発泡ポリウレタン靴底の末路

皆さん。
久しぶりに取り出した靴。
表面上はすごくきれいなのに、しばらく履いていると、なんか靴底が欠け始める。
ボロボロと壊れ続け、終いには、靴底がなくなってしまう、
そういう経験はありませんか。

私は自分自身が２度、一緒にいた友人がそうなったのが１度あります。

１度目は横浜への出張の時。
朝一番の打ち合わせで直行したのですが、、駅に着いたらなんか足元が変。
歩く度に底がはがれ、このまま客先に行くのはまずい壊れ方。
たまたまあった靴屋に飛び込んで新しい靴を買い、壊れたのは捨ててもらいました。

２度目は、雪が降ったか何かで、厚底の靴を履いて出社した時。
当時は通勤時間２時間でしたが、普通に仕事をしての帰り、電車の中で何か違和感があるなと思ったら
底がはがれかけている。
どうしようもなく、なんとか家までたどり着き、その靴はもちろん廃棄です。

３度目は友人たちと一緒にスキーに行ったとき。
ホテルからゲレンデに向かう途中。
友人の一人が足元がおかしいと言い出し、見るとスキー靴の底がはがれて破片がそこここに。
その友人は急遽スキー靴をレンタルすることとなりました。

自分自身の経験の後、ＴＶでだったと思いますが、その症状が放送され、理由として
ウレタンゴムは長い間放置していると空気中の水分を吸って劣化し、ばらばらに壊れる
とやっていたので腑に落ちました。

今回使っていない靴を整理しているときに「これ履いてないんじゃないか」（つまり、新品のまま）
の革靴が出てきました。
どでかく「発泡ポリウレタン」と書いてあります。


見た感じはきれい、靴底もきれい。ひび割れもない。


しかし、念のため曲げてみると、見事にひびが入りました。


少し押すと割れて剥がれます。


踵ももげました。（手で簡単にもげる）


ひょっとしてと思い、上を曲げてみると人造皮革も剥がれます。

どこまではげるかやってみようと思いましたが、あまりにもひどいので、途中で止めました。
写真も載せません。今までの写真以上にひどい姿だったと思ってください。

今回は「発泡ポリウレタン」でしたが、「発泡」かどうかは関係ないようです。
写真はありませんが、使っていないスニーカーに靴底がかなり固くなっているのがあり、
念のため曲げてみたら見事に割れて剥がれました。
勿論、廃棄です。

使っていれば問題無いようですが、使わないで放置していると経年劣化どころの騒ぎじゃない壊れ方をします。
もし「大事にとってある」靴がある場合は確認をお勧めします。