on the rise

日本初のプロバスケリーグ
「bjリーグ」と日本のバスケを
それとなく応援するブログ。

引退のその先で

2007-04-11 18:33:32 | Weblog
プロスポーツ選手の引退後について
面白い記事を見つけました。
2004年の記事ですね。

選手寿命短いスポーツ界
まだまだ落ち着きを見せないプロ野球再編問題。
そもそものきっかけとなった近鉄・オリックス合併騒動の際に、
選手会が最大の争点とし、ストの争点にもなったのは「選手の雇用の確保」だった。
プロスポーツ選手は、一般のビジネスパーソンに比べて
その選手としての寿命は短い。
Jリーグの登録抹消選手の平均年齢は25.3歳
(2001-2003年、キャリアサポートセンター調べ)、
プロ野球の場合は公表されたデータはないが29歳代だと言われている。
一般的には、やっと仕事を覚えて、これからが働き時だというタイミングで
職を辞すことを強いられる彼らは、プロアスリートとしてよりも、
その後の人生の方がずっと長い。
プロ野球選手会が少しでも登録抹消選手を減らすべく、
雇用の確保を訴えたのも、こうした「引退後」に対する不安感が
選手間に浸透していることと無縁ではなかっただろう。

Jリーグキャリアサポートセンター
そんな選手たちのセカンドキャリアを支援するべく、
Jリーグでは2002年に「キャリアサポートセンター」を設置し、
選手の引退後の就職支援を開始した。
選手への就職支援や独立開業セミナー、英会話や専門学校への就学支援など、
その活動の幅は広い。
ともすると現役選手のパフォーマンスには関係ないものと思われがちな
キャリアサポート活動ではあるが、
引退後に対する不安が若干でも軽減されることは
プレーに専念できる環境整備につながり、現役選手への好影響も期待できる。

また同センターを通じて就職したJリーグ出身者が職場で好印象を残せば、
Jリーガー・スポーツ選手の社会的イメージ向上につながり、
スポーツそのものの存在意義がさらに高いものとして
認知される可能性もあるだろう。
現状では提携企業数の伸び悩み、競技継続希望者へのサポート体制整備など、
抱える問題もあるようだが、単なる「クビ切り」の後処理にも見える
「キャリアサポートセンター」には、
今後のJリーグを支える大きな可能性が秘められていると言えるだろう。


プロ野球マスターズリーグ
残念ながらプロ野球には同様の機能は存在しないが、
日本プロ野球OBクラブを中心として2001年12月から
引退選手による「マスターズリーグ」が運営されている。
OB選手が再びグラウンドでユニフォームに身を包み、
給与を得てプレーする姿は、新しい可能性を感じさせる試みである。
現状では興業規模は小さく、まだまだこれだけで生活できるほど
充分な対価も支払われていないし、選手の受け皿としても小さいものではあるが、
プロ野球OBのセカンドキャリアにおける一つの道として、今後も注目されるだろう。


(2004年10月26日)



安藤崇(あんどう・たかし)
紅茶にはまって大学を中退した後、編集プロダクションに勤務。
ライターとして医薬業界を主に、メディアの陽があたりづらい
市井のビジネスパーソンを数多く取材。
その後、心おきなく夜中や平日のスポーツ観戦を楽しむため、
フリーライターとして独立。
現在はドラッグストアを初めとした流通業界の取材記事などに強みを発揮する傍ら、
インターネットや雑誌媒体で、
スポーツビジネスにまつわるコンテンツを発表している。

選手だって人間です。
家族もいます。
でも、派手に見える反面、明日をも知れぬ生活であるのも事実・・・
バスケ界にもこういう取り組みがあるといいですね。
JBLは社員だから、怪我で引退したとしても、会社に残れるのでしょうか?
じゃあ、新リーグ、特にレラカムイに入団する選手はどうなるんでしょうか?