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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

組版タグコンバータ環境の形成とは (1)

2007-04-30 13:14:24 | 組版プロの思考からXMLを考える
 今から25年ほど前から、一斉に大手電機メーカより、日本語ワープロが販売され出しました。
 かって、大手メーカ製の電算写植機器から㈱写研aps-5へのデータ変換を依頼され、簿記でいう勘定科目を利用して複雑な文字コード変換を思いつき変換を実行したことがありました。
 その関係もあって、日本語ワープロからデータの取り込みと、写研等の組版環境へのテキスト取り込みを各社から依頼されました。
 そこで、開発した環境をワープロコンバータとして、各社のWPから、テキストとスペース(半角、全角)、改行(疑似改行も含む)を取りだして写研等の印刷系の電算写植機器へのWPコンバータをシリーズ化しました。各メーカでは絶え間なく新シリーズを出荷されるのでデ適応しきれないため、microsoft社の提唱するshfto-jis MS-DOSに一回、中間フアイルとして内部出力を行い、改めて写研等へ変換するルールで開発を行いました。「パピリオ」ブランドです。
 同時期、A社やK社も参入されました。こちらはその後ワープロ間コンバータシリーズとして、ワープロ間での制御コード付きで、それをRTF(リッチテキスト)RTF機能を仲介としたコンバータを開発され、現在優れたXSLフオーマッタを一般企業向けに出荷されています。
 


 

Windows Vista そしてMAC os/10が提示する課題 (1)

2007-04-30 11:59:08 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-29

 大変良く似た話だと戸惑っています

1 Windows Vistaでは、新しいOSであるがために、旧OS上で運用されてきた各種プログラム等を引き継ぐためには、あらたにCDレベルでの再購入を要求される部分が生じています。
 また、旧OS上の資産を新OSへと移行させる事も一回限りと限定されてしまっているようです。
 また、パーテーション切りも出来ませんので、いままでのように2つ以上のOSを同居させて対処する事も出来ないようです。
 それらの課題がもたらす影響は、どのように波及していくのでしょうか。
 たしかにWindows Vistaは異体字等から、フォントの問題がクローズアップされていますが、それと同時に、ビルゲーツが抜けた後のmicrosoft社の経営スタンスの変化に注目すべきでしょう。
 Windows Vistaはまるでゲーム機としてしか思えない部分もあります。これから10年間で数万倍に巨大化すると言われる、かつ100%XMLベースの各種コンテンツを支えるプラットフォームとして、アニメやゲーム主体の個人レベル使用に開発ターゲットを替えて来ているようです。「X-BOX」に近い設計の様です。

2 このために、従来オフイス市場で、WindowsXPを支えてきたサードパーティにも、大きな波紋を広げつつあります。対応開発が遅れる可能性も指摘されています
Office2007でも、あまりの変更ぶりにとまどいが広がっています。
 当方も、いつまで付き合っても理解出来ない仕組みの部分が多く、これはWordではない!! これはExcelではない。とぐちりたくなる内容です。
 Wordは明らかにパブリシャぽくなって、あの硬派の使い勝手が消滅に近いと感じてもいます。
 
3 MAC os/10でも同様にして、フオントをはじめとしてOS/9上までのソフトウェア資産を継承出来ないということで、現在、MACでもOS/9の在庫機や中古機がプレミアム付きで、販売もされていると聞きました。
 その為もあってか、InDesign等の顧客先でもWindowsXP環境への移行が少し宛出始めているとの話しです。
 印刷業界が大事に共通プラットフオームとして育ててきたMACも、あるいはWindows Vistaも、惟男からどのように変化していくのでしょうか

4 明らかに紙媒体から、メディア・ミックスの世界へと、スタンスが変わってきていることは確かです。
 この意味の解析が、これから最も重要な事項だと考えています


4 何れも、日本国内でのソフトウェア資源をどのように扱うのか
 分かってきたことは、いままで継承されてきたソフトウェア資産やフオント資産が、OSの変更によって継承出来ない事態が生じてきたことにあります。
 前から指摘されていましたが、組版ソフトの世界は開発投資が巨額に上がってしまって、開発メーカが耐えきれないまでになってきてしまいました。
 そのこととの関連性は、如何なものでしょうか

オンデマント印刷が加速度的に広がっています(3)

2007-04-28 10:05:49 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2007-4-27
 当方の事情で言えば、色々な組版関連のソフトを開発して、製品化したものを顧客先に届けています。
 ㈱リコー製のカラーコピー機器である"イマジオ"を重宝に使っています。手放せません。40p程度までの中綴じでの利用は、マニュアルやパンフレットを手前で随時作成出来る機能として、これ以上もない付加価値を得ています。
 先日、マニュアル作成で、80pの無線綴じ(中綴では厚すぎ)にもチャレンジしました。とても良くできたと思います。
 でも、製本でとても厳しいことに直面しました。製本屋さんでは、帳合いを取って折ることが、予備がないために出来ません。結局手織りして、少しサイズが小さくなりましたが、一回り三面を切り落としてもらいました。

 その販促の為の資料だけで10点以上もあります。
 見込み顧客先事に、複数部のパンフレットを制作し、新しい機能を付加して解説書を造り、見積書の発行から、製品納入に伴う膨大なマニュアル等を印刷したり、PDFを作成したり、あらゆる事を、このイマジオで行っています。
 
 この流れから見てカラーコピー機器も、これからオンデマント印刷機器の中に加えてもいいのかと考えております。

 実際、使い込んでみて、これくらい役立ってくれる機器は、(勿論パソコン機器の一部であっても)ありません。
 いま、顧客先への納入経過記録や、取引経過等の商取引データとのリンクを張れる電話機器装置+データベース+カラーコピー機器の組み合わせを導入検討中です。 関係先の電話管理とデータベースを連携させる方法が、重要で、これは実務上で社内になくてはならない機能と認識したからです。

 研究者であり経営者の立場に立って考えると、IT機器とは、オールマイテイに、自己実現の為のステップアップに使えて始めて、真に機能するのではないでしょうか。

 同時に、印刷産業分野を、何処の分野とも異なる独立した分野と考えて良いのかが、これからを考えるキーワード担っていくのではないでしょうか

 

オンデマンド印刷の加速度的な普及が始まっています (2)

2007-04-28 10:04:57 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-27
 昨晩、印刷・出版会社関係での勉強会に参加しました。いろいろな話しを聞かせて頂いた中で、オンデマント印刷の普及に関して幾つかの意見を聞きました。
 まず、冨士xerox系の製品に関しての高い評価で共通でした。
キャノンは最小フオント(ルビ等が該当)での出力上の"キレ”に課題があること。総じて、プログラム上で画像を自動認識して、
明度、解像度など出力結果の自動調整を計るために、思わぬ結果を招きやすい事が悩みとのこと(明るくなりすぎ)でした。(例:葬儀関係には向かない)
 どなたももう少しインクジェット系でのコストが下がれば、普及に弾みがつくことでは一致。

 特に個人情報の管理、機密保持等の上から、500部と言えば500部ぴたりしか作成出来ない機能が、とても重要との意見もありました。
 学校の入試問題等、デリケートな諸問題を抱える分野では、従来印刷では20~30
部の部数違いはついて回る中で、管理上必須となって行かざるを得ない事がはっきりしてきています。


オンデマンドの加速度的な普及が始まっています

2007-04-04 23:18:44 | 組版プロの思考からXMLを考える
 東京都心にオフイスを構えている印刷・組版会社の間では、いま、オンデマンド系の印刷機器の導入が始まっています
 先攻した会社先では、引きも切らない顧客の訪問される風景が見られます。
また、インターネットを介しての受注も膨らんできていると同時に、今までではとても取引が開始出来なかったような大手クライアントをはじめとして、新規の取引がとても活発になってきたとのことです。
 これには東京都心(中央区や千代田区、港区)のオフイス街に所在することが良く、場所をとても選んでいる模様です。
 オンデマンドメーカとしては、冨士ゼロックス㈱がとても強く、大きく先攻しているようです。複写機の㈱リコーも、IBMのこの印刷分野の事業全体を買収しているように、いまではコピー機器メーカというより、世界一の印刷機メーカとして名を売り出しています。
 この2社が中心になって、これから大きなサービスとしての市場が形成されていくと考えられています

日本の文化 これからのコンテンツ(6) 文芸書版のコンテンツ作成

2007-04-04 23:03:48 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-6
 日本語の組版とは、日本語の抱える問題点を抜きにしては考えられません。
 その1として、自分たちの都合だけを考えて、「欧米系」組版ソフトウェアの環境を、印刷会社に押し付けてしまいつつある一部の出版社内の方々の考え方に、パートナーとしての短絡的すぎる課題が生じている事はっきりとしてきました。
 それは、修正なしの責了を前提とするワンライティングを原則とするDTP環境(後刻の修正は大変で、作業現場では深刻なコストアップを招く)の前提条件をクリアされないまま、いままでの商習慣で印刷会社に仕事として押し付けてしまう結果を招いている出版社側の感性が理解しにくいと思っています。

 その結果もあって、意図に反してWEBへの投資を必須とされる出版社にとっては、現場の非効率を産み出してしまい、印刷会社の体力を奪い、WEBへの投資機会を喪失する結果を招いているのではないでしょうか。

 効率的に、低価格で高品質の大量コンテンツを、生成する社会的な責任を負うべき印刷会社側でも、DTPの導入の結果として、フルバッチの仕組みを喪失してしまいかねない事態は、結果としてWEB用のコンテンツそのものを誰も制作出来ない環境を、業界全体に産み出してしまう結果となって来ているのではないでしょうか

 いま、改めて必要なことは、出版社にとっての最大のパートナーは印刷会社です。そこで、建設的に、コンテンツを生成出来る、生産会社を創出しなければなりません。
 それを怠ると、結果として、投資の量的にも質的にも最も損失を被るのは出版社であろうと考えられます。

 改めて、現在の事態を冷静に沈着に考えるべき段階と理解すべきです。


日本の文化 これからのコンテンツ(5) 出版社の文芸書等のコンテンツ

2007-04-04 22:38:44 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-6
 日本では文芸書等のコンテンツ産業がなかなか立ち上がれていません
なぜ、肝心の出版社でコンテンツが大量に出来ないのでしょうか。携帯等の画面が小さすぎて読めない、縦組みが苦手、市場の未成熟等が指摘されていますが、
 それと同時にこれからの優れたコンテンツは、100%XMLで、しかもフルバッチで作成されると言うことが関係していると思われます。
 ここ4~5年、DTPが全盛となって、フルバッチ組版を否定してしまう流れが色濃く、結果として印刷会社の組版の現場が手作りのDTPメンバーばかりで構成される事態を招いてしまっている会社が増えています。
 印刷会社側がここ5~6年、デザインの世界、感性を重視したものつくり。DTPという手作業をベースにした制作環境を強化してきたことがあります。

 出版社から考えると、WEB上へのコンテンツ作成は、すべて設備投資と同様になります。その投資費用はは出版社自体が背負わなければならない宿命を負うことになります。
 コンテンツの生成は、相当大量に作成する必要性がありますが
 現在のIT産業がWEB上で作成するコンテンツは殆どHTMLレベルで作成されています。それ自体は品質の課題もあって、殆ど顧客が費用を払いません。従って課金とか、広告収入に依存する仕組みとなってきています。
 
 いままで、紙媒体での出版の事例では、その初期投資を印刷会社が負担し、その再販以降で、印刷会社が初版の赤字を埋めるというビジネスモデルが成立してきていました。  
 でも最大の理由と考えられる事は、コンテンツのコストが決定的に安い。今の手作りの印刷会社では取り込めない価格帯です。コンテンツの求める制作コストが、印刷の現場でのコストとあまりに遊離している事にこの原因があると考えられます
 勿論、印刷機を廻すことで利潤を確保するという印刷産業の姿勢も大きいです

 2つ目は、コンテンツの世界は、100%XMLでされています。構築です。その為には100%バッチコーディングとなります。そのスタッフを喪失してしまったことに大きな原因があります。
 フルバッチではものつくりが出来ない環境ばかり強化してきてしまったという特殊な事情があります。
 作り手が、XMLが理解出来ない。作り方がわからない。XSLが存在しない。ないないづくしです。

 Web上でのHTMLが100%バッチコーディングでされている事は広く知られています。
 でも、コンテンツ制作費用がWEB上での著作権上での権利の認識で物別れとなっています。
 いま、XML周辺を誰が担うのかが、出版会社側とコンテンツ制作のIT企業群と、印刷会社間での綱引きされています。
 現実は、誰もただみたいに安いと評価されるコンテンツに手を出していこうという方々が見いだされいません。
 従って出版社系のコンテンツ産業がIT時代になっても、なかなか立ち上がれない事態となっているのではないでしょうか。

日本の文化 これからのコンテンツ(4) 出版社と印刷会社との関係

2007-04-04 22:24:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2007-3-22
 この2,3月、都内の主要な写研システム導入先の印刷会社を多数訪問させて頂きました。その結果、印刷会社と出版社間での力関係が大きく変わってきていること。その関係が相互のコミュニケーション不足もあって、ますます先鋒化してしまっていることが見えてきました。
 特に今年の4月の新年度からは、InDesign入稿をベースにした組版環境へと、さらに流れが変わってきていると感じています。
 しかし、同時にInDesignを受け入れた印刷会社の組版部門からは、InDesignが現場に対して、その修正にともなう煩雑さや、手作業的な部分をクリアするための長時間労働等に対しての課題、そして組版の上で、出来ること出来ないことのギャップが大きく、写研では出来ることがInDesignでは難しい、
 あるいは出来ない部分があると言った声があちこちで噴き出していることも事実です。
 印刷会社の経営サイトからは、修正業務に対して、出版社側で、応分でも費用負担をお願いできないかとの悲鳴が上がってきています。
 写研環境でのフルバッチでの修正業務の容易さを熟知している出版者からは、印刷会社からの悲鳴が理解出来ないというジレンマでしょう。
 もともと完全原稿を入稿するという、入稿原則の見直しを怠り修正だけ、しかも2校、3校、責了という従来と変わらないサービスを要求する。ワンライティングでの基本的な約束事を、校正行為という最もコストも時間も労力も要する部分を、自分たちの都合で無視しているという、悪しき流れを引きずっているままでは、相互にあまり良い結果を招かないと考えられます。

 まず、「InDesign」は出版者からの初期入稿に利用される入力装置と考える
microsoft社のWordが、行政組織や一般会社や医療品業界等での入力装置と考えています。
 と同様に出版社から考えると、Wordよりの「InDesign」が相応しいだろうと考えることは自然でしょう。結果、初期入稿原稿であるという認識を組み立てなければなりません。
 「InDesign」での入稿は、出版社から完全原稿としての入稿ではないという確認が必須です。本来はワンライティングとして、それが前提なのですが、実際はいままでの商習慣が根強く、初稿を持ってはじめて原稿と見なすような非常識がまかり通ったままです。これは出版社というより幅広い著作者側の、入稿に関する社会的な常識が、まだ変わっていないことに大きな原因があるとも言えます
 
 このため、「InDesign」入稿に関しては、出版社側と印刷会社側で、明確に契約条項を整備して、それによって始めるべきであります。
 現状は商習慣の違いにより、2校正、3校正,責了と言う手順を要求するなどは論外となります。
 出版社からの受注1点事に、単品管理で作業工数等を追跡出来るように個別原価計算をじっくりと行って、単品事に作業単位での時間経過をカウントして、自責と他責、追加発注等、工数に係わる費用等は、早い時期に修正費用をも正式に請求出来る様に、工業簿記的に管理しながら、きちんと請求出来る仕組みの構築が最優先でしょうか。 
 

日本の文化 これからのコンテンツ(3)Windows Vistaの問題はここに

2007-04-04 22:06:43 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-6
Windows Vistaの問題はここに
 なぜ、microsoft社が新しいOSである、Windows Vista上で、JIS X0213:2004化準拠を採用し、さらに文字を追加したのかが理解出来てきます。
 それは、日本語の環境を、典型的なローカリズムの世界からグローバリズムの世界へ変身させるための有力な手段だからです。
 JIS X0213:2004はUnicode対応でもありますので、CJK(中国・韓国・日本)という3国が同じ漢字を共有することが可能となります。
 従ってGoogle等を介しての検索、そして機械語翻訳の実施可能性、漢字圏への情報公開に計り知れない貢献をしてくれることになるからです。
 コンテンツとしても日本国内だけでなく、漢字圏、そして同時機械翻訳を介して世界中に情報が双方向で対応可能となりいままで以上に広がることでしょう。
 まさに、文芸書等でのコンテンツもUnicode化することで、今まで以上に素早く、あるいはリアルタイムに輸出も可能になるわけです。
 包摂(Unification)として、1点しんにゅうと2点しんにゅうを同一文字コードにまとめてしまったのかは、同一コード化させることのグローバリズム化によるメリットがとても大きいからです。

 Windows Vistaの出荷開始に合わせて、朝日新聞社は1月15日に、一気に約950文字の朝日簡略書体を全廃して、JIS X0213:2004化に踏み切っています。前後して毎日新聞社も同様に。今後他社の新聞社も順次切り替えていくはずです。
 でも、その為の朝日新聞社からの事前広報は殆どありませんでした。1/8ごろに小さく告示されただけです。
また、文字種の変更が行われた後も殆ど気がつかれた方々も少ないくらい、平穏無事でした。
 新聞社が文字種を、しかも1,000文字近くも切り合えるのですから今日、明日と言う話では当然ありません。数年かけて準備を終えてあって、切り替えのタイミングを見計らっていたと考えるのが筋です。
 なぜなら、人名・地名・社名等の漢字ですから、一部の方々からのかなり手厳しい批判(特に行政筋等からも)が想定されます。
 朝日新聞社等が、1社での抜け駆け実施ではなく、microsoft社のWindows Vistaが採用したからと言う大義名分があって、それぞれ便乗することで始めて実行出来たのでしょうか。




日本の文化 これからのコンテンツビジネス(2) 日本語とは

2007-04-04 21:59:45 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-6 (2) 日本語とは何かの再認識が必要に
 ところが、ここに大きな問題が存在しています。
それが日本語の大きな特徴である異体字を一例とした、明らかなローカリズムの存在です。

 欧米から見ると、日本語の漢字で人名・地名・社名等で使われている異体字とはなにか。

 例えばGoogleで特定の人名・地名・社名を検索すると、該当すべき事項や人名が、異体字のために検索出来ないケースが続出しています。異体字は文字コードが、Unicodeに対して異なります、当然文字コードで検索に引っ掛からないという現象を生じます。
 1種の1:1ではなく、CIDではUnicodeの中の1文字をキーワードとして使い、多数の文字テーブルを形成出来るような考え方が開発され、文字通り無限に文字コードを使える世界が実際にあります
 これは見方でまさしく「非関税障壁」であり、グローバリズムに対してのローカリズムの典型的な事例と見られています。
 異体字では、特に人名や社名の扱いが深刻です。渡邉の邉は、JIS X0213:2004では、略字の辺と正字の邉の2通りしかありません。しかし実際にはadobe社のaj1-5では、32通りもある(モリサワフオント)と言われています。
 1点しんにゅうと2点しんにゅうの問題もあります。
これらは人名の場合に、間違えると、文芸書に関してはかなりの角度で出版者からは印刷会社へ刷り直し→賠償の対象になるj可能性に高い重症の「校正ミス」です。

 adobe社も㈱モリサワでもいずれも印刷系のフオントメーカは、市場に出回る可能性のある文字種は全て登録していこうとの方針で事に当たっています。近日出荷を予定されているaj1-6では、さらに2,000文字以上増えて23,000文字を超えています
 朝日新聞社で950文字程度、大手出版社K社だけでも400文字以上と聞いています。異体字は新聞社も出版社も1社ごとに文字種の設定が異なっています。
 都内の新聞社や出版社を個別に取りあげるだけで、大変な数に上ってしまいます。
 

 日本の文化 コンテンツの輸出とWindows Vistaの関係

2007-04-04 21:56:13 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-6
 日本の、自動車や家電品で代表される製造物の、これからの次の輸出産業は何でしょうか。
まず、旅客機や宇宙産業は、あまり期待されていません。これは日本固有の画期的な技術の蓄積のボリュームが小さく、累積した投資額があまりにも少ない。
 かってから国策としての支援が乏しいために(例;YS-11など)開発が尻切れとんぼのままで、世界市場での存在感があまりに薄いからでもあります。
 さらに国防費等が膨れあがっている中国やブラジル等の、俗に言うBRICs(ブリックス)国家群に追いつき追い越されることが確実だからと考えられます

* BRICsとは経済発展が著しいブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字を合わせた4ヶ国の総称。

次はロボットの技術、そして環境関連のプラント等、日本の得意とする分野で、これからかなり有望です
 でも、本命は何と言っても日本の文化的な資産を背景にしたコンテンツだと言われています。
 現在でもアニメ、ゲーム類など世界市場で、抜群の競争力を発揮しています。
 欧米系の争い事主体のゲームのなかで、アジアモンスーン型の市民生活がそのままコンテンツに育ったような、日本からは「たまごっち」の様な、生き物を育てるというようなコンテンツがあります。
 同時に日本文化の底の深さと、平安時代の女性文学など歴史的で豊富な資産、そして仏教や神教など多神教の価値観、世界観が育んできた文芸書など、想像以上に豊富です。
 インターネットのさらなる発展の中で、何れの国でも、アニメ、ゲームに次いで、多様なコンテンツに喜んでお金を払ってくれるで事でしょう。
 これからの輸出産業の伸び率の筆頭には、今後日本の文化を背景とした文芸書等のコンテンツの出荷がとても大きな市場を形成することは、間違いありません。
 実際、日本国内での出版社を介した書籍の出荷額が莫大です。
 また、学習塾等で実際に稼働していますが、子ども達をベースにした教育産業の試験問題等を多面的な要素で受験生別に検索・抽出して問題を児童作成する仕組みは日本が世界一です。
 この技術は、パソコンや携帯電話等の媒体を経由して、世界市場を形成する可能性が高いと思われます。 

教科書・学習参考書を含む中堅出版社の最近の動向 (5) コンテンツは100%XML

2007-04-01 01:59:50 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-3-31
 出版社がこの春から、取引先である印刷会社等に向かって、「InDesign」の導入をさらに推進させようと言う動きがはっきりと感じ取れます。

 でも、InDesignが果たしてこれから出版社にとっても、印刷会社にとってもベターな選択なのかは、客観的にじっくりと考える必要がありそうです。

 この質問に関しては、このブログ上で順次改めて記載いたします。

でも、印刷業界を活版時代に遡って考えてみると、70%の「端物・チラシ・事務用」市場と、30%の取り置き版市場に考えられていました。
 現在で言えば、InDesignは「端物・チラシ」用で、最終的には70%を占め
30%は、ワンソースマルチメディアとして、フルバッチシステム「MCB2」等の市場が形成されるのかなと考えさせていただいています。

 これから20年間で1億倍にまで膨らむと言われるインターネット上で流通する情報量。その世界ではコンテンツが命です。その実に100%がXMLで生成されると言われている、まさにXMLを構造として組み込まれた社会が実現しそうです。
 
 その中で基本的に、これからの印刷産業が果たすべき役割は、「コンテンツ生成企業」へと、メディアへの表面加工という分野での(今までは狭義に紙媒体と限定されていましたが)製造業として衣替えと言われています。

 XMLをベースにしたコンテンツを、製造メーカとして、どれだけローコストにかつ高品質に、即時に提供出来るのか。それを見越した製造メーカとしての、とてもまともな企業間競争が、今始まったばかりと理解しています。

 いまでもHTMLを生成するWEB産業では、ほぼ100%フルバッチです。
 でも日本の出版社等では、いままで「写研」で組版されたの印刷物がデファクトとなって、その品質をベースに投資としてコンテンツビジネスに進出しようしても、採算に乗せられるレベルでの、ローコストに100%XMLの高品質コンテンツを作り出せる制作会社を見いだせていないこともはっきりとして来ています。

 WEB企業のHTMLベースと、印刷の世界でのXMLベースでは、情報量が100倍程度、桁違いに異なり難易度はとても大きいのです。アナログ的にはプロのレベルの違いは明白です。
 デジタルの世界では、出版社の編集者には、ここの違いが十分に理解出来ていない節があります。

 改めてイメージとして考えてみても、編集・出力環境が、将来DTPとしての「InDesign」に全て一本化することはあり得ません。
 ことごとく、フルバッチであるモリサワMCB2等のシステムとの対比が必要となると考えられます。
 また現在の「写研」や「クオーク」出の組版も残っていくと考えられます。
 
 それよりも、現在の一般企業や官公庁からの「Word入稿」に、新たな環境として、出版社からの「InDesign入稿」が増加していくのだと考えるべきかも知れません

教科書・学習参考書を含む中堅出版社の最近の動向 (4) コンテンツの普及は

2007-04-01 01:35:21 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-3-31
 出版社にとって最大の課題は、これからどの様にしてコンテンツの分野に参入しようとしていけるかが問題点です。
 当方もここ数年間、印刷業界とは違う分野で活動をしてきました。昨年9月に組版の世界に復帰して、まだ半年しか経過していません。
 現在、多くの印刷会社や出版社等を回らせて頂き、多様な方々と旧交を温め、意見交換をさせて頂いています。

 2つの点で驚いています
1 マルチメディア市場、コンテンツの世界への参入を意図していると話してくれた大手出版社の担当者が、実は殆どビジネスとして成果が上げられていない。市場が受け入れてくれない。という意見を述べることです。
2 当方から考えて、最も先端的にコンテンツ化を推進していた「法令様式」市場
では、東京都にある中堅出版社が、最近実質倒産してしまいました。コンテンツ市場への参入で多額の投資が、結果としてうまく回転出来ていないという話しです

 これらは、何れも共通した課題が浮かび上がってきています
(1) 現在のIT産業ではコンテンツの制作費用は基本的にはHTMLベースであり、限りなく安く制作され、かつコンテンツそれ自体は有償化できないで、商取引での課金や、広告収入で成り立っていると解釈出来ます

(2) ところが出版社のコンテンツ制作は、制作費用は製造原価であります。
出版社の投資となってしまいます。同時にそのコンテンツは高解像度でしっかりとした組版のなされたものという(コンテンツが有償であるが為に)条件が付きますので、制作コストがキーワードとなります。

(3) 現状、日本では幸か不幸か、写研の組版が印刷物のデファクトスタンダードとなってしまっています。写研の組版レベルが出版物のデファクト技術であり、印刷が写研と同等かそれ以上で、かつコンテンツ化するためにはXML、XSLフオーマットを提案出来、かつ写研の技術を乗り越えられたレベルでなければ顧客先が費用を支払わない事ははっきりとしています。

 その為の前提になるXMLやXSL上の制作上では、組版系の各社が頑張っていても、コマンド群が複雑多岐、かつ膨大となってしまって、短時間での円滑な入力が果たせない事で、コストのふくらみが最大の問題点となってしまっています。
 写研がフルバッチで、一気に日本語組版の標準化まで走ってしまった事の良し悪しとして、日本では肝心のXMLやXSLの開発メーカや運用会社が追いつけず、またフルバッチから手作りのDTPへと舵取りを行ったこともあって、本来XMLの有する標準化したフオーマット提案が、とても遅れてしまった大きな原因となっていると考えています。
 日本の出版社等でも、米国の大手出版社が印刷部門を内製化してきているのと異なり、外部委託一本できたがために、技術ノウハウを蓄積してこなかった"ツケ"の
部分でもあるかと思います。
 段階的な移行をするには、あまりにIT産業への変革が速く、急いで動き出そうとしてかなり無理をしているという感覚は捨て切れません。
 印刷会社側との十分はコミュニケーションが取れているとは言い難く、製造・販売という観点から言えば、肝心の製造に係わる部分での詰めがあまりに浅いとしか言いようがない部分が目立ちます 

 さらに課題として問題点は、出版者側での意見として、
1.文芸書版等でもコンテンツ制作費用ががA4×1Pで現在でも1,000円程度を要しますが、多分200円以下でなければコンテンツビジネスは成立しない可能性が高い。
 その価格帯でのコンテンツ製造能力をもった会社が、未だ存在していない事が背景にあると考えらます。
 その点では、1P当たりの製造コストが相対的に安い?のか、市場で歓迎されているアニメ漫画は、コンテンツとしての価値が世界的にも認められています。

2 問題は、多くの文芸書版、法令様式、医療関連雑誌等でも、出版社からは、コンテンツ制作のための製造原価が高いままと言うことが、投資対効果判定に直結してしまいます。
 10,000p×200=200万円の直接製造原価と、現状の1,000円では製造コストが5倍となります。文芸書版コンテンツへの支払額は少額であり、採算がどう見ても不安です。
 数年前と現状まで、少なくとも文芸書版等でのコンテンツが普及しない原因の一端は、この作成に係わるコスト上での課題整理でもあるのではないでしょうか。
 

教科書・学習参考書を含む中堅出版社の最近の動向 (3)

2007-04-01 01:09:29 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-3-30
この4月からの決算明けに始まる新年度からは、出版社からのあたらなインパクトとして、さらにInDesign絡みを印刷会社へ導入を推進し様とする動きが顕著になりそうです。
 多くの文字組版に取り組んできている印刷会社の経営者や現場の管理職の皆さま方とのミーテイングで、その流れの強さははっきりとしてきました。

 現状では明らかに、SGMLやXMLでの先進的な医薬品会社や、一般企業、特に官公庁等では、デファクトな組版環境はWordで間違いがないと思います。WORD、EXCEL、パワーポイントが3点セットとなって、今後Windows Vistaベースでの原稿入稿も、さらに広がって行くでしょう。

 しかし、出版社や広告宣伝業界では、Wordよりも、今後クリエーティブな組版ソフトと考えられているInDesignが選ばれるケースが今まで以上に増えるものとも考えられます。これから「Word入稿」と合わせて「InDesign入稿」という言い方が広がると考えられます。


 弊社が客観的に見て、microsoft社のWindows VistaはJIS X0213:2004ベースでの
グローバリズムに沿った文字コードを採用した公式的な情報の世界向け

 文芸書を作成する出版社等は、CIDフオントを採用したadobe社、㈱モリサワベースでのCID文字コードに沿った、日本国内市場向けのローカリズムの分野として、分野別に使い分けられる段階に至ったものと考えています。

 言ってみれば、一面ではmicrosoft社とadobe社の覇権争いに巻き込まれ、かつMACとWindowsとの争いでもあります。業界別に取り合いをしているようにも見えます。しかしこれは印刷会社の現場から見たら、とても困った事態が生じていきます

 別の角度で言えば江戸時代に似て、現状のWEBの中心は市民の為のエンターテイメントの世界(浮世絵、歌舞伎、瓦版)に近く、漫画文字やタレント文字等も加えると10,000点も流通していると言われているOTF(オープンタイプフオント)によってどんどん広がる広場の一角に、突然お役人の役所が出来て、Windows VistaでJIS X0213:2004によって囲われた、公式の世界が出現したようなものかも知れません

 これからの印刷産業の果たすべき役割の一貫としては、明らかに日本語文字コードの認証(?)管理が必要だと考えられます。

 出版を含めて、その印刷物の性格を判断し、JIS X0213:2004の世界なのか、市民レベルのローカルなCIDフオントの世界なのかを厳密に監査する。保証すること。

 ここに、今回のWindows Vista問題の本質があると理解しています

 

パルナ/WIN-B2の導入先での教育の現状(1)

2007-04-01 00:51:07 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-3-30
本日、荒川区内の中堅の印刷会社で「パルナ/WIN-B2」の検収を行いました。写研及びMCB2担当の若手の皆様、8人に集まっていただき、写研のシンギスでの実際の業務完了データを使って一連の業務の流れを実演。
 当初は、かっての写研のサードパーテイ会社が提供された「WORKS1」等と、現在の写研システムでのバッチコーディング環境を「パルナ/WIN-B2」上を使って整理統合する目的を実現することを目的としました。
 まず、MO上の写研データを「パルナ/WIN-B2」上でコンバート。写研のフルバッチデータをWindowsXP上で複数台に展開可能。コーデイング修正後再度読み込みませてのプロセスでは、多様な写研テキスト加工環境を提示。特に略字→正字変換(3,000アイテム)やファンクション一括削除を実演。超高速変換とテーブル管理の機能を解説実演。写研ファンクションを色分けし、エディター上でテキストを加工するだけでなく、microsoft社のIMEに登録された漢字辞書を使って写研ファンクションを1あるいは2タッチのカナ漢変換で、高速にファンクションの追加・更新・削除が出来ることを実行。この機能が多数の顧客に評価されていることを解説。
 さらに写研→モリサワイメージ変換したデータを離れたWindowsXP上のMCB2で、そのままイメージ変換結果を出力してみました。
 全体の経過に関して社員の方々から、分かりやすく、これならば取り込めるとどよめきが。

 次回は、「文字精密変換」機能を使った高精密なフルバッチコーデイングの実演を行うこととなりました。
 「WORDからのMathtype数式変換」プロトタイプ版でのテスト変換や、「文芸書版」からのXML変換取り込み、自動組版等などに関しても順次講習を行う予定としています。
 写研システムの周辺環境を一体化、同じWindowsXP上で、写研データ→モリサワMC-B2への変換の流れが、さらに実証されつつあります。