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アゲハ、蛹化したが色が汚い

2022-09-27 15:53:31 | 昆虫/虫
昨日前蛹となった終齢。
夜中に確認したときにはもう蛹になっていた。
その時点ではきれいな緑色だったので、しめしめと思っていたが、今朝確認したら木の色になっていた。
虫かごの周りに緑のものを置いていたのだが、一番近い物の色が優先した。残念だ。

虫かごのふたの裏で蛹になった場合、蓋の色を参考にして色が変わる。
青い蓋なら緑で済むが、黒い蓋だとどどめ色になることもある。
蛹が迷ったのか、複数の蛹で緑と茶色が混在することもあった。

外では、蛹になった環境に合わせて色を変える。
外箒に取り付いたものはその色に、網戸で蛹になったものも灰色になっていた。

蝶は完全変態。
蝶の生態が変態的というわけではなく、卵から、幼虫、蛹、成虫へと変化するタイプ。
形態が変わるたびに完全に変化する。
昆虫は大体そうじゃないの、と思っている人も多いだろうけど、身近な昆虫でもそうでもないのがいる。

蛹を経ないで成虫になる不完全変態というのもある。
例えばセミ。幼虫は土中に棲息し、蛹にならず地下から出て羽化する。
トンボは幼虫は水棲でヤゴと呼ばれるが、空気中に出て羽化しトンボとなる。

カマキリは生まれたときからすでにカマキリの格好をしているが翅が小さく飛べない。
育っていくにつれて羽根も伸びて成虫になる。
バッタも同様。形は親(成虫)とよく似ているが翅が三時間位というか小さい。

普通、不完全変態は幼体と成体でよく似ているのだが、カメムシは色や模様が大きく異なるものが多い。
どういう風に変化していくのかは知らないけど、幼虫を見ても成虫の模様と結びつかないものはざらだ。

昆虫はほんとに不思議。
進化論を無視して棲息しているように思える。

さて、最近、古文書が「シミ」の被害に遭っているニュースが流れていた。
シミは、お肌にシミが・・・のシミではなく、紙魚とも書かれる昆虫で唯一の不変態。
古文書が虫食って凸凹穴だらけになっていることがあるが、その原因昆虫。

不変態は生まれたときから成虫と同じ形で小さいだけ。脱皮を繰り返して成長する。
元々羽がないので進化レベルとしては不完全変態の翅のないやつってことかもしれない。

ところで、永年、無変態は紙魚(シミ)だけ、と思っていた私だが、最近になって
イシノミと言うシミに似た昆虫も不変態だと知った。
イシノミはシミと外観はよく似ているが、藻や地衣類を食す。
食性が異なるだけでなく体の構造も違うらしい。

原始的な昆虫だが、淘汰され切らずに残っているのは不思議だ。

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