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この冬の渡り鳥news散見(3) 雁類に関して

2007-02-11 16:39:30 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
本年度の雁の越冬は、宮城県の蕪栗沼や伊豆沼等での越冬は
終わり、北帰が始まっています。宮城県では既にほぼゼロです

 現在は殆ど秋田県・八郎潟及びその北にある「小友沼」に蝟集して
います。これから順次北上しウトナイト湖周辺也十勝地方へと移動していきます
個体数も、マガンを中心にして、とうとう13万羽を超した模様です.

 関東地方でも、霞ヶ浦の亜種オオヒシクイは一昨年なみの56羽に戻り、印旛郡に渡来している亜種ヒシクイも少ないながら越冬してくれたとのことです
(我孫子市鳥の博物館時田氏教示)

 この冬のnewsとしては、アオハクガンの渡来
シジュウカラガン の同一個体が2年連続で渡来(始めて)、しかも10羽
以上の小さな群れが出来て一緒に行動。(足環で観察)しているとの情報
です。次年度に幼鳥を連れた個体が渡来すればエポックとなります。
 また、蕪栗沼周辺でも別の5羽ほどが観察されています
 千島列島エカルマ島で放鳥された個体の様です。
マガンなど 島根県宍道湖周辺での個体数がどんどん増えだしています
 島根県 斐伊川河口にて3000羽以上となりました
 新たな越冬拠点が、ここ5~6年で宍道湖周辺で成立出来たようです。
ハクガンは個体数は減少(10羽以下)ですが、幼鳥混じりで将来が楽しみに

水鳥を含め、
 適切な保護策が講じられることで、越冬時期に十分な採餌と安心・安全が
確保されれば、数年後幼鳥が親になり、又数年後その雛が親になれれば10を待たずにねずみ算的に、稀少な渡り鳥も劇的に復活が可能です。その証しでもあります。

 印旛沼と宍道湖は、色々な意味において比較対象であります。
市民と研究家と行政と、そして農家の皆さま方と、歯車がうまく噛み合えば、とても良い結果が出せるのですが


 日本雁を保護する会
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp


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