渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

流麗なハンター

2006-06-11 22:54:09 | Weblog
昨日の試合を改めて振り返りたいと思います。気温は21度→18度迄下がっていましたね、とは言え屋内ですが。札幌ドームは11828人の観客が詰め掛けました、流石です。色々なイベントも開催されていた様で、そういう点では見習うべき部分もあるのでしょう。クラブとしては。

今朝の見出しは《不運重なり逆転負け》でした。総評としてはハジの2得点を生かせず、後半の3失点に沈んだと。

前半4分、石田のオウンゴールで嫌なムードになるも、サイドからの攻め上がりでゲームの主導権を握る。前半25分に右サイド大場からのクロスボールにハジが素早く反応、長身と瞬発力を生かした長い滞空時間で十分に態勢を整えて綺麗に頭を合わせた。確かな手応えに本人も納得のゴール。更に6分後の31分には左サイドから石田のクロス、これを冷静に左足で流し込み2得点目。逆転に成功する。

この場面を振り返って石田は「あのクロスは難しいボールになったが羽地さんが良く決めてくれたので。」と語った。一方のハジは「良いボールを貰ったので後はしっかりと決めるだけだった。決定力を示す事が出来て良かったです。」と自身でも納得のいくシュートを打てた手応えがヒシヒシと伝わってきます。

この前半の展開は監督もかなり自分の構想に近い形でのパフォーマンスが出来ていたとの手応えを感じた様です。

後半は15分にPKで同点にされた後、守備面での綻びが。大場は試合後振り返り「気持ちやゲームプランの切替えが上手く出来なかった。」と語っていましたが、再逆転を狙い前掛かりになって中盤にスペースを作ってしまった事により、相手攻撃陣の侵入を許してしまった。Dラインが大きく崩されたというよりは全体での守備の穴を突かれた形なので、修正は十分に可能だと思われます。

久々にダメージの大きな判定となってしまった事は否めませんが、それでも何とかして冷静さを取り戻せないといけなかったというのは選手達も十分に分かっている所で、挽地にしろ「前半に出来た良いプレーを如何に持続させるかという課題にはしっかりと取り組む」と語っているし、秋葉も「試合運びを修正出来なかったのは反省点、それをしっかりと受け止めて次に生かしていく。」と厳しい戦いの中からも既に次節に向けた強い気持ちが。

一方で昨日も触れましたが、ハジのやっとの復活弾には監督も安堵の一言「やっと決めてくれた。」と。折角の得点を生かす事は出来ませんでしたが、先ず点を取れた事は確かな手応えだし、本人もシュートのイメージがより具体的に良い形で更新出来たのではないかと。本人もこれをきっかけにしたいとの意気込みは強く「次、頑張ります。」と早くも柏戦に向けての抱負を口にしています。

確かに、次の一戦一戦を又同じ様に集中して、ひとつでも得点を積み重ねて行く事が彼自身、ひいてはチーム自体を引き上げる事に繋がっていくと思うので。

このハジの動きに刺激を受けて、小林、タクト、そしてオーシにも復活の狼煙をあげて貰いたい。

話はやや戻りますが、石田、良いですね。自分のミスはキッチリとアシストで返したし、D位置に入っても動きに遜色が無い。元々器用な選手ではありますが、ひょっとしたらここらでもう一皮剥けるかもしれない、と密かに期待したり。あぁポジティブだ。
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