渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

久々に喉ガラガラ

2010-02-21 23:10:14 | Weblog
昼前には気温2桁に乗ろうかという穏やかな晴天の下、プレシーズンマッチVS浦和レッズを観戦に行って来ました。

開場時間には到着する様なタイムスケジュールで出発したのですが、既に多くの来場者があり駐車場も近場はほぼ埋まった状態でした。

2ヶ月半振りのスタジアムは向こうのサポーターも多数来場し、賑やかな雰囲気。レッズのグッズ売場には物珍しさからか人だかりが出来ていましたね。

12時半頃に先ずウチの選手バスが到着。待ち受けたサポーターから拍手が沸き起こりました。続いて浦和の選手バスも到着、こちらも多くの声援やカメラのフラッシュに迎えられ。

1時をまわって程なく、ゴールキーパーからアップを開始。本日のメンバーは日野とスンフン。上野は故障の影響もあり、登録を回避した様です。

その他はFW陣が津田、平繁、柿谷、ハジ。
MF陣は倉貫、島田、濱田、青山、徳重。
DF陣はスンジン、ケントク、三木、平島、橋内、輪湖、八田の18人。

システムは4-2-3-1で、津田がトップ、トップ下に柿谷が入り、サイドハーフが右倉貫、左島田。

ボランチに青山、濱田。バックスは左から平島、三木、ケントク、スンジン。キーパーに日野という構成。

浦和サイドは
GK:1 山岸
DF:31 岡本、6 山田、2 坪井、12 堤
MF:22 阿部、3 細貝、15 エスクデロ、35 宇賀神
FW:11 田中、17 エジミウソン

サブはGKの18 加藤、DF陣は20 堀之内、4 スピラノビッチ。MF鈴木、FW陣は高崎、高原、原口。

試合は立ち上がり浦和のペース。速いパス回しで軽々とゴール前へ迫る。

その後直ぐにウチも反撃。ボランチの濱田→島田を経由してトップの津田へボールを運び、柿谷の仕掛けからFK、相手エンドで粘ってCK2本。

いずれもキッカーは島田。2本目左サイドからのボールをケントクが頭で合わせゴールネットを揺らすが、ファウルがありノーゴールの判定。しかしながら序盤からセットプレーの攻撃イメージが確認できたのは良かったかなと思います。

守備ラインは比較的高めに保っていましたが、相手のバックラインも高かったのでセンターサークルに近い付近に両者が非常にコンパクトにまとまっていた印象。

相手の個人力が高い為、少ない人数でもバシバシとボールを回して、ゴール前迄ボールを運んで来る。

しかし、相手のシュートの精度がもうひとつ(クロスバーとか、ボテボテとか)だった為、守備陣は何とか対応が出来ていました。三木を中心にシュートコースへのブロックもしっかりと出来ていた感じです。

しかし、細かいミスでピンチになる場面も少なからずありました。

中盤からの攻撃の組み立てに関しては、どうしても時間をかけさせられ、思った様な効果的な展開が出来ていませんでした。

濱田、島田、倉貫に加え柿谷のパス出しのタイミングとコース、タッチ等がまだまだ噛み合わず、津田迄有効なボール配給がなかなか出来ず。

島田のクロスもアイディア自体は良いのですが、長さやタイミングが津田に合わせ切れなかった場面がままあり、連係はまだまだ更なる練習を積まなければといった印象も。

唯、それは向こうのブロックが速かったという部分もあるので、リーグ戦ならばもっとピタッとハマるのかもしれませんが。

前半はヒヤリとしたシーンもありながら、無失点に抑えたのですが、後半になると立ち上がりから向こうがやや攻勢に出た感あり。

全体がやや下がり気味になった中、右サイド(相手からいうと左)を宇賀神に破られ、そこからのクロスをエスクデロに頭で合わされて失点。

この場面は直前に守備陣がセンターに引っ張られた様な所があり、飛び込んで来たエスクデロのポジションを上手くブロックし切れなかったかなと。展開も速かったですしね。

その後、中盤の時間帯迄はどちらかというと浦和の守備を崩し切れずという感じで推移していきましたが、時間経過と共に向こうの中盤のプレスが掛からなくなって来た事もあり。

徐々にウチが中盤でボールをカットして前へ運んで行くという場面が増えて行きました。

得点もそうしたブロック&アタックが生きた展開から。中盤からのボールを受けた前線の津田がペナルティーエリアへ切れ込み、ブロックに来た途中出場のDF堀之内のファウルを誘ってPKを獲得。

それを途中出場の徳重がきっちりと左サイドへ決めて同点に。この時、彼が蹴るのか島田が蹴るのかといった選択肢が出来たのも今年の楽しみ。

ロスタイムが4分もあったお陰で、中盤からのボールを受けた津田が冷静に相手Dをかわして逆転に成功。ここ迄、決定機を外す等ミスもあったエースが試合を決めました。

終わってみれば、2-1の逆転勝ちとなりました。浦和の本気度が今ひとつ計りにくい状況ですので、額面通りに受け取る訳にも行きませんし、まだまだ課題も多いかなと正直感じました。

それでも、昨年より更に厚みを増した攻撃力に関しては期待する部分が大きいです。非常に楽しみになって来ました。

交代で入った選手達については、先ず57分にケントク→輪湖ですが、軽快な動きを見せてくれました。まずまずではないかなと。

続いて61分に倉貫→平繁ですが、津田へのクロスや中盤での守備意識等、ポテンシャルの片鱗は見せてくれましたが、自身のシュートがお預けといった所もあり、もう少しじっくり見たいかなと。

76分に柿谷→徳重は流石に美味しい所を持って行きますね。代わって間もなく、得点も決めたし。

85分に平島→橋内は流石に時間が少な過ぎて判断材料が無いかなと。もっと長い時間見ないと分からないですね。

全体の印象として、やはり要の位置に島田が入った事によりチームとしての動きが去年とは違ったものになりつつあるのかなと。

濱田がもう少し落ち着いた捌きが出来れば、もっとバリエーションが広がるかなとも感じました。

あと2週間で、どの程度迄全体をまとめていけるか未知数ですが、確実に進化したチームの姿が今シーズン、大いに盛り上げてくれそうです。

最後に、来場して下さったレッズの選手達を始めとする全ての関係者、サポーターの皆様、貴重な機会を提供して頂き有難うございました。心より感謝致します。
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