5月2日(木)晴れ
平成4年(1992年)関空造成埋立工事で盛況の頃
我社に納入されてきた重ダンプ当時は大活躍であったが
大阪湾を埋立して空港を建設するという国を挙げての
大プロジェクトも終わり大きな造成工事もめっきり減少して
重ダンプが活躍する工事が無く待機を続けて!
仕事はなくても手放すこともなく休眠時代が長かったが!
会社を廃業することで全ての重機や車両も整理することになり
重ダンプともお別れの時となって商社との交渉が纏まって
この日は積込みして回送されていく様子を立ち会い
32年間の長きに渡って在籍していた重ダンプが
愛しくて最後に撮影することになりました。
大きなクレーン車が重機ヤードへ来て
まず仮置きしていたベッセル(ダンプの荷台)を吊り上げ
大型トレーラに積み込む
積込みには多くの人が携わっている
クレーンの運転手も慎重に
運転席と切り離されたベッセルが運び出される
ベッセルを分離した重ダンプの前面(変な形してるでしょう)
普通は後輪はダブルでタイヤは4本あるがそのままでは
トレーラからタイヤがはみ出るので外側のタイヤ2本を外してる
そのタイヤ2台分の4本を(向こう側)
1本づつクレーンで吊り上げて
トレーラの荷台のベッセルに積込
重ダンプのベッセルは後ろ向きに積む
次は大型クレーン車が2台並んで
2台のクレーン車で重ダンプの前の運転席の方を吊り上げて
トレーラに積込む
運転席部分も後ろ向きです。
一般道路に出る前に進入路で
通行量が少なくなる深夜まで待機
2台の重ダンプを4台の大型トレーラに積込まれて待機
お別れにお花を贈呈
32年間の長きに渡ってお疲れさまでした。
この後は南港からドバイ経由で世界への船出です。
日本では需要が無く働く場がないけど!
世界各地で活躍するそうです。
会社廃業となって従業員は辞めてもらって失業となる
長年一緒に働いた人と別れるのは辛くて寂しい。
更にみんなの転職先が決まるまで心配で夜も眠れなかったけど!
失業保険を貰う間もなく転職先も決まって一安心です。
建設機械の重ダンプも別れは感慨深いものがあり
活躍してた頃を想い胸が熱くなりました。
ありがとうございました。