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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

ビスタの問題。中小プリンタドライバメーカおよび製品群は苦境に

2007-07-14 16:54:11 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-7-14
 ここへきて、いくつかの印刷会社からのビスタに関わる損害発生のご相談をいただいています。同時に複数メーカの顧客先や販売会社からの悲鳴が。
① 中小印刷向けで開発された組版ソフトを購入利用している先で、ビスタで作成されたWord等の入稿原稿を印刷した結果、製品上で致命的な文字欠損、〓表示、異体字入れ替えミス等で、数百万円単位での損害が現実に生じ出しています。   W Windows上でTTフオントやOTFフオントの運用環境がまだ整備がついていないがためもあって、各フオントメーカもこの冬まで対応が取りきれないことに大きな原因があります。今のところ対応策は、Wordからの1点ごとの入稿原稿の事前評価を的確におこなう方法しかないとまで言われています。
 まさに、印刷会社の死命を制する問題となってきています
 現在、adobe社と共同歩調を取り、かつビスタ問題への対応を宣言しているフオントメーカ最大手のモリサワでも、この12月頃にならないとビスタ対応版は出荷できないとのことの様です。
 またビスタ対応でのプリンタドライバと追加フオントを整備するには、開発に巨額な費用が生じてしまうため、多くの組版ソフト及びフオントメーカも、開発をあきらめて撤退する方針を表明している会社が続出しているとのことです。
 大手松下系の開発会社の撤退表明は、印刷関係でも1万代以上の出荷実績があり
その会社の撤退動向は大きな衝撃を伴っています。
 
 ヘッダーで紹介した事例では、Adobe社がプリンタドライバ部分の情報を公開しないことが原因だとの意見をされていますが、中小組み版メーカ製品を採用したことに原因があるとしたら、印刷会社側の自己責任で、新規の投資をする以外に方法は見当たらないだろうといわれています
 最終的には組み版、フオントメーカとも、adobe社、モリサワ、ほかA、Bなど数社しか残らないだろうといわれております。
 ここまで来るとソフト業界だけではありませんが、1分野ごとに1社独り勝ちの構図がはっきりしました。
 同時にビスタに関しても肝心のマイクロソフト社自体が、このプリントドライバ分野に関して参画していないことが、adobe社とのとてもはっきりとした競合関係にあるという観点からも、無責任のそしりを受けざるを得ないことから、そこが国との軋轢の根源にあることもあって、とても問題を複雑にしてしまっています。

ビスタの問題。国はマイクロソフト社と距離感。再度噴出す可能性

2007-07-14 16:28:12 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007/7/14
 今回、国はマイクロソフト社のwordやexcel等の購入を取りやめるとの話を、一度は否定しました。でもこれは今後とも継続する対応と考えられます。
 昨年12月松のNHK報道と言い、今回と言い、そこに流れる思想は、「特定の1社依存は何が何でも避けたい」ということに尽きるということでしょう。
 縦割り組織に徹した行政組織の中で、法務省や文部省が考える文字体系のイメージと、経済産業省のJIS2004で考える文字コード系との差異はとても大きいので、マイクロソフトはその異体字を扱う上で"虎の尾"を踏んでしまった可能性が高いと思います。
 あらゆる人名、地名、社名等で使われる、登記簿に記載された異体字はすべて有効にできなければ"けしからん"と怒る組織と、Googleで検索できない異体字は
これから重要なコンテンツ制作および輸出産業育成に致命的と叫ぶ組織に、日本語そのものの機能性と文化上での価値観の違いであって、簡単に解決のつく問題ではありません。
 したがって、マイクロソフト社は、その影響力を発揮して行く上で、今後ともビスタ上での異体字問題に代表される情報変換の不整合に関しては、延々と続くテーマとして、覚悟をしていただかなくてはなりません。
 改めて再度、国は、情報交換に不整合のあるwordやexcelを購入しない方針という流れは、必ず噴き出すと考えられます。
 最大の原因は、プリンタドライバへの参入がなく、放置したままで、かつフオントメーカとして最低のルールである、フオント名を付けないという無責任な行動に原因があると言わざるを得ません。これは印刷業界だけでなく大木の業界で損害を引き起こしてしまう原因であり、禍根を残しています

デジタルパブリシング フエアへのお誘い です。

2007-07-04 16:21:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007/7/4
 しばらく、blogへの意見表明は控えておりました。これから再開いたします。

 最近、携帯小説等が、一大ブレークを始めています。
電子出版の市場も活性化しつつあります。

 そのなかで、写研やモリサワMCB2等で組み版された文芸書版から、T-Time、e-book等への変換要望が急増してきました。
 そのあたりへの
弊社開発による「中間ファイル Palna」(xml形式とタグ付きテキストで構成)
によって、印刷会社様でも対処可能な順応的環境を構築整備してきました
 今後での最適な対処方法をまとめてみました。
 

1 東京・ビッグサイトで明日より8日まで開催されます「デジタルパブリシング展示会(ブックフェア等と共催)」では、弊社のシステム導入先の、㈱コーヤマさまのコーナーで「コーヤマからの提言」として電子出版等への取り組みに関して応援をさせていただきます。

 展示内容:
  (1) WORDを主体に、各所の制作物をXML化する技術です。
    特にMathtypeをベースにした数式、学参等の対応部分では
    ピユアなXMLを、目的通りに生成する新しい環境を提案します
    コア技術としての「文字精密変換技術」は、きめ細かいコーデイングによ    り、柔軟なXML生成を可能にし、これらを中間ファイルとします。
  (2) WORDから、ピュアなXMLデータを生成して、モリサワ製MCB2への取り込み
  Wordのファイルから、ぎりぎりまで不要な内容を削除。極端にテキスト
    ベースでかるく作成でき、MCB2ほかの組み版機器へ
  (3) 写研等、伝統的な蓄積情報をPalnaで取り組んで中間ファイル化します。
    タグ付きの汎用データ、あるいはXML形式データとして管理を可能に。
   ① 今回は、㈱モリサワへの変換
   ② 各種電子出版データとして自動を含む制作手段の機能対応を提案します  
  展示内容です
  ㈱コーヤマ
㈱トータルメディア研究所
 

政府はマイクロソフト社のWORD等の購入をしない。互換性から

2007-07-04 01:09:27 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2007/7/4
以下の日経記事を知りました
その前に、NHK報道として、2,3のkqtqkqrq質問を受けて、情報源を探ってみました
 日経のHP記事が事実を整理していると考えます 
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20070702/276505/NHKが報道した内容。総務省が内容を明確に否定

「中央省庁で使う文書作成などのコンピューターソフトについて、国は、特定の製品ばか り購入するのは公平性に欠け公共機関として認められないとして、1日から、マイクロソフト社の「ワード」など標準的な規格と互換性のないソフトを原則として新たに購入しないことになりました。
 指針では、新たに購入するソフトはISOなどの国際的な規格や国内のJIS規格に基づいた製品を優先するとしています。最も広く使われているマイクロソフト社の文書や表計算のソフト「ワード」や「エクセル」は、現段階ではこうした規格に沿っていないため、業務に支障がある場合などを除き原則として今後購入できなくなります。マイクロソフト社は、ワードやエクセルについても国際規格として認めるよう引き続き働きかけたいとしています。」
 総務省行政管理局の局長の話として、NHKで報道された。

 この関連の話は、昨年12月末に、NHKがTV上で政府の方針として、同様な趣旨の内容を考えているという案として、一度公表されています。
 同じNHKでありました。正月早々
 BlOG上で、印刷関係者を含む多くの方々が、その意図解析や的確な施策になりえるかの議論が盛り上がりましたが、その後の関連情報がまったくなく、真意不明のまま現在にいたっている経過があります。
 それが今になって具体的な形で表面化したもののごとくです

関連情報
 マイクロソフトからの意見表明

 本日の朝刊では、日本経済新聞社、朝日新聞社の2紙上では新聞紙上では関連情報は見当たりません。
 この内容に関してはさらに情報を集めます

出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている(2)

2007-05-27 00:48:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている
(1)ソフト会社が関与して、新たな出版社単位でのハウスルール確立に執念を燃やす。その具体的な方法として、パターン化して開発したソフトウェアを関与する印刷会社向けに販売する。
 
(2)同時に、その手法として新たな組版ソフト毎でのハウスルールの派生も
 A社はクオークで
 B社はadobe社のInDesign派
 C社は㈱モリサワ製MCB2派
 D社はあくまでも写研派
 E社はアンテナハウス製XSL-Tフオーマッタを利用していく
 
(3)会社内でのビジネスモデルの創出がねじ曲がる
①印刷でも出版会社でも若手技術者が、会社の意向を忖度して差別化製品として構 築を主張し始める。
 例えばXML構築を、差別化戦略のキーワードとして考えてしまう
②他社の言うことを聞かない。わがまま。暴走をする。汎用化を考えない。
 結果として、誰も押さえられない現実が生じ技術者の数だけ多様な環境が形成さ れる。 
③折角標準化した環境で形成された部分をメーカ戦略が違うことで排除される結果
 今までの出版社や印刷会社の考え方でもあり、同時に大手家電メーカを典型とした、日本の商品開発の最大の課題でもある。
  囲い込みとして、現在の家電品での戦略が、印刷会社や出版者毎に生じることにより、どうにもならない事態に陥る。
 最終的には、

 これからの輸出産業、ポスト自動車は、コンテンツ輸出だとする国家戦略に大きな影響をもたらす

 

出版社がコンテンツの版権管理に執念を燃やしている(1)

2007-05-27 00:21:37 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 多くの大手出版社が、それぞれの分野での著作権者との関係から、コンテンツの著作権及び版権管理に異常なほど執念を燃やし出しています
 印刷会社に対しては版権管理の立場から、出版に伴う中間フアイルを、回収可能な形式で両社間での契約に謳わなければ業務発注が出来ないという傾向になってきています
 さらに、出版者側には特定のソフト会社が関与し、最も量の多い文芸書版で言えば、異体字の対応、ルビ処理の特性などを含めて、出版社単位での新たなハウスルール確立に執念を燃やしだしています。
 とても困った方向性でもあります

 理由の一つは、著作権・版権管理がこれから出版社においても死命を制する事態になってきたからにほかありません

 政府が、今取りあげている著作権や版権に係わる法令はとても厳格なものであり
同時に著作権上での権利の侵害に係わることでも半端ではありません。
(現在、審議開始の段階です。こうなるとは予測出来ませんが)
 
 朝日新聞の2007-5-26朝刊では
著作権をめぐる法改正、こんな問題が考えられるとして、警告を発しています
1 著作権侵害の非親告罪化 親告が無くても警察側の判断で
2 違法コンテンツのダウンロード規制 
3 共謀罪への盛り込み 著作権や版権を共謀して行おうとしたら危ない

 本来の目的は海賊版の追放、違法ダウンロードサイトの撲滅にあるのですが、
罰則についても05年に「3年以下の懲役」が「5年以下の懲役」に強化、今夏からは「10年以下の懲役」とわずか.2年で3倍以上に延びる。

 なぜ、著作権や版権がここまで重視されるように変わってきたかと言いますと

 これからの輸出産業、ポスト自動車は、コンテンツ輸出だとする
国家戦略に大きな影響をもたらすからだと考えられます。(日本より欧米の戦略?)

 同時に私どもの立場で言えば、
最近のアップル社のOS/10でも、Windows Vistaでも、パソコン1台1台の運用環境が、メーカの管理基準の変更で今までのようにはコピー的に使うことが困難になってきています。
 その著作権や版権違反が、今迄とは考えられないくらい重大な結果を招く時代に既に入り出しているのだと言うことです。 きちんと重視して管理すべきところはしっかりと管理していく必要性が高いとの認識が必要です




出版社からの要求仕様が各社へ

2007-05-27 00:10:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 医療関係の出版社、それも複数社からHTMLやXMLコンテンツ生成に関して、要求仕様書が、印刷会社側に提示要求が出だしています

 特に、医薬品関係でのSGMLやXML化の進展度が他の業界と対比して格段に高いために、医療関係の出版社からのコンテンツ生成に関する要求仕様が、ランクを上げて、要求内容の質的な高度化が生じてきていると考えられます

 その内容は印刷会社の技術環境とは相容れない(印刷産業としての仕事の範囲を超えた) 医薬品会社等のXML先端企業では、すでにIT産業に対応した業務レベルであります。
 現在でも当社では医薬品関連会社からの開発仕様書を多数触れてきましたが、其れと同格、あるいはそれ以上の要求仕様書であり、この分野での業務は、IT産業への発注シフトが本格的に始まるレベルと考えられます。

 それへの対応策としては、印刷会社でも新たな業務部門を立ち上げるか、別法人化を検討すべき時期と考えられます

 

大手印刷会社のトップから内製化に関して厳命が出たようです

2007-05-26 23:56:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-26
 先日、大手印刷会社の孫受けの下請会社の社員が、顧客名簿をデータ会社に不法に売却したとの新聞記事がでました。そのリアクションとしてでしょうが。管理能力を強く求められて、トップが大変な目にあっている模様です
 それもあってか、最近、個人情報に係わる分野での業務(データベース組版、名 刺など)などの外部発注がとても出来なくなる模様都の情報です

 すでに
(1)大手印刷会社内での印刷内製化の徹底指示と出入り管理の厳格化がトップから
 そのもたらすインパクトで、複数の会社ではとても困っている状況とのことです
 大手印刷会社からの下請発注の存在が、トップよりの強い指示で、絞り込みが。 まずは孫受けへの発注では大きな影響が出だしているようです。
(2) 大手印刷会社への業務窓口を介しての出入りまでも制限が始まるとのこと。 その為にも外部との接点を減らしていく方針とのことで、情報の漏れを防ぐため に、外部企業への発注を最大限縮小することを求めだしている模様です。 


word2007新たに採用された数式ソフトをサポートできました

2007-05-09 21:22:15 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-9
 microsoft社のOffice2007、そのword2007には、microsoft社の方針で、数式のサポート環境が、いままでのMathtypeから、社内製品である「Math in Office」に変わりました。

 Wordから、モリサワ製MCB2への1:1ダイレクト変換は大きな期待を持って印刷会社様での活躍が、これから始まります

 この新たな数式エディターは、いままで普及してきたTextベースのTEXを実質的に引き継げるソフトウェアの様です。
 とても分かりやすく使いやすく交換を持った方々からの声を聞いています。
Mathtypeがどちらかと言えばバイナリーデータであったものを、WordがXMLフル対応をする機会に、Text系のTEXをベースに移行することは予想されていたことです。言い替えればプレーンテキスト系の数式プログラムと言うことです。
 今回、Word → XML → MCB2変換にあたりまして、大きな変化となりましたが、Mathtypeも「Math in Office」も、Mathmlを介してのことには変わりなく、幾つかの調整によって、両方のサポートが出来上がりつつあります。長期的にMicrsoft側でのバージョンアップに対応しながら、コンバータとしての私的な機能強化に務める予定です。




印刷産業再生のための青写真があります。確固たる

2007-05-08 23:21:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-9
 前回の、ブログでも書きましたごとく、印刷産業全体のもっとも重要な指標である、GDP対応の伸長率が大幅な赤字。もっと重要なことは、前年対比しかも加速度的に落ち込みつつある総売り上げです。 絶滅曲線と呼ばれる最悪のカーブを描いています。ある面で、当方の予想したとおりであり、納得出来るラインです。
 今は、印刷産業も、パートナーであるべき出版業界をも巻き込んでいるのでしょうか。
 印刷産業としての徹底した業務やあらゆる面からの業務の再構築が欠かせません。はっきりと言いまして、最近の「業務標準化」とは、文書管理に係わる内容を示していることが分かってきました
 20年ほど前までは事務管理上での業務改善を目指し、その道具の一部として「オフコン」と称する事務用の専用コンピュータまでが跋扈していた時期がありました。
 今、かっての事務用のオフコンと同様に、印刷制作→製本→顧客管理までを業務単位で専用機器として対処しよういうまるで「オフコン」ならぬ、「プリコン」みたいな製品が社会に飛び始めています。専用機ですからその目的以外には使えません、顧客が自由に作り替えも出来ません。

 これで果たして良いんでしょうか

 明らかに時代が変わりました。
 方法論ははっきりしています。
 曖昧で情報開示もうまく出来にくい受注産業から速く足を洗って、本来のものつくりの原点である製造業に立ち戻ること。
 同じく、車の両輪であるマーケッテイングの強化を行って行かなくてはなりません。従来からの市場はある面で思い切って捨てるまでの覚悟も必要になるかも知れません。

 方法論はあります。確固たる物が。
それを思い切って検討出来るかにかかっています。
全ては人材です。顧客先の確保でもあります。
そして情報開示です。
最も重要なことは工業簿記の導入であり、原価管理の必要性です。さらに、フルバッチによる徹底した頭脳的な組版技術の構築です

 印刷産業の強みを掴み直すことにあります
グーテンベルグの活版印刷技術の原点からの再構築です。
特に重要な活版組版の大原則「文選植字の完全分離」からの徹底した視点再構築が必要です。
 いまの混乱は、曖昧模糊とした組版現場にした大きな原因があると考えています
植字工ばかりで、文選工の分野を切り落としているとしか言い切れないことに大きな問題があると考えています。

 理由はあたらめて

 まず製造面では、ものつくりの原点を押さえること
1 自社技術の再構築が必須です
 自社の得意とする部門は何かを、数値的につかみ直すこと
 最善策が、新規分野進出であるか、得意分野での自動化策もその一つです

2 IT技術面での再構築です。
 徹底した自動化が可能か。どこまで自動化により効率アップが計れるか
 全ての工程で、特に組版環境のフルバッチ化がその一つです

3 会計処理を含めて、業務環境の内製化が必須です
 その経験を通じて、クライアントとの接点整理が浮かび上がります
 特に、面倒をかける。めんどくさい。
  アルバイトに手作業で行わせるような仕事のあり方も必要ですが、出来るので あれば、受注ではなく社会貢献と結びついた、社会サービスへのサポートを介し て、ビジネスの新しい芽を育てていく

4 新たに、企業間での切磋琢磨による競争原理の導入を図ること
  何でも結構だと思います。
 一例としては、国が要望する新分野があります。しっかりとあります。
  印刷産業は、コンテンツ生成企業体であることです。
 それをサーバー上で管理しながら、市民のための情報管理、組や企業の業務のア ウトソーシングなどなど。
  コンテンツの分野は、1説としては、これから20年間で1億倍にも膨れあがり そうです。話半分としても数千倍にナル可能性は高いと思います
 真面目な話し、これは巨大な可能性ある、とても大きい世界です。

 でも、誰もこの新市場に気がついていません。

 この話しを今後継続します

 当方は、会社発足24年目ですが、これからは本格展開を始める段階と定義しています。印刷産業によるコンテンツ生成のための環境作りに必要な要素技術を蓄積してきました。これからどんどん公開して行きます
  要素技術を、契約先の皆様にソースでお引き渡しをします。

コーデイング環境
XML生成技術
写研→CIDテーブル、JIS X0213:2004変換テーブル
各種マクロ
各種コンバート技術
各種開発ツール
数式変換環境 などなど

 いずれも、内容をご理解頂き、それぞれの契約先が、それをベースとしてどんどんコンテンツ開発、生成環境に競争してご参加下さい
 いま日本には、統合化出来る技術体系が枯渇しています。
 すべて欧米諸外国のソフトウェアで良いという感覚では、独自の付加価値は生まれてきません。
 そう言った点で、今何故、GDPを大幅に下回る状況でしかビジネスが出来なくなってしまったのかが見えてきます。
 何よりも製造業としても自立。喜んで困難に立ち向かってくれる社員の存在が欠かせません。そしてマーケット能力です。経営能力がとても大事です

 要は、受注ではなく、能動的に仕事を創り出す。
その新市場を、各社が競争しながら獲得していく市場開発。
フロンティア・スピリッツの世界でしょう

 この関連情報発信を引き続きます













 

もう一度考えなければならないこと。朝日新聞の片隅から

2007-05-08 18:39:26 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-8
 朝日新聞社の「Be-evening」をパラパラ読んでいて、うっつとした記事を発見してしまいました。
 記事そのものは凹版による証券を作成する職人さんの話で、とても大変な貴重な話で、勉強になりました。
 でも目が行ったのは、それとややずれた話ですが、最近15年程の日本のGDPの伸び率と「印刷産業製造品の伸び率」の折れ線グラフです。「日本印刷産業連合会」からの調査資料によるとありますので間違いはないと思います。
 まさに、GDPの登り坂とかい離したかなり急激な下降線をたどる内容です。
 先日も、印刷関係の小さな勉強会で、業界に精通したコンサルタントの先生から同様な話を聞かされてはいましたが、とてもショックです。
 生態学的な角度から、生き物がいろいろな環境変化で減少を始めた時に、最も注意すべき曲線を、私どもは「絶滅曲線」と呼んでいます。
 まさに、そのカーブにとても類似しているのです。しかも本来同様なカーブを描くべき原材料の用紙も、インキ等の主要な原材料は、GDPの伸びより下回るが、ほぼ横ばいのままと聞いたばかりですので、どうしたのかと心配になってきています。 印刷産業が98.7%が、従業員100人以下と聞いていますので、業界としての構造改革を早く進める必要性が高いと、改めて考えざるを得ません

組版タグコンバータ環境 (5) Wordから写研データからxmlへ

2007-05-01 20:40:31 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-5-1
 一般文書を作成する環境としては、Wordが最も選択されています。特に官公庁や学校、一般企業、医薬品関連等での普及率は抜群です。
 現在、WordからXMLを切り出して、㈱モリサワのMCB2への変換には、当社も開発に参画している「B2-WORDXML」が最適です。特に、
(1) 大手出版社の「文芸書版」では、見出や本文上での複合ルビなどの対処が出来ており、かつ国内の出版業界での標準化したXML規格とされているjepax対応で す。
(2) 数式を含む(標準的なTEX文書→word変換も含む)Mathtypeで入力された数式を、1:1で㈱モリサワMCB2に変換が出来ます。このケースではWordからXML及びMathtypeデータを切り出しXML化します。次いでMCB2へXMLを介して1:1で貼り付けられます。この機能は数式を文字通り1:1で変換しますので、多様な利用方法が可能です。

 さらに古いデータとしては、写研のデータからの取り込みがあります。
この場合でも、写研のデータ制御やコマンドを、XMLを介してMCB2のスタイル・テンプレートをダイレクトに変換を致します。その結果として、写研の組版結果が
条件が揃えば、ほぼそのままMcb2上でプレビューアができます。

 さらに、WORDからの取り込みと同様に、写研のデータも本文がほぼプレーンな状態のデータとして切り出されるだけでなく、MCB2から逆にXML出力させることで最善のXMLデータとして運用が可能となります。



 

組版タグコンバータ環境とは (4) コーデイングとXMLとの関連性

2007-04-30 13:57:15 | 組版プロの思考からXMLを考える
 文字精密変換機能は、日本語表記にて、正規表現+多項目一括置換+メニュー機能+計算機能+特定範囲や特定用語を、ある範囲内で緻密に定義したり置換したりできます。
 まさにかっての写研のコーデイング手法を参考にして技術としても継承。
デ制技術も積極的に活用が可能です。
 また、高機能エディターによる各種コーデイングの生成と実行、ルビ処理、文字合成等の入力指示方法を、sapcol方式に準拠した記述で生成可能にしました

 この環境では、各種の基本要素を整理して、かつマクロ化をしておきます

 方法としては、
 コーデイング技術により、プログラムレスで組版手順に沿って、メニューによって各種プログラムを呼び出したり、テーブルを組み込んだり、正規表現とセットで多項目を一括して置換したり、
 それぞれの要素を組み合わせて、読み込んだ各種テキストを加工して、中間フアイル化しておきます。
 中間フアイルの構造としてXML+XSL構造(一部)にて出力可能にしておきます。

 特にモリサワのMCB2からの逆変換によって、スタイルやテンプレート、そして各種モリサワタグ付き情報を、個別ファイルとして、ファイリングしておきます。

 そのファイリング情報から、コーデイング上で指定された手法でxmlやxslを生成して出力させます

 各メーカからのスタイルやテンプレート、そして独自タグ等を中間フアイルとして管理する技術が、コーデイング技術の一貫です。

 また、読み込んだWordなどから、そのスタイル等を、「オーダーメイドXML」を介して各種のXMLとして書き出すことも可能となります
 

組版タグコンバータ環境の形成とは (3)

2007-04-30 13:55:51 | 組版プロの思考からXMLを考える
コーデイング技術とは
 「文字精密変換」「オーダーメイドXML」との組み合せによって、日本語機能による、テキスト加工技術によって、比較的簡単にXMLを記述する方法を開発実用化しました

 コーデイング手法で棒組(XML+XSL(特定部分))を定義して出力させる
 そのテキストを加工する手法として、パールやセゾ、ジャパスクリプト、C言語等が知られている
 しかし、あくまでプログラム言語であるが故に、その学習が大変であり、かつその上で実務としての日本語処理を行うために、大変な苦労を現場の方々に掛ける結果ともなります。
 結果として、技術が会社に所属すると言うより担当者の技術者に帰属する結果、何らかの理由で休まれたり退職をされると、業務の運用が止まって、結果とした顧客先にも会社にも多大の損害を信用低下を招いてしまう結果となりがちです。
  この点から、社内外に蓄積されたプログラムを活用可能な、プログラムレス環境で極力使いわない、技能的に習熟出来る手法として、日本語をベースにしたコーデイング方法と、メニュー方式によって、多様なマクロやコンバータ等を呼び出しては実行出来るような環境として運用することを目指しています


組版タグコンバータ環境の形成とは(2)

2007-04-30 13:37:00 | 組版プロの思考からXMLを考える
2007-4-30
 現在の印刷業界の組版環境を取り巻く状況は、かっての専用のワープロが電機メーカ各社から販売が開始された直後ととても類似していると考えています。

 日本をはじめ、adobe社やmicrosoft社など、世界中の各社が独自の組版環境を形成して競ってきていましたが、そろそろ整理統合の段階にいたったと考えています

 現在、訪問させて頂きました印刷会社の制作現場は、発注先の意向もくみ取って設備してきた結果もあって、写研/モトヤ/写研サードパーティ/InDesign/そしてMCB2の導入をも含めると、あらゆるメーカの組版ソフトウェアが導入され、まさに縦割りの構造で仕事がなされている状況のごとくです。
 それでなくとも社員を減らされ、肝心の技術者が定年退職し、業務毎の多種多様なシステム機器で部屋が埋め尽くされ、その中に技能者が埋まっている状態。現場はどうしたら良いか分からない状況に近いと判断されます。

 どうしたら良いのでしょうか
 当社でも少なくとも会社発足からいままで、すでに24年間の経過がありますが、発足前から存在していた日本の㈱写研の電算写植機器のすごさが際立ってしまっています。
 実際のところ、XMLやXSLの最大の機能は、標準化したフオーマットの世界の構築特に印刷フオーマットの提案力にあります。
 ところが写研が25年以上も前に、sapcol言語で作成出来るバッチコーディング技術での印刷物がフオーマットとして先行して普及し、デファクトになってしまっているために、XML.XSLの環境が、写研製のファンクションやコマンドを、初期入力時にコマンド等の付加で作成することはとても大変で実用的には出来ないレベルでした。
 今のXML制作の現場でも発注者側でもよく分からないままに、ああでもないか、こうでもないかと言っているレベルでは普及が進まない事がはっきりとしました。

 当社でも、写研を凌駕する組版環境と、wordやエディター等で簡単に入力出来る環境を形成出来ない限り、コンバータメーカとしても立ち上がれないという事がはっきりとしてきました 
 当方は、XMLがとことん行くところまで行かないと立ち上がれなかった。