丸底フラスコのブログ(goo版)

ヤフーブログからの引っ越し組

日暮里舎人ライナー

2015-03-20 02:04:29 | 無題
先日、日暮里舎人ライナーにのる機会がありました。 モノレールだってこともしらなければ、これ「とねり」だっけ?と読む自信もなかったのに。日暮里のホームも、ガラスのホームドアのむこうの電車本体がよくみえなくておどろいた上、自動運転だっていう。
ハイテクだな~とおもい、自分の乗ってきた車両の最後尾をちらっと振り返ると、窓がおおきい!近い!

いつものJRの感覚だと、運転席のむこうに
線路が遠くに見える作りなうえ、
カーテンされてるとがっかり・・・なのだが
これはもう最前列で見放題な先端部だった。

それに高いところを走っているので、とても景色がいい。

日暮里出たすぐは高いビルの隙間を縫うように走っており、
なんかSF映画っぽいわぁとそれはそれで楽しめた。
しだいに都内ほど高層の建物がなくなり住宅地に。

でも中央線の三鷹~中のあたりの息詰まるほどの密集というかんじがなく、少しゆとりを持った印象。
縦じゃなくて横に大きい建物(商業施設、工場かな)もあるし、学校や運動場っぽいのがあったり。


そして時間帯が夕刻で、日がかなり傾いているのに
それを遮る「山」がないのだ。

冬なんかとくに、自分の家の最寄り駅から南側目の前にみえる山に日がかくれると、「ああもう一日終わっちゃった」と損した気分になる
4時くらいでほんとならまだもう少し日は出てるのに、そこでもう終了感が残念でならない(寒いし)。ここはそれがないな、と思った。
まあモノレールの上という高所から見てるのもあるけど。

西多摩で生活してると、西を見れば山。世界はそこで行き止まり。
でもここは違った。

うすら秩父の山だろうか、西にみえるは見えるが
私が毎日見ている山とは顔が違う。
低くて遠くて「あそこまで世界が広がってんだなあ」と、関東平野を体感できる景色だった。



車窓から見えた光景は、薄く広がる雲がレースのカーテンのように太陽光を柔らかくさえぎっていて、まぶしく無く暗くなくいい暮時。
ちょうど日の右下少し離れた部分に薄ら彩雲じみた色づいた雲が見えた。


扇大橋のあたりでは、ずっと向こうからゆったりとした川幅と土手が続くし、
夜には首都高を照らすオレンジの等間隔の明かりの下を
これまたほぼ等間隔で車の列が動く。


ちょうどモノレールの線路と交差する形で通っていて、電車の両側どちらにも延々と伸びている。


毎日乗っていたら慣れっこになって驚かない景色なのかもしれない。
都内にあまり来ないので、こういう変わった景色が見られるのは楽しい。
いいなあこの線路。また乗りたい。
乗りに行くには遠いけどね。