物でも部屋でも・・・お客様から選んでもらえないという事は、それなりの理由があるわけです。
物で例えると、どんなに良い物でも商品を並べているだけで売れる時代ではないという事。
口コミで広がる以外には、広告等で宣伝する必要があります。
そしてお店にご来店頂いたお客様に商品を選んでもらえるように、綺麗に並べる事も必要で、店内の雰囲気作りやディスプレイ等も大切な事。
例えばスーパー等で100円のスリッパを並べた時、100円のスリッパだからといってただ無造作に山積みに置かれたスリッパよりも、同じ色を同じ列に・・・隣に並べる色のバランスを考え、スッキリと少な目に整理されたスリッパでは、置き方一つで売上が変わる。
更に100円の商品を100円以上の商品に見せる方法等、お客様に選んでもらう為には工夫が必要なのです。
賃貸のお部屋も同じ事が言えます。
『入居が決まったらリフォームするから・・・』
『申込みが入ったらクロスを貼り替えるから・・・』と考える大家さん。
でも・・・【賃貸の募集をする=お部屋は商品】なのです。
例えばリサイクルショップで中古の家具や家電を購入しようと思った時に、お手入れ前の食器棚やメンテナンス前の冷蔵庫等、知らない人の手垢や汚れが着いた状態で、『

買う人が決まってから綺麗にしますから』『

新品のように綺麗にしますから』と薦められて、気持ち良く購入出来ますか?という話です。
お金を出す側のお客様としては、『

何処まで綺麗にしてくれるのかしら?』と心配で、気持ち良く購入出来ないという心理になってしまいますよね?。
賃貸のお部屋も同じ事が言えます。
やはりお部屋は、綺麗にしてから見せるべきだと思います。
何故って?・・・それは

商品

なのですから。
それだけです。
多少お部屋のリフォームやメンテナンス状態が悪くても借り手が着いたというのは、昔の事。
需要が多くて供給が少なかった昔と需要よりも供給が上回る現在では、家賃設定を安くしたお部屋も綺麗にメンテナンスをしなければお客様に選んでもらう事が厳しいのが現実です。
もう一つ、お部屋だけではありません。
建物の周りに落ちているゴミや集合ポストから落ちたチラシや溜まった新聞。
入居者の方々にも共有スペースに傘や古新聞・個人の物品等が置かれている場合には撤去して頂くように協力して頂く必要もあります。
建物の周りも、雑草等が生えていると印象が悪くなりますので、小まめにお手入れする事も大切な事です。
全ては空室を埋める為。
入居者に選んでもらえる為にすべきことです。
弊社も大家さんから選んでもらえる為に、出来る事を考えては実行に移しております。

大家さん頑張ってください。