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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

印刷産業の不振、それはIT技術とのギャップ(6)

2008-03-09 21:53:47 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008/3/8
 Windows環境とMAC環境との差異が、ここまで拡大するとは驚きです。
一般産業や官公庁・大学等でのWindowsが主体のIT環境と、MACをハードとして主体にAdobeのソフトで運用される印刷製版業界とは、いくつかの局面から決定的といってよいほど大きな断崖絶壁ができてしまいました。
 いままでお互いに自分のほうがデファクトだと言いかねないところがありましたが、はっきりと決着がついてきたと考えています。
 これは、印刷産業でのビジネスモデルの全域にまたがる課題であります。

 印刷産業は、かって活版印刷(金属)でも、オフセット印刷(写真製版技術)の時代でも、主体とするメディア(媒体)や原材料制作提供者までは、すべて印刷業界及び関連業界でワンセットで囲い込みが出来ていました。

 同時に、教育も人材育成も基礎技術構築も、製造機械も、マーケッテイング対応能力も含めて一切合財も、オールインワンで固めてきています。

 今回のデジタル化でもその影が色濃く、業界あげてあらゆる面での差別化をまっしぐらに追求したきらいがあります。
 別の目でいえば米国のパソコンメーカのMAC社と、フオントメーカであったadobe社を巻き込んで、差別化戦略を行ってきたともいえます。
 それに対して一般会社や官公庁もWindowsやLinuxで対応してきており、現在それらが圧倒的なシェアを介して、パブリック(公共財)としてのパソコン環境を構築してきています。
 でも現在、ここにいたってMACの全世界的な、そして公共財としての大事な社会的なシェア確保はほとんどありません。
 しかも、MACは究極のパーソナルツールですので、今のIT時代に単独での相対だけではとても、全世界に適応できないということのは必然です。

 困ったことに印刷産業も戦後の2代目や3代目の若手が中心になって、会社全体をMACベースで組み替えた会社がとても多くことです。
 がために、いまになって、IT産業化している一般企業などとの基本的なデジタルでのコミノケーションやネットワークすら、お互いに理解でき得ない状況に。またそのような大事な相談を、理解できずに蹴っ飛ばしてしまうような社員ばかりが育ってきてしまったこととなっています。

 OA(オフィス オートメーション)とは
 WindowsのOSは、小数点2ケタでのまるめ計算 事務用
 倍精度16桁の数値計算を間違いなくできる技術データ環境をクリア
 そしてドキュメント管理の3つを同時に環境としてクレイアできています。  
 さらにらネットワーク、WEB環境が加わりました

 MACのOSは、基本的にお絵かきソフトと呼ばれるように、そのあたりのOA化のための「3種の神器的」な基本OS部分が、肝心の統合OAとしての機能が期待できません。(ようやっと最近Windows環境互換に)。結果としてMACで育った方々は、とても特殊な世界にどっぷりとはいってしまった結果となって言います

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