桑名で明治10年から続くうどん、そば、日本料理の老舗『歌行燈(うたあんどん)』。
雨でひんやりしていた体を少しでも温めたいと温かいうどんを求めてランチに。
和食中心のメニューが揃う歌行燈では客層はどちらかというと高めな印象。
ご夫婦やお友達同士で、美味しい和食を食べにこられる方が多いようです。
また、うどんなどは食べやすいのもあり小さいお子さんも何人か見かけました。

せっかくなので今回は夏のおすすめ御膳を頂こうかと思いメニューとにらめっこ。

でも結局桑名と言えば!という、有名な蛤を使用したうどんを注文する事にしました。

蛤うどんランチ♬(税込1298円) 贅沢にも大ぶりの蛤が5つも入ってました!!
殻をそのまま口に入れて身をはがそうとすると、口の大きさと同じぐらいの蛤。

立派な大きさに見合ったその身は弾力があり、濃厚な出汁が口いっぱいに広がります。
あまりの出汁の旨さに、一口で食べるのがもったいなさ過ぎて、2個目からは二口ずつ頂きました(笑)。
もちろん美味しいのは蛤だけではありません。老舗うどん屋さんなだけあって、
うどん自体もコシがあって歯応えのある美味しいうどん。蛤の出汁がいっぱい出てる
スープも普通のうどんより遥かに濃く感じます。パスタの様に、まるでうどん出汁が
うどんに絡んでるのはないかと思うぐらい、そのままでも十分に美味しい麺です。
一口スープを飲んだ瞬間、思わず「旨っ!!」と独り言を言ってしまったぐらい。

今更ながら、桑名に住んでいて蛤が有名なのは知っているのに、何故この蛤の美味しさに
気付かなかったんだろうと後悔の念が襲うほどの感動が、この蛤うどんにはありました。
これは歌行燈に行かれた方にはぜひ食べて頂きたい強くお薦めできる一品です。
ちなみにミニ天丼とお漬物が一緒についているのでお腹は十分に満たされます。
私は全て食べましたが、あまりの出汁の旨さに感動してたので、時間をかけてうどんの
スープは全部完飲して帰りました。何なら持ち帰りたかったぐらいですもん(笑)。

でも歌行燈さんでは嬉しいことに自社製品を多数取り扱っています。
今回の蛤うどんのセットも、もちろん蛤を真空パックにして詰めてあるものを用意してあり
その他にもお店関連のお菓子があったり、お取り寄せも行っているそうです。
何だかここまで来ると歌行燈の回し者みたいな感じになってますが(笑)、それほど
久しぶりに感動した情熱が溢れてしまいました;店舗も地方にいくつかあるようです。
お近くでお店を見つけられた際はぜひお立ち寄り頂き、この感動を分かち合いたいです!
大人になるほど出汁の味の旨さに気付くって本当ですね…ごちそう様でした。
■前回記事 『歌行燈 2013/10/16』
●営業時間、休業日⇒各店舗により異なりますが基本11:00~21:30ぐらい