年賀状、止めることの難しさ

年賀状を書き始めるタイミングって何だろう。

就学？　進学？　就職？　人それぞれかな。

現役の同級生や同僚なら休み明けに会うこともあり、
そこで新年のあいさつも交わすだろうし、
何より日頃の状況についても大体わかっていたりする。

しかし、別の学校に進学したり、別の会社に就職したり、
卒業、転居、転職、退職等々、歳を重ねるにつれ、
会わなくなる知人がだんだん増えてくる。

どうしているか気にはなるけど、会う機会がない。
そういう人との年に一度の所在確認的な意味合いも出てくる。

ただ、中には賀状がだんだん重荷になる人もいるようで、
「賀状を止める」方法が話題になったりもする。

いきなり送らなくなると相手も心配するから、
「そろそろ止めたい」「今年で終わり」みたいな告知をして
翌年から止めると良い、みたいな解説があったりする。

自分自身はまだまだ辞めるつもりはないけど、
賀状を交換している知人、友人、先輩諸氏の中にはご高齢の方もおられ、
「今年でやめます」と書いてくる方もちらほら出てくるようになった。

そういう方に翌年もまた賀状を送るとご負担になるだろうし、
「止めるっつったろ、見てないのか」と思われるのも何なので、
メモっておいて賀状は出さないようにしている。

ところがそういう「今年でやめます」派の方の中に
翌年も賀状をくださる方がいて、こっちが焦って返事を出すわけだが、
そういうことが毎年のようにあると、
つくづく止めるのが難しいんだな、と思う。

長年やっていることを止めるのは、評論家が言うほど簡単にはいかない。