渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

粘る

2024-03-17 15:00:16 | Weblog
昨日行われた第4節VS水戸ホーリーホック戦について少し振り返っていきたいと思います。

スタメンは前節から一部変更。中2日となるカップ戦に出場したメンバーも組み込まれました。

試合は立ち上がり非常に集中して入れていたように思います。序盤から攻勢に出て、チャンスを掴むと前半9分に左サイド橋本からのクロスに渡が飛び込みヘッドで押し込んで先制に成功。クロスの質も飛び込みのタイミングも非常に良かったと思います。

パワーを出した所で先制するという狙い通りの展開には持って行けた訳ですが、そこから畳みかける様な展開という所までは至らず。相手が水戸という所もあったかと思います。元々粘ってくるチームという印象が強く、余り簡単には勝たせてはくれない。どちらかという膠着状態が続くような印象。

昨日の試合でも徐々にペースを握られ、かなり我慢する展開も見られました。

後半失点してしまった場面ではやはり起点となった右サイドの折り返しの所でのプレスが遅れ相手に先んじられた事、その後のカバーが遅れた事が原因かなと思います。対応の甘さが見えました。人数が足りていても守り切れていないという今シーズンの問題点がまだ、改善中という感じです。もっとタイトにいきたい所です。

攻撃面でもなかなか良い形を作ることが出来ずに時間が経過していきます。ボランチも含め、もっと展開に工夫が必要であるし、前線の選手達もプレーの質を上げて行かなければならない様に感じました。

展開からいうと、正直どちらに転んでもおかしくない試合だったと思いますが、最後まで攻め続けた事が奏功し、ラストワンプレーで掴んだセットプレーからFKを直接決める(あえてこう書かせてもらいます。あれはオウンゴールというよりも中野のキックのコースが厳しい所だったのでキーパーとしてはいずれにせよ処理仕切れなかったのでは)事が出来ました。

公式戦4連敗中という非常に厳しいスタートとなった今シーズン、ひとつ結果に結びつけられた事で少しホッとした所もあるのでは無いかと思います。極端に言えば、戦術的に前節までと何か特別に変わった部分は無かった訳で。ひとえに選手達のあと少しの粘りがプレーに出せたのかなと。勿論、これまでの試合でも取り組んではいたと思うのですが、どちらかというと噛み合っていなかった、チグハグな印象が強かったので若干動きの摺り合わせが出来てきつつあるのかなとも思います。

このようやく掴んだ勝利を無駄にしないようにここから一層、全てのプレーの質をもっと高めていく必要があると思います。監督は試合後のコメントでネット等を通じて非常に厳しい批判等も浴びたと話していましたが、徳島ヴォルティスというチームの持つブランドはこの20年で当然上がっているので。J1昇格、そしてそこから先の定着を具体的目標として掲げている以上、結果を出し続けていく事こそがこのチームに求められているものであると思うし、極論を言えば、勝敗という結果以上にもっと面白いサッカーを魅せてくれ、というファン、サポーターの期待の裏返しであると思うのです。

勝手に応援しといて勝手に腐すなよと言われればそれまでですが。単に強いチームが良いならその時々で強いチームを見てればいい訳で。我々の地元のチームはヴォルティスだけであるし、他で替えがきくならとっくにそうしてるのだが。我々の日常には最早それほどにヴォルティスが浸食してしているのだという事です。

去年までのサッカーとまた違った事をしているという部分、それにはある程度時間が掛かるという所も折り込み済みではあるものの『それでも』という忸怩たる思いが各々にあるのだと思います。何とかしたい、という所が、単なるディスりに終わらないようにどうすればチームが良い方向に向っていけるのかを我々も常々考えていかなければならないとは思いますが。

次節まではまた中3日と短い為、攻守の課題をどれだけクリアしていけるかを見続けていきます。


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