
2012/11/3 109シネマズ木場。
昨年の公開予定が大震災の影響もあって、延期になっていたもの。
「水」のシーンなどで一部見直しをした部分があったらしい。
*
野村萬斎、佐藤浩市、永倉奈々、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之、山口智充。
**
1582年、羽柴秀吉(市村正親)は水攻めによって備中高松城を落とす。
8年後の1590年、天下平定を目指す豊臣秀吉(1586年に改名)は、
北条氏の支配する小田原城を攻撃することとなった。
そして、石田三成(上地雄輔)には北条氏の支城のうち館林城と忍城の攻撃を命じた。
石田三成は大谷吉継(山田孝之)、長束正家(平岳大)以下2万の軍勢を率いて進軍。
しかし、館林城は軍団がつく前に早々と降伏し開城、石田三成をがっかりさせた。
その頃、忍城では、城主、成田氏長(西村雅彦)に小田原入城が要請され、
半数の500名の兵とともに出兵することとなった。
城主氏長は密かに豊臣方に内通し、開城する腹積もりだったが、
病床にあった従兄弟で城代家老の成田泰季(平泉成)には内緒だった。
城代家老の嫡男、成田長親(野村萬斎)は農民には人気があったものの、
ヘタレで「でくのぼう」を意味する「のぼう様」と呼ばれていた。
城には氏長の妻、珠(鈴木保奈美)、氏長の娘、甲斐姫(永倉奈々)などもいた。
柴崎和泉守(山口智充)と酒巻靱負(成宮寛貴)の言い争いから、
豊臣家との内通和議の目論見が農民にばれてしまう。
やがて石田三成の軍勢が到着し、忍城と対峙することとなった。
石田三成は、軍師に長束正家を指名、忍城開城の交渉にあたらせたが、
開城交渉で傲慢な長束正家に成田長親は憤慨し「戦いまする」と宣言。
この直後、城代家老の泰季が死去、長親が新城代になる。
当初農民は納得しなかったが、開戦を決めたのが「のぼう様」だと分かる
と一転して協力する。
城はなかなか落ちず、石田三成は水攻めを決意する。
潤沢な軍資金を使って付近の農民を雇用、堤防建設に当たらせ、
高松城の水攻めの7倍にもなる28kmに渡る堤防を完成させる。
そして、いよいよ堤防を決壊させ、水攻めを開始。
果たして忍城の運命は、のぼう様、以下重臣たちの命は。
**
面白かったが、1カット1カットが少しずつ長く、やや間延びを感じる。
「レッド・クリフ」で見たような冒頭の戦況説明と、
「その後」のナレーションは冗長。
安住紳一郎の語りを入れたかったのは分かるが、テンポが台無し。
途中の冗長なシーンも含め、思い切って切れば2時間に収められたのではないか。
現在の石田堤などの見せ方ももうひと工夫あってもよさそうだった。
物語は面白いのにまとめ方がいまいちなのは、とても残念。
昨年の公開予定が大震災の影響もあって、延期になっていたもの。
「水」のシーンなどで一部見直しをした部分があったらしい。
*
野村萬斎、佐藤浩市、永倉奈々、成宮寛貴、上地雄輔、山田孝之、山口智充。
**
1582年、羽柴秀吉(市村正親)は水攻めによって備中高松城を落とす。
8年後の1590年、天下平定を目指す豊臣秀吉(1586年に改名)は、
北条氏の支配する小田原城を攻撃することとなった。
そして、石田三成(上地雄輔)には北条氏の支城のうち館林城と忍城の攻撃を命じた。
石田三成は大谷吉継(山田孝之)、長束正家(平岳大)以下2万の軍勢を率いて進軍。
しかし、館林城は軍団がつく前に早々と降伏し開城、石田三成をがっかりさせた。
その頃、忍城では、城主、成田氏長(西村雅彦)に小田原入城が要請され、
半数の500名の兵とともに出兵することとなった。
城主氏長は密かに豊臣方に内通し、開城する腹積もりだったが、
病床にあった従兄弟で城代家老の成田泰季(平泉成)には内緒だった。
城代家老の嫡男、成田長親(野村萬斎)は農民には人気があったものの、
ヘタレで「でくのぼう」を意味する「のぼう様」と呼ばれていた。
城には氏長の妻、珠(鈴木保奈美)、氏長の娘、甲斐姫(永倉奈々)などもいた。
柴崎和泉守(山口智充)と酒巻靱負(成宮寛貴)の言い争いから、
豊臣家との内通和議の目論見が農民にばれてしまう。
やがて石田三成の軍勢が到着し、忍城と対峙することとなった。
石田三成は、軍師に長束正家を指名、忍城開城の交渉にあたらせたが、
開城交渉で傲慢な長束正家に成田長親は憤慨し「戦いまする」と宣言。
この直後、城代家老の泰季が死去、長親が新城代になる。
当初農民は納得しなかったが、開戦を決めたのが「のぼう様」だと分かる
と一転して協力する。
城はなかなか落ちず、石田三成は水攻めを決意する。
潤沢な軍資金を使って付近の農民を雇用、堤防建設に当たらせ、
高松城の水攻めの7倍にもなる28kmに渡る堤防を完成させる。
そして、いよいよ堤防を決壊させ、水攻めを開始。
果たして忍城の運命は、のぼう様、以下重臣たちの命は。
**
面白かったが、1カット1カットが少しずつ長く、やや間延びを感じる。
「レッド・クリフ」で見たような冒頭の戦況説明と、
「その後」のナレーションは冗長。
安住紳一郎の語りを入れたかったのは分かるが、テンポが台無し。
途中の冗長なシーンも含め、思い切って切れば2時間に収められたのではないか。
現在の石田堤などの見せ方ももうひと工夫あってもよさそうだった。
物語は面白いのにまとめ方がいまいちなのは、とても残念。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます