映画感想「コンフィデンスマンＪＰ プリンセス編」@１０９シネマズ木場（2020/9/14）

今年の３月以来、およそ６か月ぶりの映画館。

見たい映画の多くが公開延期になっている中、映画館の再開から既にかなりの時間が経つが、
やっと映画館に足を運ぶことになった。

場所は深川ギャザリア、元の藤倉電線（限フジクラ）の工場跡地に作られた複合施設で、
イトーヨーカドー木場店の３階に８スクリーン、約１３００席の１０９シネマズ木場がある。
尚、席数は改装されるたびに減っている。
直近では２０１７／１１に全スクリーンにエクゼクティブシートが設定されて減った。
エクゼクティブシートの列自体が席数が少ないが、加えて普通席２列がエクゼクティブシート１列に
変更されたスクリーンもある。

ポイントカード会員はエクゼクティブシートも特別料金ではなく普通料金で見られるのでお得だ。

さて、映画は「コンフィデンスマンＪＰ　プリンセス編」で公開は７／２３。
人気ＴＶシリーズの劇場版で第２弾。
ＴＶシリーズで登場したキャストが大勢参加。
ＴＶシリーズは１話完結の１０回連続だが、劇場版第１作が公開された直後にＳＰ版が放送されている。

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長澤まさみ、小日向文世、東出昌大、小手伸也、小田理沙、関水渚、三浦春馬、竹内結子、
江口洋介、ビビアン・スー、白濱亜嵐、古川雄大、柴田恭平、北大路欣也

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時系列をあちこち飛び回り混ぜつつ展開するので、少し整理しつつ書いていく。
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何か月か前。
例によってスタア（竹内結子）と組んで詐欺を仕掛けるダー子（長澤まさみ）だったが、
あっさり見破られて逃走。互いに喧嘩別れしてしまう。

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暫く後、マレーシアで大富豪レイモンド・フウ（北大路欣也）が、執事のトニー（柴田恭平）らが見守る中、亡くなった。
遺言書によれば、総額１０兆円ともいわれる資産を引き継ぐのは、長女のブリジット（ビビアン・スー）、
長男のクリストファー（古川雄大）、次男のアンドリュー（白濱亜嵐）の誰でもなく、３人の娘／息子も知らない
４番目の子供、ミシェル・フウ。
今どこにいるのか、性別、年齢すらもわからない。
世界中から我こそはミシェル・フウだと名乗る人物が現れたが、すべてが偽物、ことごとくが追い返された。

これに目を付けたのがダー子。
自身がミシェル、１７歳と偽って・・・と聞いたリチャード（小日向文世）とボクちゃん（東出昌大）があきれ返る中、
冗談だと言って連れてきたのが薄汚い少女、こっくり（関水渚）。
幼くして両親を亡くし、ヤマンバ（濱田マリ）にコソ泥を仕込まれ暮らしていたところをダー子に拾われた。

リチャード、ボクちゃんを潜入させ、こっくりをミシェル、自分をその母としてフウ家に乗り込んでいく。
そもそもダー子には巨額の遺産を取り込もうとする意図はなく、遺産放棄の見返りに高額の手切れ金をせしめるのが目的。
しかし、作戦がことのほかうまくいき、執事のトニーはＤＮＡ検査までしたこっくりをミシェルだと信じてしまう。

３姉弟からは嫌がらせを受け、手切れ金も取れず、厳重な警護を受け逃げるに逃げられない。
そんな中、レイモンド・フウの喪が明けると当主の証である金印の引継ぎ式が行われることに。

ダー子は無事に詐欺を完遂できるのか。それともこの窮地を逃れるだけで精一杯なのか。

引継ぎ式にジェシー（三浦春馬）や宿敵の赤星（江口洋介）までが乗り込んできてダー子たちに危機が迫る。

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完全にコメディ。
セリフも真面目にふざけている。
「確かに私はあなたの母親にしては若いしきれい」とか「この年になって『ドラゴン桜』をやるとは思わなかった」とか。
コメディなので多少の無理は承知。
真面目なと言うと変だがリアリティを追求するなら「なんでそうなるの」とか、「そりゃないよ」って部分は全部許せる。

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ちょい役ながらＧＡＣＫＴが出たときは後ろ姿ですぐに分かった。
ジャッキー・チェンのそっくりさんジャッキーちゃんとデビ夫人の２ショット。
他にも、えっ出てた？　って人はいた。
この辺りはちゃんとクレジットされてはいるが、言ってみればカメオ出演。
（デビ夫人は結構意味ありの役）

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数々の伏線を仕込み、回収していく中で濱田岳が本当のミシェルかもと思わせるミスリード。
前田敦子も仕込みの一つ。
竹内結子が化けていたのは全く気付かなかった。

最後に「三浦春馬に捧ぐ」と出るかな、と思ったけどなかった。
邦画にはそのような習慣はないらしい。