Tiangangの毎日

浦和から国分寺に引っ越したフットボール好き。レッズの試合や食べたもの、旅行、読んだ本などをのんびり書いてます。

「国家の品格」

2006-08-06 18:18:32 | Weblog
8/6
・藤原正彦著「国家の品格」(新潮書店)を読む。数学者の藤原先生が書いた昨年話題になった本だ。国際人になるためには英語より国語を勉強しろ。論理より情緒と形、ということだ。国際社会において経済的繁栄をしているだけでは尊敬を集めることは難しい。むしろ国際社会に通じる価値観を発信することが重要だという。日本が経済的繁栄を謳歌している数十年の間に国際社会に通じる価値観を発信できるだろうか。そういったところで国の品格が改めて問い直されるという。論理で武装する話がかならずしも真ではないということを数学者らしく確率論の世界で説明しているところがとても新鮮で衝撃的だった。論理的に説明できない価値観というものが世の中にはたくさん存在している、ということを改めて認識させられる。

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