goo blog サービス終了のお知らせ 

ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

20万人、最大で100万人程度?

2007-01-11 11:24:54 | Weblog
残業代ゼロ法案、提出へ 厚労相「対象は20万人」(朝日新聞) - goo ニュース

いつの世も官僚の試算数値は、思い入れの方へ過少過大になりがちだから、
20万人は少し少なすぎるかもしれない。

年収900万円(何で900万円かはよく分からないが)以上の会社員540万人のうち、
もともと残業代のつかない管理職が300万人らしい。

この数字は検証可能なはずだから、正しいでしょう。
とすると、残りの240万人が残業代の付く人たち。

ここで、
>業務内容を上司から指示され自分で決められないと見られる人
が200万人いる計算になっているが、これはちょっと疑問。

900万円も稼ぐサラリーマンが仕事の内容を自分で決められないかね。
本来、残業は命令であり、仕事の遅れなどから本人が残業してでもやりたい、
ということはあっても、金のために残業するかしないかを決めるのはおかしい。

しかし、現実には「今月ピンチだから残業する」なんて人はいるし、
その場合でも勤務表上は残業命令になっているはずだ。

さらに、残った40万人をざっくり
>ホワイトカラーが半数とみて、
半分にするのもどうなのか。

ブルーカラーの方が業務を個人の都合でやりくりできないんじゃないの。
最初に引いた200万人の中にブルーカラーが多く入っているんじゃないのか。

これはブルーカラーを悪く言っているわけではありません。
ホワイトカラーに比べチームで仕事をすることが多いから、
チームとしての仕事が片付いてないのに自分だけ今日はここまでで終わり、
とか、チームは仕事が終わっても「おれもうちょっとやるわ」
ってわけにはいかないだろうということ。

ホワイトカラーなら、個人でやれる部分が多いからね。

ここは譲って、仮に半分が正しいとしても、まず240万人を半分にして120万人。

その大半は対象になるとして100万人。
それくらいがいい線じゃないのかな。

ホワイトカラー・エクゼンプションでなくても、
会社によっては主任や係長などの残業代に上限を設けているところもあるらしい。
(残業代カットではなく、労働条件として残業時間の上限を設定、など)

また、
>実際に企業が導入し、適用されるのは2万人程度
というのも甘い気がするな。

日本をリードする大企業がどうするかだが、
例えばトヨタ、例えば日立、例えばみずほ。

そういうところが導入すれば、
横並び体質の強い日本で、業界全体が採用していくだろうし、
子会社、関連会社も親会社の意向に沿って採用するでしょうから、
浸透する比率はもっと多いと思う。

特にこういった勤労や処遇に関しては親会社の意向が大きく影響するし、
900万円以上の年収のサラリーマンって、
申し訳ないけど、大企業にこそ多いはずで、
そういう会社はこういう法改正に敏感で、採用も早い。

適用されるのは数十万人はいるんじゃないかなぁ。

直感で根拠も何もありませんが、そう感じました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« CineSmartとSo-netとIE7 | トップ | それほど心配ない、iPhoneの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

Weblog」カテゴリの最新記事