Tiangangの毎日

浦和から国分寺に引っ越したフットボール好き。レッズの試合や食べたもの、旅行、読んだ本などをのんびり書いてます。

「零式戦闘機」

2009-01-31 20:04:44 | Weblog
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 「零式戦闘機」(吉村昭著、新潮文庫)を読む。

 世界での戦争において艦隊よりも航空戦力の優劣が大きな勝負の分かれ目になりつつある時代に航空面でも欧米より後進に甘んじていた日本が国産で戦闘能力の高い零式戦闘機を開発していく様子が書かれている。

 先日読んだ「戦艦武蔵」と同様に航続距離・高度飛行時の最高速度、上昇・降下の俊敏さなど世界のトップクラスの能力を有する飛行機の開発に精を上げる姿は感動的で我々日本人の先達の人々も本当に必死の努力をしていたのだなと深く感じさせられた。

 しかしアメリカの圧倒的な工業力・経済力に押され徐々に窮地に陥っていく。最後は「神風特攻」を繰り返すという悲惨な結末に。

 戦争で負けて中島飛行機をはじめ航空産業は一度は解体させられたわけだが日本としてやはり国産の飛行機製造技術を持ってもらいたい。

 三菱などはまたジェット機の開発・販売を目指して動いている。世界的な経済不況の中で大変かもしれないが、復活に向けてがんばって欲しい。日本も元気になるし。



 

「島根松江に日帰り」

2009-01-25 19:59:04 | Weblog
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 先週の土曜のことだが、島根松江に日帰りで出張にいってきた。

 朝8時10分の羽田発のJALの飛行機で出雲空港へ。帰りは夜7時40分発だったと思う。

 今回は仕事だったので街もよくは見られなかったが自分的には島根・山陰地方ははじめての訪問だった。

 ちょうど数日前に雪がふったらしく空港に降り立つときにはあたり一面が白で覆われていた。

 松江駅前に少しだけいたが一畑デパートというのがあって同僚で詳しい人にきくところによると一畑グループというのはこのあたりの有名な財閥のようだ。バスとかホテルやらお土産店やらでいろいろ「一畑」をみかけた。

 宍道湖のしじみが有名のようで出雲空港で帰りに500円のしじみの佃煮をお土産に買った。それから空港で食べた割子そばも良かった。



 

「戦艦武蔵」

2009-01-25 07:50:24 | Weblog
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戦艦武蔵」(吉村昭著、新潮文庫)を読んだ。
 300ページほどの短編小説一冊だが、だいたい3分の2は武蔵を建造したころの話で残りが連合艦隊に編入されてからの話。

 大型戦艦1号艦(のちの大和)が呉の海軍工廠で、2号艦(のちの武蔵)が三菱の長崎造船所でつくられることになる。長崎造船所の所員が海軍の意を受けて武蔵をつくり上げていく様子が詳細に語られている。

 建造に携わる所員はみな機密を守るために「宣誓書」に著名が義務付けられる。仕事場は厳重に管理され、また国際港湾都市で坂の多い市街地からは湾の造船所が一望される中で極秘裏に建造を進めるため棕櫚の麻布でおおいかくすなど様々な対策が講じられる。また狭隘な水面スペースしかないところで巨大戦艦を進水させ向こう岸に乗り上げる前に戦艦を停止させる必要があったために対策を講じ、また「不沈艦」とするために一本のミスも許されない中での何百万本の鋲打ちと総計何万メートルにわたる溶接作業の様子等々技術的な話もふくめて詳述されている。三菱造船所の所員たちの文字通り「プロジェクトX」なものがたり。

 連合艦隊の中軸として出撃してからは、結局アメリカとの艦隊決戦をするには至らずその巨大戦艦としての本領を発揮せずに敵の航空機攻撃と潜水艦魚雷攻撃で南洋に散ってしまうのだが、悲惨な結末であるが故に建造の際の関係者の一致団結した努力奮闘の様子になんとも胸を打たれる。

 ちなみに、この本ではじめて知ったのだが大和、武蔵が建造された当時、なんと同じモデルの3号艦、4号艦の建造計画がありすでに建造を始めていたそうだ。その後の戦局の動向から途中で計画を中止し空母に改造となったそうだ。











「千葉マリンマラソン」

2009-01-24 10:06:13 | Weblog
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 先週の日曜日のことだがマラソンサークルの仲間と「千葉マリンマラソン」に出場してきた。

 参加したのはハーフの部。コースは海浜幕張駅近くの千葉ロッテの本拠地であるマリンスタジアム前を出発し、海岸沿いをひたすら東へ。途中少し北上して、また海岸沿いの公園に入って公園内を一周するなどして最後はマリンスタジアムに戻ってくる。

 天気はよかったが気温が上がらず寒かった。朝8時過ぎに到着してスタートが10時10分、完走して引き返して打ち上げのお店に入れたのが2時過ぎ。その間寒い中ずっと外にいたのでさすがに身体が冷えた。

 記録は2時間05分くらい。あまりスピードが出なかった。腕をしっかり振った大きな走りをしていないからだろう。体力的にもハーフでせいいっぱいという感じだった。

 また昔みたいにフルに挑戦する意欲がわいてくるだろうか?また気をとりなおして練習しないと、と思った。

 



「虚像の砦」

2009-01-24 09:46:19 | Weblog
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 「虚像の砦」(真山仁著:角川書店)を読んだ。

 先日読んだ「ベイジン」がおもしろかったので図書館で真山仁のシリーズをさがして見つけた。

 これはテレビ業界を舞台にしたものがたり。ニュース番組やお笑い・バラエティ番組づくりに携わる関係者が理想と視聴率稼ぎとの間で「本当の伝えるべき報道」、「最強のお笑い」づくりを目指して奮闘する姿を描く。

 新興宗教によるテロ事件、自衛隊中東派遣問題で国内世論が割れる中での中東での日本人誘拐事件等、実際にあった事件に酷似したストーリーを盛り込んでおり、これもテレビの舞台裏で実際にあったことなのではないか?と門外漢の一読者として垣間見た感をもってしまう。本当のところはどうだったのか已然わからないのだが。

 この本もそうだけど真山仁って根っこのところで使命や理想をしっかり意識して追い求めながらも、そう単純にことが進まない現実とも向かいあいながら必死でもがく仕事人をとりあげるのが好きなのだろうか。

 これもイッキに読めて楽しめた。

「脳にいいことだけをやりなさい!」

2009-01-14 23:08:04 | Weblog
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 「脳にいいことだけをやりなさい!」(マーシー・シャイモフ著、茂木健一郎訳、三笠書房)を読んだ。大宮駅のエキナカの本屋で山積みになっていて目に飛び込んできたので衝動買いしたもの。
 いかに幸せに日々生活するか、そのためにいかに脳を働かせるかということについて書いていて大変おもしろかった。
 あの「仕事の流儀」の茂木健一郎訳の本ということで堅物な自分がついつい読み始めてしまったが、とても共感できることが書いている。

 印象に残ったのは「プラシーボ効果」と「ハッピートレイン」の話。
 身体はいつも脳と対話をしており脳が健康だと対話をする身体にも良い影響を与えるらしい。物理的な効果はないのに気休めに飲む薬を英語でプラシーボというか、身体が脳と対話をして影響を受けることから「プラシーボ」は実際に身体に良い影響を与えるということ。だから「これは私の健康的な生活のために大切だ!」と信じきれればそれは身体に良い影響を実際に及ぼし得るらしい。自分の場合はレッズの応援とジョギングだろうか(笑)。

 それから「夜十時のハッピートレインに乗ろう」という話。人間の幸せ度は睡眠時間に強く関係するらしい。また夜12時前の睡眠1時間は、夜12時後の睡眠2時間に匹敵するというインドのアーユルヴェーダの教えがあるそうだ。早寝早起きが自分の好きな生活リズムだが、仕事で毎日は無理だけど極力心がけようと思う。

 ということで今夜もハッピートレインに乗ろうっと。










 

「山本五十六」

2009-01-12 20:34:31 | Weblog
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 「山本五十六(上・下)」(阿川弘之著、新潮文庫)を読んだ。

 山本五十六元帥は、本人自身は、アメリカとの戦争に反対をしていたにも関わらず日本が太平洋戦争を開始することになり連合艦隊司令長官として真珠湾攻撃をしかけて、その後ミッドウェー海戦で戦局が逆転、最後は南太平洋で飛行機にのっていたときに敵機に襲撃を受け戦死するあの有名な元帥である。

 この本は、海軍軍人として従事した経験をもつ著者が山本五十六の人間姿にスポットをあてて幼少の頃の話やら海軍兵学校を出て青年将校時代の仕事、私生活なども含めて様子を記述している。

 当時の海軍軍人の生活の様子がビビッドにつたわってきて興味深かった。

 陸軍に比べて国際感覚を持っていたのは確かだが、一方で本土の国民の生活が苦しくなってきていても船の上では西洋食のコースをたべてウィスキーを飲み葉巻をくゆらせるなどやや「世間離れ」したスノッブな世界でもあったようだ。

 最後の山本五十六の死期に近づいたあたりからは、読んでいて暗い気持ちになってきた。

 新潟生まれで無口だが決断・実行力のある魅力的な山本五十六の様子がよくわかった。

「ニューヨークから帰国」

2009-01-11 09:24:43 | Weblog
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 年明け一週間休暇をもらい、ニューヨークに旅行に行ってきて昨日帰国。
 ニューヨークは滞在したのは2回目だったがマンハッタン島のアッパーウェスト(Broad way, 77th st)のホテル(Hotel On the Ave )で一週間。真冬で寒かったが、ゆっくりできたので心身ともにリフレッシュできた。

 滞在したアッパーウェストは、位置的にはマンハッタン島の真ん中に位置し南北に伸びるセントラルパークの中央西側あたりでタイムズスクエアなど繁華街からは少し離れていて落ち着いたところでほどよくDinnerと呼ばれる食堂やそのほかレストラン・カフェなどもあり居心地が良かった。

 ニューヨークのマンハッタンは、山手線内位の広さで150万人くらいが居住し世界有数のビジネスセンターになっている。地下鉄が発達していて便利でどこにでもすいすいいける。

 滞在中は、セントラルパークで何度かジョギングをしたが大変気持ちが良かった。高層ビルが集中する中でしっかりと広大なスペースの緑地を残して都会で暮らす人の憩いの場を確保する都市計画の発想は改めて素晴らしいと思う。アメリカ人はモリモリ食べて公園やジムで体を動かし汗を流してという志向が強い(人も多い)のだろう。一方で地下鉄でみかける「極太」の人のスケールは日本では見られないレベルだが。

 また欧米や中国などでは、マクロな区画整理による都市設計と実行力は凄いとつくづく思う。都市景観という観点からは日本はかなわない。日本は昔からのしがらみもあるのかゴチャゴチャした街づくりになってしまっている。細部では日本の方が圧倒的で清潔できれいにしているのだけど。

 メトロポリタン美術館自然歴史博物館近代美術館にいってみたが歴史博物館のプラネタリウム「宇宙の衝突」がとてもよかった。アメリカの中学生の団体などと一緒に混じってみてきたが地球の生い立ちで、直径数キロの隕石の衝突によって環境が激変して地球の表面が500度くらいの高温になって恐竜時代が終わった話などビジュアルで迫力満点。

 食事は、朝は名物のベーグル、それからイタリア系のパニーニ、オムレツ・ハッシュドポテトにケチャップつけてよく食べた。それから冬はアップルサイダーが名物だった。体が温まる。そのほかは巨大ハンバーガーなど。ニューヨークにはこれでもか!といういうぐらいに2~3ブロック歩くたびにスターバックスがあった。マクドナルドはほとんど見かけなかった。

夜ご飯は、ラテンとスシのフュージョン(融合)料理(Citrus)やギリシャ料理屋(Niko’s Mediterranean grill and bistro )、シーフード(オイスターGrand Central oyster bar 、ロブスター The Water Club )など。アメリカの食事は、一般的に大味だったがエスニック料理(特にギリシャ料理!)は結構美味しかった。

 そのほかお登りさん的にジャズも聞きに行った。実際は白人のおじいさんが奏でるカントリーだったような感じだったけど(笑)。

 日本に帰国、これからまた心機一転で仕事も頑張らなくては。


明けましておめでとうございます

2009-01-01 09:01:50 | Weblog
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 明けましておめでとうございます。

 2008年も無事健康な一年を過ごすことができ、また新年2009年がやってきました。

 紅白みていたら眠くなりすっかり寝ていたら夜12時の直前に妻にたたき起こされ、新年をむかえてすぐに近所の調神社におまいりにいってきました。寒いなか1時間並びましたが、気持ちを新たに家族の健康とレッズの躍進を祈願してきました。

 皆さんにとっても新年が素晴らしい一年でありますように。

 今年もよろしくお願いします。