2010/5/17、ユナイテッドシネマ豊洲。
*
キャメロン・ディアス、ジェームズ・マーズデン、フランク・ランジェラ。
この3人だけ判れば十分です。
*
ある朝、ルイス夫妻の家に玄関に変な箱が置いて行かれる。
中には木の箱に鍵付きの赤いボタンがついた不思議な箱、あるいはボタンと、
後程説明に来るというメモ。
小さいころに事故で右足指を欠損、今は私立校の教師ノーマ(キャメロン・ディアス)。
息子を小学校に通わせているが、学費の職員ディスカウントが中止になったと知らされる。
ディスカウントがなければ、ルイス家に到底払える金額ではなかった。
旦那のアーサー・ルイス(ジェームズ・マーズデン)はNASAでカメラなどを設計、
宇宙飛行士プログラムに応募、本人も周囲もそれなりの自信があったのに落選。
おおいに落胆する。
夕方5時、朝のメモ通りに紳士が訪ねてくる。
しかし、彼、アーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)の左頬は欠損していた。
スチュワードは、例の赤いボタンの箱について、カギを出してこう語るのだった。
「このボタンを押すと、2つのことが起こります。」
「第1に、あなたの知らない誰かが、死にます。」
「第2に、100万ドルの現金が手に入ります。」
そして、スチュワードは100万ドルの入ったカバンを見せ、
100ドル紙幣1枚を家に入れてくれたお礼にとノーマに渡す。
「時間は24時間、押しても押さなくても装置はリセットされ、
新しい誰かのところへ届けられます。」と言って去る。
果たしてボタンは押されるのか(押されるんだけど)
その後に訪れる驚愕の展開とは、。
**
究極の選択、あなたはどちらを選ぶ「人の命か、金か。」
そして第2の究極の選択、
どちらか一人しか助けられないとしたらあなたはどちらを選ぶ「妻か、子供か。」
*
テーマは意味不明。
何が言いたいのかわからない。
中盤からは展開も意味不明で、
「フォーガットン」と「ノウイング」を見たときの不可解感がよぎった。
未知の何者か(=謎の支配者)が、人類をテストをしているということのようだが、
何のために、何故こういう方法で、何故NASAや火星とつながるのかも全く意味不明で、
宗教的な意味合いも感じられない。
大勢の手下を使っているけど、不思議な力によるマインド・コントロールは良いとして、
何故そうなのかは意味不明だし、彼らの行動も意味不明。
3連続妻が押すというのも監督にとっては意味があるんだろうが、
「女は欲深い」以外の意味が分からなかった。
大体、最初に出した条件が違うじゃんって感じでした。
おいしい話に連れられて店に入ったらぼったくられた、みたいな感じですね。
*
フランク・ランジェラは「フロスト×ニクソン」のニクソン。
あのニクソンはもっと太っていたように思ったが、役作りのためか。
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キャメロン・ディアス、ジェームズ・マーズデン、フランク・ランジェラ。
この3人だけ判れば十分です。
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ある朝、ルイス夫妻の家に玄関に変な箱が置いて行かれる。
中には木の箱に鍵付きの赤いボタンがついた不思議な箱、あるいはボタンと、
後程説明に来るというメモ。
小さいころに事故で右足指を欠損、今は私立校の教師ノーマ(キャメロン・ディアス)。
息子を小学校に通わせているが、学費の職員ディスカウントが中止になったと知らされる。
ディスカウントがなければ、ルイス家に到底払える金額ではなかった。
旦那のアーサー・ルイス(ジェームズ・マーズデン)はNASAでカメラなどを設計、
宇宙飛行士プログラムに応募、本人も周囲もそれなりの自信があったのに落選。
おおいに落胆する。
夕方5時、朝のメモ通りに紳士が訪ねてくる。
しかし、彼、アーリントン・スチュワード(フランク・ランジェラ)の左頬は欠損していた。
スチュワードは、例の赤いボタンの箱について、カギを出してこう語るのだった。
「このボタンを押すと、2つのことが起こります。」
「第1に、あなたの知らない誰かが、死にます。」
「第2に、100万ドルの現金が手に入ります。」
そして、スチュワードは100万ドルの入ったカバンを見せ、
100ドル紙幣1枚を家に入れてくれたお礼にとノーマに渡す。
「時間は24時間、押しても押さなくても装置はリセットされ、
新しい誰かのところへ届けられます。」と言って去る。
果たしてボタンは押されるのか(押されるんだけど)
その後に訪れる驚愕の展開とは、。
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究極の選択、あなたはどちらを選ぶ「人の命か、金か。」
そして第2の究極の選択、
どちらか一人しか助けられないとしたらあなたはどちらを選ぶ「妻か、子供か。」
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テーマは意味不明。
何が言いたいのかわからない。
中盤からは展開も意味不明で、
「フォーガットン」と「ノウイング」を見たときの不可解感がよぎった。
未知の何者か(=謎の支配者)が、人類をテストをしているということのようだが、
何のために、何故こういう方法で、何故NASAや火星とつながるのかも全く意味不明で、
宗教的な意味合いも感じられない。
大勢の手下を使っているけど、不思議な力によるマインド・コントロールは良いとして、
何故そうなのかは意味不明だし、彼らの行動も意味不明。
3連続妻が押すというのも監督にとっては意味があるんだろうが、
「女は欲深い」以外の意味が分からなかった。
大体、最初に出した条件が違うじゃんって感じでした。
おいしい話に連れられて店に入ったらぼったくられた、みたいな感じですね。
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フランク・ランジェラは「フロスト×ニクソン」のニクソン。
あのニクソンはもっと太っていたように思ったが、役作りのためか。
SF系に走るのも必ずしも悪いとは言わないけれど、宇宙人が存在して観客に一切の考える余地だとか、心情的名余地を与えないのはちょっとどうかと思いましたよ。
>メチャクチャ身近
そうですね。話が違うぞって思いました。
>考える余地だとか、心情的な余地を与えない
私もちょっとどうかと思います。
不条理の不条理たる所以だというかもしれませんが、
みんな簡単に受け入れすぎで、逆に安直すぎます。
この映画は、キャメロン・ディアスが出演したり、火星探査の話が出たりと、一見大がかりになっていますが、サルトルの戯曲「出口なし」を観劇するシーンなど思わせぶりの演出が目立って、ついて行けませんでした。
人間に究極の選択を迫るところにしても、KGRさんが「おいしい話に連れられて店に入ったらぼったくられた、みたいな感じ」とおっしゃるように、オカシナところが多すぎる印象を受けました。
「出口なし」も確かにうさん臭かったし、
あの水も意味不明でした。
すごい科学技術はマジックと区別がつかないとかも、
無茶な設定の言い訳にしか聞こえませんでした。
私も、最初にそんなこと言ってなかったじゃん!って思っちゃいました(笑)
それに最初に訪れてきたのが朝5時代だったり、色々と迷惑ですよね。
最後までよくわからなかったせいか、ツッコミどころ満載映画として見ちゃいました。
この監督の「ドニー・ダーコ」は割と好きなんですけどねぇ。
そうなんですよ。
無料無料と言っておきながら、有料コンテンツで儲けている「あれ」みたいな感じです。
最近一部コンテンツは有料ですって出るようになりましたけど。
良くわからない映画でした。
宇宙人によるテストはもういいや。
これは自分のブログの蛇足にでも書けばよかった事なんですけど…
私が若かりし高校生の頃、通っていた高校の近所に50円玉を入れて返却ボタンを押したら50円が2枚出てくるという夢のような故障をしている飲料水の自動販売機がありました。私も友人らと一緒に何度か50円玉を入れたものです。
私にとっては、どこの誰かは知らない人に損害が出ているにもかかわらずね…
あれが「運命の自販機」とかでなくて良かったなぁ。
では、また来させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。
>騙される側の見識の無さ
>正しい立場を崩しておらず
うーん、確かにそうですね。
自販機の話は意味深ですね。
似たような話は私も知ってますが、、
書くのは止めときます。
「利己主義に陥っちゃダメよ!」って言い分もわかるし、いかにもマシスンらしい仕掛けも面白い。まぁだからといって褒めれるような作品には仕上がってないんですが^^;
>「利己主義に陥っちゃダメよ!」
まあそれは良いとして、
究極の選択もいいとして、
後出しじゃんけんも百歩譲っていいとして、
やたら嫌味な生徒に始まって、
変にマインドコントロールされた人たちも、
水の意味もよくわかりませんでした。
言いたいことは判らないでもないですが、
それを表現する手段が納得できません。
宇宙人なら何でもアリかよってのが正直な所です。