)だけは嫌だなと思ってましたが、
得点差は特に気にしてなかったです。
ただ最後までプレイしたいなーと思っていただけで、
負けたことでの悔しさが全くなかったです。
普段は負けず嫌いなんですけど、何で悔しくないのかまだわからないんです。
その場の雰囲気を楽しんでいました。
(※12点差以上がついた時点でゲーム終了。)

Q: またLEGENDでプレイしたいですか!?
A: やりたいです。FAR EAST BALLERSメンバーがLEGENDにいるし、
今後のバスケット界に影響を与えて行きたいです。
LEGENDが盛り上がれば、bjリーグも盛り上がると思います。
僕のようにストリートバスケ出身のプレイヤーが
bjリーグに入れたことを証明できたし、
そういった選手がLEGENDに出ることで、お互いにいい影響を与えられると思います。
僕がLEGENDのコートに立つことも、
bjリーグの選手が行くということもとても大事だと思う。
バスケの知らない観客層のところに、
プロの選手が行ったりして、日本のバスケが盛り上がっていけばいいと思っています。

考えてますよね・・・
こういった交流が未来を作っていくと思います。

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
感激 (ワラ)
2006-06-21 10:56:39
うーん。非常に良いっ!!日本全国にこの熱い心が広がることを祈ってます。
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Unknown (総裁)
2006-06-21 11:31:12
>>ワラさん

東京の選手そしてその周辺は、

本当に現状を憂慮していますね。

有名高校→有名大学などのような

いわゆるエリートコースを歩んでない

選手が多いからかもしれません。



同じボールを同じゴールに撃てる日が、

きっと来ることでしょう。
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Unknown (aries)
2006-06-21 23:47:49
いいですねぇ~^^ 熱いですねぇ~^^

バスケをするのに、枠など要らないということですね。まさに「バスケがしたい」その気持ちじゃないですか。絶対に広まりますよ。この想いは!
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Unknown (総裁)
2006-06-22 13:05:34
出場3選手のコメントを追記しました。

>>ariesさん

必要な枠はコートのラインとゴールだけ!

ですね。
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あ、そういえば・・・ (kawashiman)
2006-07-16 14:53:22
Legend は、東京アパッチと併催してたんですよ。



今後も行ったり来たりは、あるでしょうね!

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Unknown (総裁)
2006-07-16 17:14:04
LEGENDのトップの方はかなり柔軟ですね。

視点も面白いし、期待しまくりです。
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柔軟すぎるところあり・・・ (kawashiman)
2006-07-16 19:52:24
詳細は控えますが、事実ですので補足します。



「プロだから」という意識過剰な部分もLegendにはあるようです。

独立リーグには違いないですが、バスケット界のなかで異端児になり掛けたこともあるので、少し距離を置いて見守りたい部分も、わたしにはあります。



選手は、とても応援しています。
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