タイニーハウス東京

東京でタイニーハウス暮らしを実現する。超小型木製トレーラーハウスの自作にチャレンジ

キャンピングトレーラー改修プロジェクト サブバッテリーシステムのアップグレード(P3) その29 アリババ交渉 反論提出

2021-02-18 16:38:00 | キャンピングトレーラー自作
昨晩遅くにアリエクスプレス宛に評価試験の結果をベースに反論を提出しました。



上記は反論を纏めた報告書(4ページ+写真等数十枚)の一部ですが、実際にはアリエクスプレスの係争プラットフォームを使い、細切れに文章や実験中のデータを示す証拠写真などを送らなければならないので手間暇がもの凄くかかってしまいました。




今日は中国では春節休暇明けですので、多分アリエクスプレスの担当者や販売者側も既に読んでくれていると思いますが、どのような反応となるか今から楽しみです。


さて、今回の件で痛感したのは、アリエクスプレスは嘘や紛い物が未だ未だ少なくないと言う現実です。(alibaba.com本体の方はB2Bなのでそこまで酷くはないと思われます)

そうは言っても、今回は安値の割にスペックの高い商品に釣られて悪質な販売者に当たってしまいましたが、多くの販売者や商品は結構使えるのも事実ですので、今後も上手く活用して行こうと思っています。


また、今回の件は他方でLiFePO4(リン酸鉄)リチウムイオンバッテリーや充電器関連の深い知識を多く得ることが出来た貴重な機会だったと思っています。

特に、リチウムイオンバッテリーの充電・放電特性やCC-CV(定電流・定電圧)充電器の仕組みなどは、以前は漠然としたイメージ程度だったものが具体的な知識となりました。

更に、これまで経験したことがなかった1kw超の二時間近い連続出力なども評価テストの中で実施して安全性を確認出来たことやインバーターなど周辺機器とBMSの保護閾値の整合性の必要性なども実地で学べたことは得難い知見となりました。

これをバネに自作キャンピングトレーラーの快適化作業に活かして行きたいと思っています。




関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

今日の一品 豚ハツのもつ煮

2021-02-18 14:33:00 | グルメ、おうちごはん
今日の昼食のメインは、昨日大量に仕込んだ餃子ですが、追加で豚ハツで中華風もつ煮(杂碎汤、ザースイタン)を作ってみました。





あみ海老の入ってニラ卵餃子が味が濃厚で相変わらず美味しいです。







我が家で豚ハツのもつ煮は初めてですが、何時もの白モツと違って少し硬めの歯触りが新鮮で、こちらも美味しかったです。





材料は、豚ハツ、じゃがいも、にんじんと玉ねぎだけ、調味料は唐辛子、花山椒、生姜、八角とお酒と醤油で味付けです。






関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s

キャンピングトレーラー改修プロジェクト サブバッテリーシステムのアップグレード(P3) その28 アリババ交渉 性能試験 続き

2021-02-18 01:17:00 | キャンピングトレーラー自作
アリエクスプレスでの返金交渉の材料にするため一昨日から評価試験を続けています。





準備した機材は、問題のリン酸リチウムイオンバッテリーと充電器、1500Wインバーター、300Aシャント抵抗付きの積算電力計と負荷として400/800Wの電気オイルヒーターです。

テストの目的は販売側が主張している以下の点の検証と反論のためです。

① 充電器は14.6V、20AのCC-CV方式の充電器でキチンと電気を消費して電圧を下げてから充電すればスペック通りに充電できるはず

② 米国/日本仕様の2ピンのプラグを指定したもののアースの付いた3ピンのプラグが届いた件で、アースピンを自分で折れば使用出来るので文句を言うな

③ BMSはBluetoothアプリ上は120Aのままになっているが、実際には150Aにアップグレードしてある

④ バッテリー容量もBluetoothアプリ上は100Ahのままだが実際には200Ahのものである

テストは以下を実施しました。

① 充電器能力を検証するため充電テストを実施(2/15 21:50〜2/16 22:02 約24時間) 

 この前にバッテリー電圧を下げるため5時間の放電テストも実施して11.32Vまで下げてから充電開始するものの、前回の報告と同様にほぼ8A台の充電電流が計測された。




CC-CV(定電流・定電圧)方式なので上のチャートのように電流と電圧が推移し、20A充電器であれば当然ながらカットオフ電圧に達するまでは20A近似値の電流が流れ10時間前後で満充電になる筈ですが、快速モードを使ってもそうはなりませんでした。

実験方法や手順、結果を写真付き報告しましたが、結局合計で30時間近くかかってしまい疲れました。

② 論外の一言、注文の際にプラグの形状を写真付きで確認したやり取りを証拠として再提出しました。

③ BMS能力の検証には、120Aと150Aのボードのサイズが異なります、バッテリー内部のセルとBMSが搭載されている内箱には物理的に収納出来ない旨を指摘しました。









しかも、BMSのデバイス名、バッテリー容量等のパラメータはBMSメーカーのデフォルトのままで弄ってもいないのに、書き換えを忘れたがアップグレードはされているとは呆れてしまいます。

④ バッテリー容量の検証のため放電試験を実施(2/16 23:00〜2/17 02:42)

夜遅く開始したため短時間で結果を得られるよう800Wでヒーターを動作させて実施しましたが、最後の方でインバーターの保護回路が働いたため400Wに切り替えて実験を続行しました。

過放電によるバッテリーへのダメージを避けるため放電深度80%に相当する電圧でカットオフパラメータをセットして実施しましたが、積算電力計の結果から計算すると名目容量は200Ahのようです。





但し、以前も報告した自己放電の異常値、二週間程度で30%も電圧降下が見られたことにも関連しますが、800Wでヒーターを運転した時の消費電力が1kW前後となり(インバーターの効率があまり良くありません)、電流のアウトプットが約80A、つまり2/5Cの比較的大電流が流れる際の電圧降下が新品のリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの電圧降下カーブと比べると、こちらも異常に低い数値となることです。

バッテリーのセルを直接見ることが出来る状態にないので、推測になりますがセルの品質が低いか劣化していることを物語っています。

現在、二回目の自己放電テストも実施しておりますが、併せて解析してみようと思います。




関連動画;自作トレーラーの関連動画はYouTubeにアップしてあります。宜しければご覧ください。
     https://www.youtube.com/watch?v=z-eC-Jokxhw&t=25s