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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

統合Palnaのコンセプト(1) 組み版ソフトから統合ソフトへ

2009-01-17 22:50:39 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009-1-17
 組版技術へのこだわりから、統合ソフトによるワンソースマルチメディアの時代へ。
 異体字の対応が、すべての組み版の自動化処理でのキーワードとなります
 
 出版物の生成やイベントに合わせて、ワンソースマルチメディアでの制作展開を可能に する、統合環境を提案します。


 
基本的な提案項目 
1 1本のソースプログラムに環境を統合する。
 まず、組版という概念ではなく、ソースプログラムの更新の環境を形成する。
 顧客先別の、仕事別に、1本のソースプログラムを組みかえる。

2 それぞれの専門職の職務機能が必須になる  
 システムでいう水平分散機能。
 印刷産業の昔の言い方では、活版でいうところの文選・植字の完全分離という原則で

2 環境を整備した上で、統合Palnaでは、組版で言われる校正内容の修正そのものが
 ソース更新となる。
 例;渡辺の邊のごとき、32種類以上の異体字が存在。その異体字の何番目として更新
   自責、他責を峻別して、かつ集中して1ヶ所での情報更新を必須とする。それが
   統合Palnaが管理する場所で。   

3 日本語には、膨大な異体字があるために、Windows環境上で動作するCIDによる
 組版機能を使って印刷物には表現をする必然性がある。
  その上で、Windows Vista対応のJIS2004+Microsoft拡張漢字・記号に適応する
 変換文字セットのためのテーブル整備。そして電子出版に対応する文字セット、DVDに
 対応する文字セットなどを、組み込んでいく。

4 統合Palna環境上で、整備を終えたワンソースプログラム上で組み上げた組版情報か ら、抽出したコマンド等を介して、目的別のXMLを精製して、一括して出力を行う。

5 これらの一連の準備のためには、組版ノウハウ、異体字管理技術(特別なフオント
 生成を含む)担当者だけでなく、電子出版、WEB担当者、ネットワーク、サーバー管理 者などの専門スタッフのワンセットは欠かせません。

6 なによりも、受注産業ではなく、印刷版下製作を含めて、顧客先との関係が
 緊密な相互信頼関係によって、一括したアウトソーシングされた契約行為によって保全 されていることが前提になければ成立が困難です。
  

7 まず、自動組版という概念のなかに組み込まれている機能を考える。
 そのためには緻密な事前のフローチャートの設計機能が必須となります。
 その上で
  紙媒体用版下生成完了と同時に、索引もCDも、WEBも携帯も、電子出版をも、
  同時並行して作成を可能にする。

8 統合Palnaは、ワンソースで、マルチメディアを実現するための環境
 基本的に 従来ソフトウェアは、組版専用ソフトウェア。
 イベントに合わせた同時製作を可能とする、転記しない原則
 MC-B2/MDS-B2では組版を行いつつ、統合PALNA上でデータベースを加筆・削除等により 修正が可能です。

    以下継続します。
 

モリサワMC-B2/MDS-B2は、組版ではなく日本語拡張html? 

2008-11-22 17:04:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-11-22
 MC-B2/MDS-2とHTMLの関係を考えてみます。
今後どのような方々に、MC-B2/MDS-2のごとき、統合ソフトの専任取組担当者としての参加をお願いしたらよろしいのでしょうか
まず、
1 写研のバッチコーディングをかなり長く経験された方々は、このMC-B2/MDS-2の業務取り組みに最適です。
 よく知られていることですが、写研の組版言語「Sapcol」は、とてもすぐてた内容でした。しかし如何としてもあまりに世界的なレベルでも早すぎたと言えます。
 結果として、現在の標準化した機能と比較して、あまりにも食い違ってしまった、収集付かないくらいの部分も多い。典型的な部分は数式に関する考え方です。

2 次は意外かもしれませんが、WEB上でHPの制作に従事された方々が適応しやすい
それは、いずれも業務上でフルバッチでのコーデイングを行う経験を積まれている方々ですからです。また、プログラム言語は100%テキストでのバッチ処理となっています
  MC-B2/MDS-2は、組み版ソフトとして、取り組まれだしたのが2000年に貼ってからの如く、組版ソフトしても、最後発で開発参入されています。それはよい意味で、 最新のXMLやHTML等の規格をよく学習された上で開発されています。
 それだけに類似性が高く、言語的にもとてもよく似た環境となりました。

3 文字組版部分の仕組みはそっくりで、3Wでの今後の詳細に決まっていく規格を先取り しています。また、最新の「日本語組版処理」としてのJIS規格にもとても親和性が高いと言えます。
 
  


モリサワMJF 組版→統合処理ソリューションは秀逸です

2008-11-22 16:07:21 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-11-22
 とてもユニークな環境で、これからの多くの方々が現場で行う業務上の運用環境で
画期的な教育材料にも活用が進みそうなソフトウエアが提供されています

 それが、MJF(組版自動処理化ソリュ-ション)と呼ばれるソフトウエアです。
 WINDOWS画面上に複数の四角なアイコンを並べ、それを「パートの手法」の如く、直線とその直角線で結びながら、作業手順を画面表示していく方法です。
 とても一目で全体の流れが一覧で確認ができます。
 作業中の、どのレベル化が目視できます。

 統合Palnaでは、プログラムそのものですので、ワンソースであっても一覧を知るためには、プログラムリストが必須であり、それを読み込ましていかなければなりません。
 その点で、実際に、このMJFを使うことによる、最終的な業務レベルでは、経験不足の現場の方々向けには、とても効果的で、そのビジュアル効果にとても満足しています。



モリサワのot-glyph 外字作成機能と、その管理

2008-11-22 15:45:01 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-11-22
モリサワのMC-B2/MDS-b2シリーズの機能的な観点での評価を整理してみます。

 本体だけでなく、同時並行的に構築が進む周辺ソフトウエアにも特記すべきソフトウエアが存在します。

 その代表例がフオント生成ソフトウエアot-glyph があります。
文芸書や医学書など、また学参に本格参入をすればするほど、多様な異体字が生じてくることは避けられません。

 写研環境では、書体ごとに作成の必要があり、あっといまに作成外字が10,000文字単位で生成され、作成も管理も大変でしたが、ot-glyph ではフオント間でグループ化されるために、とても楽になっています。

 制作方法もとても写研から比較して、楽になっています。 

統合Palnaの構築中 モリサワMC-B2/MDS-B2の開発動向(1)

2008-11-21 13:27:51 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-11-21
 モリサワのMC-B2/MDS-B2の開発目標の次のステップは、
それは、教科書や学参の世界への展開です
 そのためには学参上で使われる多様で特殊なフオントの開発が必須であります。
 小学生低学年用の専用文字が結構あります。
学参ではより幅広いフオントの提供が求められて生きます。
また、学参特有のロゴや記号類が多数あります。
それらの出荷がこれから順次行われると考えられます。

 (株)モリサワよりのNEWSで、この11月下旬に、モリサワパスポート(年間レンタルフオント集)に、正式に掲載されるというアナウンスが届きました。

 すでに数年前に、文庫本など用の「文芸書対応」フオントができていますが、Texなどからの取り込みで「数式」を必須とする医学書関係では、
 この1,2年にて、複数回の改定版を含めての出荷で、ほぼ満足の得られる数式フオントを出荷しています。それによって、医薬品関係での出版物関連では、ほぼモリサワのフオントと、MC-B2/MDS-B2での市場制覇が実現してきています。
 東京都内での写研顧客の多くが、医薬品関連に関しましては、気が付きましたら大量に
mcb2/MDSの導入に踏み切り、順調に成果を上げてくれています。
 開発の一部を担った立場では、とてもうれしい限りです。

 次のステップはなにか?
それは技術的な観点と、フオントを含めて写研が構築してきた手順に沿って、克要素技術の積み上げ順によって決まってきます。

 今回の、学参への開発の流れも、その流れに沿った内容と理解できます。
 学参関連では、市場の立ち上がりが2010年から2011年といわれ、それへの関連ソフトウエアの第一陣が、来年2月頃発表される新規機能にどこまでが掲載されているかが楽しみです。

 ちなみに、今後の開発順としては、あくまで荒尾の想定ですが、
学参での、トライが進めば初めて次のステップが見えてくると思います。

 それが、簡単そうでもっとも要素技術としてクリアが困難な
新聞、タブロイド版制作工程となると思われます。
 新たな新聞系での追加、新しいフオント関係の開発をクリアすることを含めて、その段階への移行には、まだまだ若干時間を要しますでしょう。

 同時に、即時処理(突発的な組み替え)、日時処理での対応と、広告記事の対応。そして
新聞フル1ページでの大きな組み版頁処理が求められます。

 さらにあるとしたら、日時処理でのフリーペーパ対応がそれです。
これはWEB、特にHTMLとの相互間でのやり取りがとても厳しく迫られると思われます」
 




統合Palna事例構築中 開発骨子から 2

2008-11-18 23:13:45 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-22-28

2 開発の骨子
MDS関連での開発環境の整備に沿って、骨格を固めると同時に、攻めの経営体として、真の意味でのワンソース化を推進する方法論確立を目指します。

(1) 目的の第一は処理コストの引き下げ ランニングコストの削減を最優先する。
モリサワ製の、MCB2やMDSを支援するシステムとして開発構築中で、2008/2デリバリ予定の最新MC-B2、MDS-B2及び周辺ソフト環境をターゲットとして基本開発中です。

(2) MDSおよびサーバー上で、ワンソースによるデータの追加・更新・削除を可能とする
環境は、統合データの更新技術環境からの逆発想により、幅広い展開へ。

(3) 最終納期に合わせて細かい更新情報処理が、サーバ版MC-B2/MDS-B2上で一体化できる環境の整備

そして、統合Palnaとは
 統合処理の結果→                       → 印刷製品
  〃  → ワンソースベースでのコンバートと、そこからの加工 → CD制作
  〃  → ワンソースベースでのコンバート          → 電子出版
  〃  → ワンソースベースでのコンバート          → WEB制作
 
 同時に多面的に作り上げられる周辺環境整備を駆使することで
 
 いままでは、 
   印刷製品をIndesignにて作成後、引きはがして、別の業者がCDを作成
   それをひきはがして電子出版、そしてWEB制作へ
 これからは
   それを時間差なしに、同時にできあがれるようなワンソース化
 
(4)  
 日本の固有技術として、統合環境での一体化推進が欠かせないのと考えています。
その実現も、差し迫った許容時間の範囲で可能かなと考えています。
また関連として、端物用でのインデザイン環境をも含めて、Windows環境で一体化を進めることが肝要かなと

(5) 新しい時代のデジタル職人さんの出番です。
 昔の活版時代に戻る形で、メインのコーデネイター、そしてプログラムの書ける人、フルバッチで組み版用のコ-デイングのできる人、データベース運用のできる人、そしてWEBや電子出版、携帯等への応用技術を持っている人、画像管理のできる感性のある人
サーバ管理のわかる人、顧客先との営業サポートができる人などなど、それらの方々が、パソコンでの水平分散の形で緊密なネットワークを組めるだけの企業としてのIT技術が一定レベル以上にあること、などなど限りなく条件が重なってきます。
 


統合Palnaの事例構築中 Page’09で公開予定 1 まず、概要

2008-11-18 18:17:03 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-11-18

 概要としては
1 次世代情報統合環境 
 (1) メイン環境には、モリサワ製MC-B2/MDS-B2の最新版をベースに開発。
  B2-WORDIN、MJF、MXPなどのすぐれて周辺ソフトを組み込み、運用環境をわかりやす  くしています 

 (2)フロント環境構築のために、一連のアンテナハウス社/デジタルコミニケーション  ズ社製品を推薦しています

 (3)その上で、各種の多様なコンバータ環境、PDF環境、XML、XSL構築環境、すべ   て、WINDOWS環境上で開発されている、マイクロソフト関連製品および、肝心のPDF  環境や各種コンバータ、エディター、フオント環境などは、国内製品でまとめる。
 
2 この関連必須の情報系を、統合Palnaは、出来るかぎりワンソースの1本のプログ  ラムで、統一的に運用できる環境を構築しています。 すべて自動的に起動し、作業をい終了をする、 その運用環境をパラメータの形で統一志向で配列しておきます

3 運用上では、初期入力環境としては、Word及びExcel及びText Editor 等にての  制作が主体で、そこから基本情報を取組むが、
  まず、フローとしては印刷版下の制作の作業があって、その完成したフオームから逆  に逆にさかのぼる形で、展開を始めるようなワンライテイングな構想でもあります

4 したがって、校正完了時までの最終修正の如く、ワンソースでの対応となりますの  で、すべてMC-B2/MDS-B2上で一体化して修正を加えることが必須となります。



印刷産業はこれでは不振→淘汰へ。業態の革新で新たな再生 1

2008-10-07 20:24:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-10-7
 世界的な株価の暴落(ガラ)発生が生じています。1929年の恐慌の再来かと叫ばれてもいます。日本においても、円高で100円を切るのもマジカに。
 印刷産業の、当社のお付き合いしている先でも、すでに戦う前から厭戦気分が蔓延しています。関連先では、年内に相当数の印刷会社の倒産が、既成事実として語られています。なにせ、メディア河口の主役から遠く追いやられた揚句、発注減に加えて、あらゆる資材も高騰してしまって、利益を圧迫しています。
 人材は老齢化がすすみ、新規雇用者も減ってきています
 出版社では、定期刊行物が次から次へと、実質廃刊に。
印刷会社で、どのように製造ライン、特に組み版環境を効率化しても、出版社は最終結果しか見ない。ひいていえばマイナスでしか見てくれない。
 経営者がビジョンが描けなくなれば、会社内のどの部門でも方向性を失って、失意のどん底へ。
どうしてこうなってしまったのか。よく考えてみましょう。
 温故知新、古きを知りて、新しさを知る。の精神であり、ネバーギブアップの心構えです

日本の携帯電話の現状とこれから(3)

2008-06-25 12:01:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-6-25
 日本の閉ざされた携帯市場に風穴、どころか暴風雨。
IPhone」と「smartPhone」の登場 

 米国のアップル社の携帯電話機「IPhone」が7月中旬に、日本でも発売される。
同じように、フインランドのノキア社製を中心した、「Smart phone」がいずれもがソフトバンクから販売されていきます

 日本の携帯電話は、気がついたら規格的に世界の孤児となってしまっています。
その原因は、かって昭和55年頃から専用ワードプロセサ(WP)が辿ったとまったく同じ
過ちを繰り返しているからです。
 メーカの東芝(JW)や富士通(oasys)、シャープ(書院)等の専用WPは開発を独占したメーカが、少しづつ機能を追加しながら古い機種をまさに切り捨て、常に新たに買わせる方式で販売を伸ばしてきました。
 結果日本のパソコンの健全な発展を大きく阻害し、機種間での情報交流を阻害した結果もあって、現在の情報縦割り社会を形成したといわれます。
 特に独自のキーボードに染まった世代は、oasysキーボードなどASKIIとの汎用性が完全でないために、専用WPからのパソコンへの移行で、とても苦労され、また誤ったメーカの考え方もあって、本来自立して何もかも個人が負うべきパソコン運用上での責任を、メーカが背負うという形で、甘やかされた結果もあって、なかなかパソコンとの自立した関係を構築できない方々をたくさん排出してしまっています

 ところが専用WPは、ご存じの如くマイクロソフト社のWindowsの出現と、WORDやEXCELの機能強化とあいまって一切を失い、実質消滅しまっています。
 キーワードは、井の中のかわずか、大海を泳ぐか。という違いでしょうか

 今の携帯電話は、かっての専用WPが落ち込んだ、間違いをさらに大きく繰り返しています。

 携帯音楽プレーヤーの「IPod(アイポッド)」に通話・通信機能を付けただけが「IPhone」ではありません。その汎用性がインパクトなのです
 汎用ソフトにより顧客側で使い勝手の良いソフトを作れる点が決定的に違います。
まさに専用WPと、Windowsの相違点の繰り返しとなっていきます。
 あっという間に、日本の女の子、子供向けの特殊な「癒し系携帯電話」は、かっての専用WPと同様にして、駆逐されかねません

 先行して販売されている「スマートホン」となると、ミニパソコンとしての使い方が主流でしょう。
 各種多様な開発環境を駆使して、まさにラップトップを更に小さく、持ち運べる機器としての位置でしょう。 

 

日本の携帯電話の現状と課題(2)

2008-06-25 11:54:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
 ここのところ、親子関係、子供同士、そして携帯電話キーワードになるようなおかしな事件が続発しているのでしょうか。その背景を、いくつかの切り口で検証してみます。

日本の独自製品。 携帯電話のもたらすこと

1 フインランドの国際企業、携帯関連では断トツのノキア、そのノキア系統が中心になって、欧米系の携帯電話が全世界のシエア90%を占めるようになってきています。
  そのなかでも急速に伸びているのが、ビジネス対応で、テンキー方式でなく、アスキーのパソコンのキーボードに類したものになっています。 
 かって欧米の大学生に爆発的に広がったPDAの、その携帯電話版ともいわれます

2 何が問題か
(1) 携帯電話等のIT機器は、本来日本が最も得意とする、マイクロ製品(超小型)での分野であり、相当な世界シエアがとれるはずです。ところが逆に世界の孤児に。
 
(2) それは、日本では若い女性の利用ニードに引きずられてか、過剰機能で、ほとんどの方々が、その機能の一部しか使えない代物に。しかも、パソコンとおなじアスキ-キーボードではないということは、ビジネスユースをまったく考えていないあかし 
(3) したがって、世界的な流れが、パソコンから携帯電話への移行が進む中
 日本だけがビジネス分野ではほとんど携帯が、パソコンとして使用できないことになっています。逆に子供たちがパソコンに興味をいだかない。HP関連のみ
 携帯のテンキー方式入力しか興味がわかない、とてもこまった中途半端な人間に育ってしまって、ITを使ったトータルな物づくりの分野から、どんどん離れて遊びの世界でしか携帯電話も使えないことになってきています
(4) ビジネス市場が育たない
 携帯を使って、多面的なパソコン利用が広がるはずのところ、分断されてしまって、子供たちがビジネスを行うための、社会訓練に役立たず、逆に情緒的な面でしか社会を認識できない、情報面からどんどんはなれてしまう怖れを感じる。
(5) 最近の、携帯電をがキーワードとして登場するおぞましい事件を見ていると、将来がとても心配になってきている   


2 なぜ、そのようなことは生じたのか
 (1) やはり経済産業省が、ノキア等の外資からの参入を例の如く合法的に排除して、
  NTTドコモやAUを育てるという大義名分で、なかなか輸入を許さなかったことに大きな原因が存在すると言われている

 (2) さらに、IT機器を小出しにしながら、市民に買わせるための家電品戦略が背景にちらちらしているように感じています
 でも、そんなことよりも、国がものつくりを大企業だけに、情報管理を官僚組織にまかせて、市民は単なる消費者としておとなしく生きて行けという、おそましい狙いを、肌身に感じる昨今です。
 その一環として、意図的にこのような都合のよい仕組みにしてきているように感じてしまうのはいかがなものでしょうか 


株式会社 トータルメディア研究所
荒尾稔 minoruarao@tml.co.jp

日本の携帯電話のおかれている現状は (1)

2008-06-25 11:46:36 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-6-25
 昨日、ソフトバンクの携帯電話の販売拠点に伺って、いろいろと聞いてきました。
まず、IPodoはまだ店頭にも置いていません。
スマートホンは複数機種がDEMOできるようで、実際に触ってもみました。
でも、窓口のだれもがこの気象の販売には慣れていず、説明もできません。
 
 まず驚いたのは、外部からword、Excel、パワーポイント、PDFファイルのやり取りができる様ですが、異常なほどパケット料金が高い。業務には使えません。月刊の固定契約費用で9,500円とは何事ですか。
 電話と併用したら15,000円以上となりそうです。

 キーボードは小さすぎて使いにくそうですが、ASKIIですので何とか。テンキー方式よりは決定的に楽です。
 使い方としては、携帯型のパソコンとしての利用が可能そうです。

 でも、日本ではなぜ普及しなのでしょうか
なぜ、日本の女の子をベースとして市場で、しかも癒し的な使い方に特化した携帯電話ばかりが普及してしまったのでしょうか。
 日本の常識は世界の非常識という言葉がありますが、携帯電話の世界は、明らかイに日本のだけの異常な市場を形成して、世界市場から完全に遊離して、全世界的にはたった数パーセントの市場しか取れない現状があります。
 また、携帯に係る、若者文化から噴き出すような、あまりに異様な事件が続出しています。

 なぜなのでしょうか。
 

現在、印刷機器の世界のトップメーカは、 (株)リコーなのです。

2008-03-09 22:26:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-3-8
 世界最大の印刷機器のメーカは日本のメーカである(株)リコーです。印刷機械メーカがトップであった時代はすでに終わっているようです。
 何をもって印刷機器と評価するかの尺度が必要でしょうが、自分なりに考える基準です
ひとつには数年前、IBMから印刷関連機器部門を一括買収して、現在に至っています。

 当社内で自分で、実務としてリコー製のカラーコピー機器「イマジオ」等をオンデマンド的に使って3年目に入りましたが、その印刷能力のトータルな威力のすごさに驚嘆する毎日です。

 IT技術を背景として、自立して運用する環境が一括して整備されていますので運用できるスキルある方々にはとても便利をしています

 大手の出版社では、adobe社のIndesignでできる組版能力や書体やフオントの範囲で、機能を絞り込んでもよいと言い出しています。

 企業内では、従前からWordやexcel、パワーポイント等で作成されたフアイルからの出力機能と、Windows上のフオントや文字種類に関して、実務上対応できればそれでよいという感覚が広がっています。ほとんどの必要書類はいつでも出力できる体制が確実に構築されてしまっています
 
 とても精密な機器となっていますので、従来の印刷用紙でも塗工紙(コートやアート紙系統)は、機械を痛めるので、最近はかなりきつく、実質禁止されています。

 印刷との使い分けもはっきりとしてきて、小部数を印刷するにはオンデマンド的に適時更新しながら印刷することで最適。
 大部数には、最終的にか確定した内容で広報活動や大部数での出版等では従来方式での印刷との使い分けがされています。
 
 データベースの概念、xml対応技術などが、知らないうちに取り込まれてもいます

いまだおもちゃの段階、ブログからの出版がこれから急拡大する

2008-03-09 22:13:29 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-3-8
 自費出版を行ってきた出版社の整理や倒産が相次いでいます。
いろいろな理由がありますが、著作者がIT技術を使いこなせない世代が、WEBや出版業界の厳しい現実を原体験できていないままに、話に乗せられた方々が多いと感じています。
 結果としては、出版産業自体がとても厳しくなってきていることと無関係ではもちろんありません。
 多くの印刷会社が、連鎖して倒産に追い込まれたりで、中小出版社の仕事自体を引き受けられなくなってきている事情も背景に透けて見えます。

 出版社側が、出版業務で資金回収までの長い時間を、その信用創造を印刷会社に依存してきた戦前からの商習慣が、維持できなく買ってきている証しもあります。

 でもブログを介しての自費出版はこれからとても有望な分野になると考えられます。
すでに複数社でサービスが始まっております
 私自身もいくつか手がけてみて、その将来性と有望性には瞠目します。

 それはまさに、アナログから一気にデジタル化したときの写真メーカのおかれた立場を印刷や出版産業に擬してみて、考えこんでしまいます。

 ブログでの自費出版は、版下制作完了までは、全く発注者(依頼者)側の仕事であって、契約書に署名捺印して、このまま作業を進めてくださいとの具体的な注文行為があって
初めて作業に。そのひとつは徹底した小部数印刷であることです。
 宅配業者と連携しての代引きか、事前にカード決済でなされるので、資金の回転率が決定的に違います

 従来の大量受注から、逆に1部から60部までで打ち切るような
全く逆な動き方を始めています。

 それは理由があって、製本部分が一気に手作業に戻ってしまうことに大きな原因があります。
 従来からの製本方法では、立ち上がりのヤレの発生は避けられません。それは折から、糊とじ、断歳までついて回ります。

 この部分での開発をメーカに要請中です。
製本が最大のネックとなってしまったことがよくわかってきました。
だから、一人の職人さんが手掛けられる限界が、1回60部だということだと思います
 





印刷産業の不振、それはIT技術とのギャップ(6)

2008-03-09 21:53:47 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008/3/8
 Windows環境とMAC環境との差異が、ここまで拡大するとは驚きです。
一般産業や官公庁・大学等でのWindowsが主体のIT環境と、MACをハードとして主体にAdobeのソフトで運用される印刷製版業界とは、いくつかの局面から決定的といってよいほど大きな断崖絶壁ができてしまいました。
 いままでお互いに自分のほうがデファクトだと言いかねないところがありましたが、はっきりと決着がついてきたと考えています。
 これは、印刷産業でのビジネスモデルの全域にまたがる課題であります。

 印刷産業は、かって活版印刷(金属)でも、オフセット印刷(写真製版技術)の時代でも、主体とするメディア(媒体)や原材料制作提供者までは、すべて印刷業界及び関連業界でワンセットで囲い込みが出来ていました。

 同時に、教育も人材育成も基礎技術構築も、製造機械も、マーケッテイング対応能力も含めて一切合財も、オールインワンで固めてきています。

 今回のデジタル化でもその影が色濃く、業界あげてあらゆる面での差別化をまっしぐらに追求したきらいがあります。
 別の目でいえば米国のパソコンメーカのMAC社と、フオントメーカであったadobe社を巻き込んで、差別化戦略を行ってきたともいえます。
 それに対して一般会社や官公庁もWindowsやLinuxで対応してきており、現在それらが圧倒的なシェアを介して、パブリック(公共財)としてのパソコン環境を構築してきています。
 でも現在、ここにいたってMACの全世界的な、そして公共財としての大事な社会的なシェア確保はほとんどありません。
 しかも、MACは究極のパーソナルツールですので、今のIT時代に単独での相対だけではとても、全世界に適応できないということのは必然です。

 困ったことに印刷産業も戦後の2代目や3代目の若手が中心になって、会社全体をMACベースで組み替えた会社がとても多くことです。
 がために、いまになって、IT産業化している一般企業などとの基本的なデジタルでのコミノケーションやネットワークすら、お互いに理解でき得ない状況に。またそのような大事な相談を、理解できずに蹴っ飛ばしてしまうような社員ばかりが育ってきてしまったこととなっています。

 OA(オフィス オートメーション)とは
 WindowsのOSは、小数点2ケタでのまるめ計算 事務用
 倍精度16桁の数値計算を間違いなくできる技術データ環境をクリア
 そしてドキュメント管理の3つを同時に環境としてクレイアできています。  
 さらにらネットワーク、WEB環境が加わりました

 MACのOSは、基本的にお絵かきソフトと呼ばれるように、そのあたりのOA化のための「3種の神器的」な基本OS部分が、肝心の統合OAとしての機能が期待できません。(ようやっと最近Windows環境互換に)。結果としてMACで育った方々は、とても特殊な世界にどっぷりとはいってしまった結果となって言います

印刷産業の不振、それはIT技術とのギャップ(5)

2008-03-01 18:53:32 | 組版プロの思考からXMLを考える
印刷産業の混迷
 印刷産業は、現在は見事に主要なメディア環境から外れたところに存在をしています。
 人材払底。グローバリズムな市場競争の中で、存在感を失い、とろけて消えてしまう環境にも。
  OAとは、オフイスオートメーション
  FAとは、フアクトリーオートメーション。印刷の世界は明らかにFA。その主役であるべき会社群が明らかに衰退する状況に墜ちいってしまった世界との認識
 アナログカメラ→デジタルカメラへの変換をする世界に近い。この動きは今後ますます加速して、意外と進展は速いだろうと考えられます
 印刷業界が末期的な状況に陥っている現在、確実に市場に残る部分は手作業を要求される製本の部分が主体に
 印刷でいえば、オンデマンド部分やそしてバリアフルプリントなどが残ると考えられます。でも、大企業になればなるほど、情報処理部門との連携が重要になりますが、それに耐えられる技術者を育成できたところだけが生き残れるだろうが、ほとんど難しいと考えている。