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ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

試写会「春よこい」@一ツ橋ホール

2008-05-08 01:25:19 | 映画感想
2008/5/7、神保町一ツ橋ホールでの開催。

座席の埋まり具合は半分くらい?
連休明け直後とあって、都合がつかなかった人が多かったのか。

***

時任三郎、工藤夕貴、西島英俊、犬塚弘、宇崎竜童、小清水一輝。

***

昭和55年、佐賀県唐津市呼子町、のどかな漁師町。
そこに暮らす尾崎一家に突然不幸が訪れる。

一家の大黒柱、修治(時任三郎)が借金取りともみ合ううちに殺してしまい、
船で逃げる。

それから4年、人々は殺人事件を忘れかけていた。
芳枝(工藤夕貴)は家計を支え、ツヨシ(小清水一輝)は、
いじめられながらも健気に生きていた。

ツヨシの担任、洋子(吹石一恵)は新聞記者の兄、利夫(西島英俊)に
ツヨシを心配していることを告げる。
俊夫は、ツヨシが父の指名手配写真が交番に貼られるのを待っていたことを知り、
記事にする。

記事は話題になり、ツヨシは傷つき、
芳枝は首、釣り船の紹介も受けられなくなる。

そんなころ、佐賀で日雇いをしながらその暮していた修治は
ひょんなことから看護婦の聡美(高橋ひとみ)と出会う。

新聞の記事で家族に会いたくなった修治とツヨシと会わせようとする聡美、
記事の反響で自分自身が傷ついた利夫もそれに絡んでくる。

利夫の動きを怪しいと睨んだ定年間近の刑事、安藤(宇崎竜童)は、
そこから修治への手掛かりを探ろうとする。

果たして、この不幸な一家に春はやってくるのでしょうか。

***

結論、何もかも中途半端。

だれが物語の中心なのかはっきりしないし、
それぞれの葛藤もよくも見えない。
工藤夕貴の苦悩を中心に描くことが主眼だとしても、
雨の日にくだ巻くだけじゃね。

子供もよく描ききれてない。
犬塚弘は無駄と言うか勿体ない使い方の気がしたな。

先生ももったいないと言うか中途半端だし、
利夫と洋子の関係も(兄妹だけど)中途半端。

刑事も笑わせどころっぽいところはあったけど、全く笑えなかった。
詰めも甘いしね、40年の年季はだてじゃない、とは思えなかった。

最も気になったのは新聞記者としての利夫。
自分の記事で蒔いた種をどうして自分で刈らないのか、
最後の穴は自分で埋めるとほざいたではないか。
ジャーナリストの穴の埋め方は、実際に親子を引き合わせたり、
自首を勧めることではなく、その物語を記事にすることではないのか。

結局人々の心根が交錯することもなく、
ぶつかり合うこともなく淡々と進んでいく。

これなら、2時間ドラマで良いんじゃないの。

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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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まったく同感です☆ (rikocchin)
2008-05-08 23:12:49
寸分たがわず?(笑)まったく同感でした~

>犬塚弘は無駄と言うか勿体ない使い方の気がしたな。

私も書こうと思っていて書き忘れていました(笑)
たぶんコメディ要員として起用されたエピなんだろうと思いますが、放置かい・・的な感じがするほど、母子に絡んでこないし(笑)もったいないな~っと思って観ていました・・・・
普通ならここで泣きの場面が一個できるところでしょうけど・・・・

それにしても、空いていましたね~一ツ橋ホール・・
返信する
rikocchinさんへ (KGR)
2008-05-09 00:44:14
コメントありがとうございます。

TB打った時にコメント書こうとしたら、
数字認証ではじかれちゃって、
何度やっても無理でした。
(今やったら書き込めました)

あれだけ空いている一ツ橋ホールは珍しいですね。

会場では泣いている人もいたようですが、
全く泣けませんでした。
その意味でも中途半端。
返信する
Unknown (Loco)
2008-05-20 01:18:52
コメントありがとうございます。
TBもありがとうございました。

まったくもって同感です。
すべてが中途半端でしたね。

「あっそー。ふーん。…で?」

そんな感じでした。
何も残らなかったですし。
もちろん泣くなんて考えられませんでした…。
返信する

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