文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

里山と風評(?)被害と、若い母親たちの感性と (3)

2011-10-25 22:26:11 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから

 311の直後には、何人ものメンバーが東日本大災害の現場に飛んで行って、いろいろと活躍をされました。今でも継続していますが、それらは公式な形で情報として、同じ里山シンポジウム実行委員会のメンバー間でも、ほとんど流れなくなりました。

 沈黙の状態です。都内でも多くの方々が、これらの話に触れることを意図的に頭から外して無視をする。そんなレベルに入ってきているようです。どうしようもないでしょ。!聞きたくない! と言って愚にもつかないTVのばか騒ぎで笑い転げる。身の回りにたくさんいます。

 一方で、関東以北の農産物は一切買わない。東北だけでなく、関東をも含めて購入しないという若いお母さんもたくさん。聞くと怪訝な顔で「それは私たちの常識」とのたまう。意見交換をも拒絶する。

 聞くと、千葉県の若者が多く参加している有機野菜の売れ行きがガタ落ちに。3割減~7割減に。それが続いていて、どうにもならないという。

 ある面でコンプライアンスというか、今までの有機野菜では、買い手のお母さまたちもつくり手を信じるという部分が多くて、管理基準もあいまいにすんでいたものが、はなから信用されずに、公式資料を求められる。まるで牛の1頭ごとの履歴管理のごとくレベルでの、野菜の単品管理を要求されだして困惑している。

 しかも、そこまでやったとしても購入者は、今度のことで放射能に限らす、行政や専門家の提示する数値を全くと言っていいほど信用をしなくなってきている。信頼できる先はどこなのだ。という心理状態に。

 これは外国から食料を輸入する大手商社や、大企業としてやや信頼されるイオン等の大企業やセブンイレブン等に圧倒的に有利に働いています。さらに野菜や果物までも外国製品を求める動きにもつながってきています。

 


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