ふと思い出したことがあるので、つらつらと書いてみます。
長いです。
-----------------------
1 10年くらい前。身内の人がある動物園で働いていた時の事。
ダチョウやシマウマやキリンなど、サバンナに住む動物が放し飼いのエリアがあって、
ある日1羽のダチョウがその中で死んでいた。
誰かが入り込んだのか。事件か、事故か、病気か。
園で監視カメラを確認することに。
ダチョウが2羽お互い逆方向から歩いてきて、
すれ違いざまに突然一羽がもう一方を襲った。
首をやられて当たり所が悪かったため、その場に倒れてしまった。
するとキリンがやってきて、そのダチョウのそばを離れない。
ほかの動物が近づこうものなら、あの長い首を振り回し近寄らせなかったのだそう。
そのキリンとダチョウは以前から仲が良かったんだろうか。
また逆に、ダチョウは同種だからライバル心というか、お互い認められない部分があったんだろうか。
------------------------------
2 何年か前の話。
隣の町の電器屋に行って帰る途中、やたらムクドリがぎゃーぎゃーわめいていた。
声の出処は、そこそこ交通量の多い道路をまたぐ電線。みんな下を見ていた。
一体何を見ているのかとおもって、自分もそのムクドリと同じところを見ると
猫が一匹、車に轢かれて倒れていた。ピクリともしない。
ムクドリは地面に降りることはなかったが、街路樹からもギャーギャーと声を上げていた。
動かなくなったほかの動物に恐怖や危険など感じたのだろうか。
しっかりしろ大丈夫かー、と声をかけているようにもみえるし、
小学生みたく「猫の死体だー!!」と喚いているようにもみえる。
どちらであっても、自分と違う生き物の様子がおかしいことに気づいたのは変わりない。
ちょっと不思議だった。
----------------------------------
3 大学生でまだインコを飼っていた頃のこと。
冬のある日、道路にメジロが落ちていた。
仰向けになってそのまんまひっくり返っている。生きてるし怪我もない。
このままじゃ轢かれると思い手を出すと簡単に拾えた。
どうかしたのかと一度うちに連れて帰ることにした。
脳しんとうでも起こしたようで、家に連れ帰ってもぼーーーっとして
ここはどこ、私は誰?状態。
可愛らしい目のイメージがあったのに、見たら瞳孔が点みたく小さくて結構怖かった。
メジロを優しく掴み、インコに見せてみた。
インコはものすごく警戒しているのと、興味から近づきたいのと半々みたいで
遠くから首を伸ばしては縮めるを繰り返していた。鳴きもしない。
(野鳥は菌を持っていることもあるので、念のため触れさせなかった)
メジロは相変わらずぼーっとしていたが、ちょっと油断した隙に部屋の中をブンブン飛び回り始めた。
私もびっくりしたが、インコはもっとびっくりしたみたいで細ーくなってしまい、
カゴの上あたりを飛ぶたびに姿勢が低くなる。(でもちゃんと目で追っている)
自分だってよく部屋を飛んでいるが、ここまで高速で旋回することはないので圧倒されたのか。
部屋を3週半してやっとタンスの上に止まった。
完全復帰ではなかったみたいでまた簡単に捕まったが、元気そうだから外にはなした。
同じ飛ぶものとしてインコにはどう映ったんだろう。
-------------------------
4 お向かいのわんこがすごく太っていた頃(失礼;)
5年くらい前か。
ダックスフンドの散歩に、必ずついてくる猫がいた。
飼ってるんですかときくと、違うという。首輪もないしノラのようだ。
灰色の毛並みに黒のキジトラ。アメショーだろうか。
すごくその人にはなついていて、犬の方もあまり気にしていないみたいだ。
人馴れしているわけでなく他の人間にはあまり近寄らない。
散歩に行く時分になるとどこからかやってきて一緒に歩く。
犬は散歩が嫌いらしく(太ってるから動きたくない)、餌で釣らないと歩かないという怠け体になってしまった。
猫はそんな犬に「歩くの楽しいよ」とでも言うかのように、気ままに周りをウロウロする。
何ヶ月かは一緒にいるのを見たのだが、全く見なくなってしまった。
気まぐれだからいなくなったのか、犬が改心(ダイエット成功?)したからもういいだろうと思ったのか
はたまた愛想をつかされたか……
----------------------------------
5 毎朝すれ違う人
公園に女性が2人、いつも朝散歩に来ている。
母娘?嫁姑?よくわからないけど年齢差がありそうだ。
それに必ず猫が一匹ついている。
その猫を初めて見た時驚いた。
上のダックスフンドの散歩についてきていた猫に毛色がそっくり。
灰色に黒のキジ。あの血筋を引いているのだろうかと思うくらい。
猫は好き勝手な方へ行ったり、地面でごろごろしたり、虫か何かを見つけてがさがさ
やっているが、必ずその二人の近場にいる。
移動すれば一緒に移動する。
もし本当に関係あるなら、誰かと散歩するのが好きな性格を受け継いだとしか思えない。
--------------------------------
ご視聴ありがとうございました。
おしまい
※訂正!
5番目のネコは、ただの黒のキジトラでした。
アメショに似た子はまた別の子で、ちょっとかわいそうな猫だったのですが……
気が向いたら記事にしますけどできないかも。
長いです。
-----------------------
1 10年くらい前。身内の人がある動物園で働いていた時の事。
ダチョウやシマウマやキリンなど、サバンナに住む動物が放し飼いのエリアがあって、
ある日1羽のダチョウがその中で死んでいた。
誰かが入り込んだのか。事件か、事故か、病気か。
園で監視カメラを確認することに。
ダチョウが2羽お互い逆方向から歩いてきて、
すれ違いざまに突然一羽がもう一方を襲った。
首をやられて当たり所が悪かったため、その場に倒れてしまった。
するとキリンがやってきて、そのダチョウのそばを離れない。
ほかの動物が近づこうものなら、あの長い首を振り回し近寄らせなかったのだそう。
そのキリンとダチョウは以前から仲が良かったんだろうか。
また逆に、ダチョウは同種だからライバル心というか、お互い認められない部分があったんだろうか。
------------------------------
2 何年か前の話。
隣の町の電器屋に行って帰る途中、やたらムクドリがぎゃーぎゃーわめいていた。
声の出処は、そこそこ交通量の多い道路をまたぐ電線。みんな下を見ていた。
一体何を見ているのかとおもって、自分もそのムクドリと同じところを見ると
猫が一匹、車に轢かれて倒れていた。ピクリともしない。
ムクドリは地面に降りることはなかったが、街路樹からもギャーギャーと声を上げていた。
動かなくなったほかの動物に恐怖や危険など感じたのだろうか。
しっかりしろ大丈夫かー、と声をかけているようにもみえるし、
小学生みたく「猫の死体だー!!」と喚いているようにもみえる。
どちらであっても、自分と違う生き物の様子がおかしいことに気づいたのは変わりない。
ちょっと不思議だった。
----------------------------------
3 大学生でまだインコを飼っていた頃のこと。
冬のある日、道路にメジロが落ちていた。
仰向けになってそのまんまひっくり返っている。生きてるし怪我もない。
このままじゃ轢かれると思い手を出すと簡単に拾えた。
どうかしたのかと一度うちに連れて帰ることにした。
脳しんとうでも起こしたようで、家に連れ帰ってもぼーーーっとして
ここはどこ、私は誰?状態。
可愛らしい目のイメージがあったのに、見たら瞳孔が点みたく小さくて結構怖かった。
メジロを優しく掴み、インコに見せてみた。
インコはものすごく警戒しているのと、興味から近づきたいのと半々みたいで
遠くから首を伸ばしては縮めるを繰り返していた。鳴きもしない。
(野鳥は菌を持っていることもあるので、念のため触れさせなかった)
メジロは相変わらずぼーっとしていたが、ちょっと油断した隙に部屋の中をブンブン飛び回り始めた。
私もびっくりしたが、インコはもっとびっくりしたみたいで細ーくなってしまい、
カゴの上あたりを飛ぶたびに姿勢が低くなる。(でもちゃんと目で追っている)
自分だってよく部屋を飛んでいるが、ここまで高速で旋回することはないので圧倒されたのか。
部屋を3週半してやっとタンスの上に止まった。
完全復帰ではなかったみたいでまた簡単に捕まったが、元気そうだから外にはなした。
同じ飛ぶものとしてインコにはどう映ったんだろう。
-------------------------
4 お向かいのわんこがすごく太っていた頃(失礼;)
5年くらい前か。
ダックスフンドの散歩に、必ずついてくる猫がいた。
飼ってるんですかときくと、違うという。首輪もないしノラのようだ。
灰色の毛並みに黒のキジトラ。アメショーだろうか。
すごくその人にはなついていて、犬の方もあまり気にしていないみたいだ。
人馴れしているわけでなく他の人間にはあまり近寄らない。
散歩に行く時分になるとどこからかやってきて一緒に歩く。
犬は散歩が嫌いらしく(太ってるから動きたくない)、餌で釣らないと歩かないという怠け体になってしまった。
猫はそんな犬に「歩くの楽しいよ」とでも言うかのように、気ままに周りをウロウロする。
何ヶ月かは一緒にいるのを見たのだが、全く見なくなってしまった。
気まぐれだからいなくなったのか、犬が改心(ダイエット成功?)したからもういいだろうと思ったのか
はたまた愛想をつかされたか……
----------------------------------
5 毎朝すれ違う人
公園に女性が2人、いつも朝散歩に来ている。
母娘?嫁姑?よくわからないけど年齢差がありそうだ。
それに必ず猫が一匹ついている。
その猫を初めて見た時驚いた。
上のダックスフンドの散歩についてきていた猫に毛色がそっくり。
灰色に黒のキジ。あの血筋を引いているのだろうかと思うくらい。
猫は好き勝手な方へ行ったり、地面でごろごろしたり、虫か何かを見つけてがさがさ
やっているが、必ずその二人の近場にいる。
移動すれば一緒に移動する。
もし本当に関係あるなら、誰かと散歩するのが好きな性格を受け継いだとしか思えない。
--------------------------------
ご視聴ありがとうございました。
おしまい
※訂正!
5番目のネコは、ただの黒のキジトラでした。
アメショに似た子はまた別の子で、ちょっとかわいそうな猫だったのですが……
気が向いたら記事にしますけどできないかも。
ありがとうございます。
人間動物種類を超えて
分かり合える
なんて素敵な事でしょう。
愛は全てに通じると
改めて思いました。ナイス
同じ人間であれ生物であれ。
けれど動物は違う。
みんなが真っ直ぐだと思いますね。
嘘偽りのない。綺麗な存在。
人間も動物であった頃を思い出してその真っ直ぐな姿を取り戻せれたらいいなと思いますよ。
ケロちゃんたちとtodさんも、種を超えたなにかが絶対ありますよね。
手のひらで寝ちゃうケロちゃんなんて世の中に何匹いるんでしょう?
ずっと一緒にいると言葉なんて無くとも通じるものが生まれるんですね。
動物はホント素直です。
素直さで言ったら、人間成長するほど後退しちゃったんじゃないでしょうか。