竹竹バンブー。たたけータケ!

Let’s play with bamboo!Tiku-Tiku BAMBOO! ~竹楽器自作自演の色々時事通信

自由で在ることー原点回帰な或る日

2007年12月10日 18時25分29秒 | 竹竹報告

改めて、かなり非タイムリーなブログであります、このブログは。。
今年あった出来事は、なんとか今年中に少しずつupしていきたいと。。。


さて、予告はしなかった、とある企画の報告。
11月中旬のさむ~い日曜日に、楽器制作アドバイサーとして出張した或る日のはなし。

岐阜市の東のほうの田んぼで、自然農での米づくり活動をされている
「特定非営利法人・長良川自然学校」の『北野田んぼ倶楽部』。
(自然農とは、耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としない、自然の営みにまかせた農法で、多種多様な生き物や草たちとともに健康なお米や野菜を育てることだそうです)
収穫の時期のそのときは、みなさんは脱穀作業に精を出しておられました。
(しゃしんの後ろに何となく見えるかかしの辺りが、その田んぼです)

で、なんでそこに竹竹バンブー隊が…?
収穫祭のときに、みんなで歌い踊ってたのしむための楽器をつくるお手伝いだったワケです。

脱穀作業の傍ら、なんとなーく気が向いたひとがやってきて、
竹を見て、かんがえる。
どんな楽器ができるかな?どんな楽器を作りたいかな?
人と竹と話しながら、隊員はよりよい楽器になるためのイメージや技術をアドバイス。
「だったらもみ殻を入れてもいいかもしんないですね」
「表皮がぶつかったほうがカタい音がするからこうしたらどうでしょうか?」
「油抜き、やってみます?」
などなど。。

実は、最近楽器づくりのワークショップでは、
数種類の見本楽器を用意して、その中から好きなものを一つ選んでもらい、
隊員が作り方を説明して、参加者が自分で楽器を作ってみると云う方法が続いていました。
予算や時間、準備、企画側のねらいなどから、そうなることが必然的に増えていたんです。
もちろんそれでも十分にたのしいものはできるし、たのしい時間になります。
ただし、決まったスタイルを踏襲することになったり、
こちら側が参加者に伝達することのほうが多くて、
きりきり舞いになることもよくあります。

今回のこの企画では、
竹は長良川自然学校の方で準備してくださったのと、わたしのなんとなくのカンで、
作る楽器をあらかじめ定めずに、その場の発想から自由に始めたいと思って臨みました。
自由で在るということは、自分で選択すると云うこと。
もしも何も、参加者の方が思いつかなければ、こちらが提案すればいいかなと思っていたのですが、
なんのなんの…!みなさん、いっぱいアイデアが浮かんでいるんです!!
もうそれなら、もっとこうすれば。わぁ、いいね。じゃあもっとこうしよう!

…ものの数時間で、ほんとうに色色な楽器がいっぱいできたんです。ひとの数だけ!

思えば竹竹バンブー、それが原点。
自分のインスピレーションと、目の前にある材料。
そこから生まれる、そのときの自分だけのもの。
自由な時間が持てる企画ならば、やっぱこれっきゃ無い!とつくづく思いました。

遅ればせ乍ら北野田んぼ倶楽部のみなさん、どうも有り難う~。
冷たい雨の混じるさむ~い日だったのに、心からとってもたのしかったです!
たのしい収穫祭になることを願っています。

まこと拝

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