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千葉県での農業問題(3) 田んぼの現状は

2005-10-01 22:31:16 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
 米の生産量も価格も、本年度はどうでしょうか。
 若者の米離れが急速に進んでしまって、今後の基幹食糧としての位置付けさえ危なくなってしまっています。
 千葉県の産米の味に関しても消費者から厳しい指摘がされ、印旛沼周辺で栽培されたお米の価格や販売先は、特に心配です。
 工業用コメの極端な価格低下が生じております。輸入品、余剰品、いろいろとありそうですが、森林で生じたような極端な価格暴落(10年間で価格が1/10にまで)が生じるとしたら、工業用コメからだと言われています。
 千葉県の産米の味に関しても消費者から厳しい指摘がされ、一部の地域のコシヒカリは馬の餌になっているという噂もあります。印旛沼周辺で栽培されるお米の価格や販売先は、どうでしょうか。
 現在でも千葉県は全国一の空中散布県のままでもあります。米に旨みの元になると言われるミネラル分が不足しているのだという指摘もされています。
 バブルの期間に、宮城県や新潟県、秋田県などの米作中心の所である場所での田んぼ価格と、東京の近郊であった千葉県内では、まっく事情が違いました。
 土地バブルで、一時10Rあたり1億円にまで値段が付いた田んぼも大きく下落し、さらに現在は農家の高齢化も原因の一つとして耕作の放棄が広がり、それもあって田んぼの売買価格もかって考えられないレベルまで安くて落ちこんでしまっています。
 しかも、それら田んぼには別途の負担金が重くのし掛かって来ています。10aあたり30万円とか言われます。
 同時に大規模ほ場整備箇所であるほども、時間経過で水回りから傷みが出だして、30年を経過すると、マンションと同じで、マンション管理組合が、その修復費用をひねり出すのに四苦八苦している状況と同じ苦しみにもがいています。
 田んぼの地下の水回りがどのようになっていくのか、冷静に考えていかなければならない状況でもあります。
 かっての田んぼであれば、農家同士で話し合って、自由にコントロール出来たことが、ほ場整備の結果、マンションの区分所有みたいになってしまって、費用負担だけでは補いのつかない世界になっています。土地の周所有権は絹日本国憲法で保障されていますが、肝心の自分の周遊する田んぼに対して、自由に加工も出来ない、創意工夫も発揮できない状態です。
 政府が管理するマンションのごとき構築物の世界になってしまって、その負担すべき費用だけでも、大変です。

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