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ミンチの産地

2015-07-21 22:32:30 | 趣味
今まで、ミンチ(挽肉)の産地についてあまり気にしたことがなかった。
産地よりもむしろ赤身率とかの方が気になっていた。

ところが、ある芸能人の方がスーパーでミンチを買おうとして産地を聞いたところ、
判らないとの回答に激怒したという話があり、これに対し、

・ミンチは産地を言わなくて良いことになっている
・ブランド肉のミンチが欲しいなら自分で作れ

などの批判が出ているようだ。

私などはどちらかというとミンチはどちらかというと安い肉でしかも端材、
ブランド肉なんか使うわけがないと思うから、その芸能人の言う
「おいしいイメージがある九州の黒豚や黒毛和牛のひき肉を買いたい」
なんてのは到底無理だと思ってしまう。

そういう肉はミンチで売るより、高く売れる薄切りなどで売るだろうからね。

また、店員が「ひき肉はいろんな県をまたいでるから、産地を特定できない」
と答えたというが、本当ならおかしい。

食品の表示についてはいろんな法律で規定があって、
ミンチの場合は「単一の肉」(=豚とか、牛とか一種類だけ)なら生鮮食品として
産地の表示が義務付けられている。

但し、産地は「国産」「XX県産」「XX市産」などの表示が可能。
また複数の場所で肥育されたような場合は、最も長い期間肥育された場所が
「主たる飼養地」となり、それが産地として表示される。

農水省の指導かなんか知らないけど、なるべく市町村名など細かい産地表示にするよう
にはなっているようだが、ブランド名を入れるかどうかはお店の勝手。
ただ、繰り返しになるがブランド肉のミンチは寡聞にして聞いたことがない。

合いびき肉の場合は「加工食品」としての表示義務があり、
肉の多い順に肉の種類(牛とか豚とか)と主な原材料(50%以上)の
原産地(原料原産地)の表示が必要となる。

ただこの場合、例えば牛と豚と鶏を混ぜて、どれも50%未満だったら
何も書かなくていいことになるのかもしれない。

さて、この芸能人に対してではないが「自分で作れ」にはちょっと惹かれる。

ミンチを作るにはミンサーがあればいい。
ミンチは英語ではminceなのでミンチ機はミンチャーでなくミンサー。

塊肉を買ってきて、適当な大きさに切り、ミンサーに入れて
ハンドルをぐるぐるっと回せば、はい、ミンチの出来上がり!
というほど簡単なものではないらしい。

例えば、牛挽肉と言っても、牛肉をただ挽くだけではなく、
赤身率をどうするか、それに合わせて赤身の多い部分と脂肪の多い部分の
どんな肉をどう混ぜるかをあらかじめ計算して挽くなどが肝心らしい。
また、肉の下処理や温度管理も大事らしい。

とはいえ、一回はやってみたい。

ミンサーもそりゃ高級なものの方がミンチの出来も良いようだが、
低価格の物でも結構評判が良いものがある。

初心者の場合コツがわからず、使いづらいとか掃除が面倒なんてこともあるが、
先人の知恵を参考にすればまずまずいけるのではないだろうか。



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