渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

逃がす。

2014-03-23 23:18:10 | Weblog
第4節VS柏レイソル戦終了しました。

天気快晴で午前中からとても暖かく、春がやって来たなぁという感じ。

11時頃にスタジアムに着きましたが、人出はボチボチ。

ミニ動物園は予想通り、親子連れで賑わっていました。

他にも地元の高校生によるパフォーマンス書道が行なわれ、音楽に合わせて一筆入魂、見事な書が見る間に出来上がり、面白かったです。

グルメでは、屋台の種類が8店舗増えて、よりバリエーションが出て来たのは良い取り組みかなと思います。

メインの売店も品数が増えた印象。唯、本当に中はメインスタンド側にしか売店がないのでやはり不便さは拭えないかなとも感じました。

これから夏場に向けては、ドリンク系の売店をスタジアム内の何箇所に設ける等、より柔軟な対応をしていく必要もあるのでは。

さて。肝心の試合ですが。

スタメンは前節と同じメンバーで構成して来ました。

サブは若干変わり、小島が入りました。他は変わりなし。

一方、向こうのメンバーにはサブに輪湖が。今日は出番はありませんでしたが、J1の舞台で再び会えた事はとても嬉しく思います。これからリーグ戦出場に向けて更なる精進、そして飛躍を願っています。

試合は立ち上がり、非常にしっかりと入ったなという印象。

特に守備面は大きく修正したというか、ポジショニング等も含め、チーム全体として、かなり改善された手応えを感じました。

只、守るだけでなく、攻撃面でも序盤から攻めていく姿勢を明確に打ち出した動きを見せ、気持ちとしてもかなりアグレッシブに入っていたのでは。

その結果として、守備の粘り強さがようやく発揮出来る様になって来たと感じました。

序盤の15分を無事に乗り越えると、その後も確実にスペースを消して、ゴール前でも粘って無失点の時間を伸ばしていく。

攻撃で良いアクセントになっていたのが左サイドの衛藤。

ボールを受けると前を向き、怪我をする前の活躍を彷彿とさせる様な思い切りの良い飛び出しでドリブルを仕掛けていました。

惜しむらくは抜き去る、迄は行かなかった所でしょうか。唯、力強い動きが見られる様になって来たのはコンディションが良いという証拠であり、明るい兆し。

一方で最前線のふたりの動きですが。前半は主に高崎をターゲットにボールを送り、相手に競り勝ってボールを受ける役割は果たしていたものの、それをセカンドボールに繋げる事が出来ず。

周りのフォロー、クレイトンとの連携も含め、今後修正していくべき点ではあります。

クレイトンは前半は前述の通り、高崎からのボールを受ける役割、もしくはパスからの展開を担っていましたが、相手のマークが時折4人つくという厳戒体制にボールを収めきれず。

後半は後ろからのボールをターゲットとして受ける役割も加わりましたが、十分にこなせたかというと、もうあとひと工夫という感じでしょうか。

守備で踏ん張り、前半を今季初めて無失点で折り返すと、後半も立ち上がりから非常に高い守備意識を発揮。

更に早い時間帯に疲労の色が濃い斉藤を下げて小島を投入。守備が粘れる様になって来ると今度は攻撃展開という形に。

小島がなるべくボールに触る機会を増やしながら、ワイドに散らしてボールを動かしていく。

もっと濱田との連携が高まれば、面白い動きが出来ると思うのですが、今はまだ周りにフォローされながらという感じで。

初めてのリーグ戦出場という事で、今日の印象としては、及第点にはまだ達していない。もっと出来ると思うし、積極性を出していくべきだとも思うし。

周りを上手く使ってやる事が攻撃においてのボランチの重要な仕事。もっと視野を広く、味方の特長を活かすボールの配球が出来る様に1日も早く自分を成長させていく気持ちで邁進して欲しい。

唯、小島のフレッシュな運動量が入ったお陰で攻撃が活性化したのも確か。

クレイトン、衛藤、そして小島自身も決定機を作り、相手ゴール前に迫りました。

そこで決め切れず、というのが痛いですが。あと一歩という所迄攻撃展開も来ています。

しかし。そこで決定機を逃したという事が結果的には勝利を遠ざけてしまったとも言える訳で。

折角、粘り続けた守備も後半30分を過ぎた所で綻びが。

左サイドから上がって来たクロスの処理が上手くいかずに零れたボールを逆サイドの選手に詰められ、とうとう失点。

更にはリズムを保つ為にギリギリ迄変えずにいた中盤と前線を一気に2枚替えした直後に、またも左サイドからクロスを上げられて対応が後手に。

クロスを上げさせる前に切らなければいけない場面だったと思うのですが、踏ん張り切れませんでしたね。

飛び込んで来たレアンドロに綺麗にヘッドで合わされて追加点を許す。

終盤にきて2失点はキツい。自分達の形を出せた時間帯があっただけに勿体ない。

決定力の差が結果として現れ、0-2というスコアとなりました。

フィニッシュの精度は急に上がる訳ではないので、これからも継続して取り組んでいく課題ではあるのですが。

一方的にやられた試合ではなかったので。あとは守備の粘りを如何に鋭く攻撃転化していくかという部分だと思います。

勿論、未得点、未勝利について楽観している訳ではないですが。

手応えを感じさせる部分も着実に出て来ているので。

もう少し長い目で見ていこうと思います。


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