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BD「M:I:1,2,3」一気見

2011-11-20 12:23:40 | 映画感想
今日ちょっと訳あって、トム・クルーズの「ミッション・インポッシブル」
1、2、3を一気見した。

それぞれの映画を見ているときは全く思わなかったのだが、
こうやって通してみるとずいぶんと違う。

1は、1996年の公開で監督は「キャリー」(1976)や、
ケビン・コスナーの「アンタッチャブル」(1987)の
ブライアン・デ・パルマ。

オリジナルのTVシリーズ(スパイ大作戦、1966~1973)に
敬意を表したか、敵方を騙す部屋の作りや扮装など、
TVのイメージが強く感じさせる。

しかし、一方で、IMFのボスであるジム・フェルプスが悪役であり、
仲間を裏切って最後は死ぬ脚本にオリジナルメンバーからは不評を買った。

映画は1億8千万ドル超の大ヒットとなり、1996年の全米年間3位。
日本でも36億円の配給収入を得て年間1位となっている。
(配収は興収の5割~7割と言われるので、興収は50億から70億程度)

2は、監督に「男たちの挽歌」(1986)「ブロークン・アロー」(1996)
「レッド・クリフ」(2008/2009)のジョン・ウーで2000年公開。

ウィルスをめぐる研究者と医薬品メーカーの争いに、
男女の愛憎の縺れを描いたかなりウェットな作品となった。

演出は派手だが、かなり強引な展開が見られ、唐突な場面転換、
肉弾戦にカンフー・アクション満載に加えて、
ジョン・ウーお得意の白鳩の飛ぶシーンも用意されている。

興収は2億1500万ドルと前作をしのぎ、全米の年間3位。
日本国内でも97億円の興収で年間1位になっている。
(1996年は配収、2000年は興収)

3は「スター・トレック」(2009)「スーパー8」(2011)の監督で、
「クローバーフィールド」(2008)などのプロデューサー、
JJエイブラムスを監督に2006年に公開。

現役を引退し教育に回ったイーサン・ハントが、
教え子のピンチに出動してはめられ、CIA内部で孤立して、
独自チームを編成して事件の真相に迫る。
上海のビルを滑り落ちるスタントなどもあったが、
「2」で個人技に走りすぎた反省からか、チーム作戦重視の展開となった。

1億5千万ドルのシリーズ最大の製作費をかけたが全米興収は
1億3400万ドルと製作費に及ばず、年間14位に甘んじた。
日本の興収でも51億5千万円で邦画洋画合わせた全体の10位にとどまった。

それぞれの時期はそれぞれに面白いと思って観たものだが、
こうして連続して見るとかなり毛色の違った作品になっている感じだった。

それぞれの監督の違いだと思うと面白い。

12/16から公開される「ゴースト・プロトコル」は、監督が
「アイアン・ジャイアント」(1999)「Mr.インクレディブル」(2004)
「レミーのおいしいレストラン」(2007)のブラッド・バード。

なお、前作の監督であるJJエイブラムスがプロデュースや原案に参加している。

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