2000本安打達成

５/５の中村紀洋に続いて谷繁元信が日本プロ野球での２０００本安打を達成した。
４４人目だそうな。
当然ながら、中村紀洋が４３人目になる。

今年は４月にラミレスも４２人目の２千本安打を達成している。

で、４４人っていったい誰々。
どのくらい知っている名前があるかな、と調べてみた。

２千本安打というと名球会が有名で、
２０００本＝名球会、というイメージがあるが必ずしもそうではない。

というのも、打撃部門で名球会の入会資格となる安打数は、
ＮＰＢ＋ＭＬＢの通算でＮＰＢだけの数字ではない。

更に落合博満のように２千本安打は達成していながら
名球会に入っていない選手がいる。

Ｗｉｋｉには、２０００本安打、２千本安打の項目はなく、
名球会の項目の中に一覧が載っている。

それで見ると、昨年まで、つまり今年達成の３人を除いた
名球会打者部門のメンバーは４０人。

このほかに、入会を拒否した落合博満と、退会した榎本喜八、谷沢健一がいるが、
逆に名球会メンバーで、日本では２千本に達していない選手が３人
（イチロー、松井秀喜、松井稼頭央）いるので、結局４０人。

なので、今年達成した３人を入れても４３人にしかならない。

つまり、もう一人、２千本安打を達成していながら名球会会員でない人がいる。

それはいったい誰か。

このままでは、気になって寝られない、なーんてね。

その人はズバリ、打撃の神様、川上哲治。

日本プロ野球史上初の２千本安打達成者で数々の記録を持つ。

また現役時代を知らなくても、読売巨人軍Ｖ９の監督であり、
漫画「巨人の星」の巨人軍監督として知る人もいるかもしれない。

そんなすごい選手がなぜ名球会に入っていないのか。

多分いろいろ経緯があったこととは思うが、それはともかく、
名球会メンバーが「昭和生まれの選手および元選手」となっているから、
１９２０年（大正９年）生まれの川上哲治はメンバーにはなれない。

なおついでに言うと、ＮＰＢで２００勝以上を達成した選手は２４人いるが、
名球会の投手部門は１６人しかいない。

ここから、退会した金田正一、堀内恒夫を加え、日米通算の野茂秀雄を引くと１７人、
７人が名球会に入っていないことになる。

その７人は次の通り。

若林忠志
スタルヒン
野口二郎
中尾碩志
藤本英雄
別所毅彦
杉下茂

面倒で調べていないが、昭和生まれではないんでしょうね。