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コンポンチャム

Kampong Cham

シェムリアップでは旅仲間と再会したり、新たな出会いがあったりとそれなりに楽しく過ごしました。居心地は良いものの、いかんせんあまりに観光地すぎて庶民の市場(プサー・ルー)に行ってもさっぱり面白くない。ここにはリアルなカンボジアなんて無いなぁと感じ始めると居ても立ってもいられず、そそくさとバスに乗ってコンポンチャムにやってきました。何も無い地方都市ですが僕はやっぱりこういう場所が好き。ここに来てようやくカンボジアに到着した気分です。



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旅写真教室 vol.1『旅写真は目が命』

Siem Reap

ある弟子に「色んな写真の撮り方をブログで説明してくれー」と言われているので、唐突ですが実例を挙げながら撮影方法を説明する写真教室を開講します。露出(絞り・シャッタースピード・ISO)の関係について分からない方はグーグル先生で独学してから読んでくださいな。

まず1枚目。僕がよく撮る至近距離でのポートレートです。この場合はAvモードでF2.8に固定。絞りを開けばボケを活かしたフワッとした写真になるわけですね(ただしピンボケになりやすいので注意)。そして1点AFを使ってピンポイントで目にピントを合わせます。この写真は少女の顔がカメラと正対しているので左右どちらの目に合わせてもいいですが、手前側の目に合わせるのがセオリー。

2枚目の写真は被写体との距離約2mからの撮影。このくらいの距離の場合、僕はAvモードでF4.0前後に固定します。さほどボケにこだわるタイプではないので、もちろんケースバイケースですが被写体と離れるほど絞っていくのが僕のスタイルです。そしてゾーンAF(EOS70Dの場合は上・下・左・右・中央の5エリア)の左を選択して少女にピントを合わせます。被写体が遠く小さくなっていくにつれ、1点AFで狙うと別の箇所にピントが合ってしまうケースが多くなるので、ゾーンAFの方が上手くいきます。まぁこのくらいの距離ならどっちでも大丈夫かな。いずれにせよ人物は目が命なので、AFを上手く使いこなすことが重要ですね。

ちなみに全点自動選択AFは一切使ったことがありません。カメラは原則として手前にピントを合わせようとするので、例えばこの2枚目の写真を自動選択で撮ると、確実に右側の女の子にピントが合ってしまうので実に使いづらい。



今日の写真はどちらも炎天下の日陰。背景は暗いんだけど顔に柔らかな光が当たっている、そんな場面を狙うのが好きです。こういう時は少しマイナス補正(-1/3~2/3EV)して撮っておき、後で明るさを調整すれば上手くいくと思います。炎天下とはいえ日陰だと暗くなりがちなので、ISOは200くらいにしておいた方が失敗を防げるでしょう。

そして構図。特に2枚目は学校での撮影なので、ファインダーを覗いた瞬間に「おっ、この蛇口は入れとこう」と考えました。もちろん主役の表情が第一ですが、他に何が写っているのか、何が写っていないのかを確認する癖が大切。今のカメラはとんでもない画素数があるので、少し広めに撮っておいて後でトリミングするってのもデジタル世代っぽくて良いのではないかと。

僕は撮りたいシーンに遭遇すると、被写体にカメラを向ける前に構図を想像し「あ、このシーンはF4でISO200だな、ゾーンAFの左、ちょいマイナス補正」などと被写体にさりげなく近づきつつカメラをカチャカチャと設定することが多いです。他の風景を撮ってるフリをしながら設定したりもするし、もちろん撮りながら修正することもある。たいていは絞りと露出補正くらいなので一瞬で操作しますが、最低でも「絞り、露出補正、ISO、AF切り替え」はファインダーを覗きながら操作出来ることが僕には必須。つまり慣れたキヤノンを使い続けるしかない笑。

最後に
写真教室と銘打ってはいますが、これはあくまで「僕の撮り方はこうだよ教室」ですのでそこんとこ宜しく。好評であれば不定期でやります(不評だったらこっそり辞めます笑)ので、コメントなりメールなりで感想待ってます^^

※追記
基本を勉強するサイトを改めて探してみましたが、コチラが非常に簡潔かつ分かりやすい気がします。全部読めば基本はバッチリではないでしょうか。参考までに。

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奇跡の遺跡タ・プローム

Ta Prohm, Angkor

アンコール遺跡群の中で最も歴史を感じる遺跡のひとつ、タ・プローム。
ガジュマルの木による侵食が激しく、タ・プロームの修復を担当するインド政府が修復計画を発表したものの、「このまま侵食され続けたら遺跡が崩壊しちゃうでしょ!」「いや、これはもはやガジュマルが遺跡を支えてるんじゃね?」とユネスコを巻き込んでの大論争となっています。もちろんこの木を取り払ってきちんと修復すれば崩壊は免れるでしょうけど、(観光客にとっての)景観は台無しになります。



遺跡保護か景観保護か、難しい問題ですなぁ。とりあえずペタペタ触るんじゃないよ中国人。

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泣く子も黙るアンコールワット



カンボジアが内戦を終えて旅行者を受け入れ始めたのが1990年代に入ってからであり、僕が初めて訪問したのが1996年でした。当時はまだ物好きレベルの旅行者しか来ておらず、首都プノンペンでは夜な夜な発砲音が聞こえたり、アンコール遺跡にはあちこちに「地雷!危険!」のロープが張られていたり、時には外国人バックパッカーがトンレサップ湖でポルポト派の残党に銃撃されたりと、内戦の爪あとが生々しく残る時代でした。

それから約20年の時が流れ、2014年には外国人旅行者数が年間450万人を突破したそうです。そのほぼ全員がこの遺跡を訪問するわけで、一日あたり1万人以上が殺到する計算になりますから武道館コンサート並みですよ。というわけでアンコールワットは御覧の通りの大混雑。ちなみに今は雨季なのでこう見えてもオフシーズンです。これがベストシーズンになったらいったいどうなるのか見当もつきません。



昔は遺跡のあっちこっちで遊んでいた地元の子供もほとんどおらず、今では完全に旅行者で埋まりました。ご来光も見に行きましたが、僕達が到着した頃にはすでに黒山の人だかりで写真を撮るどころの騒ぎではありません。富士山とかもそうですけど、「アンコールワット 朝日」と検索すればいくらでも綺麗な写真が出てくるわけで、少なくとも僕はまったく撮影に気合が入りませんでした。絵葉書写真撮ったってしゃーない。これは見て感じて楽しむものだと思います。



でも、どんなに人で溢れようともアンコール遺跡群が超一級の世界遺産であることに変わりはありません。このアンコールワットだけでなく、広大なエリアにこれでもかという数の遺跡群が圧倒的なスケールで展開します。ここを見てしまうと、少なくともアジアではどの遺跡を見ても物足りなく感じます。そういう意味では罪作りな遺跡だなぁと。

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シェムリアップ

Siem Reap

アジアを代表する世界遺産であるアンコール遺跡群を擁するシェムリアップにやってきました。ここは遺跡観光の拠点としての機能しかなく、僕にとって街自体の魅力はゼロ。特に中心部は単なる旅行者のための歓楽街でしかありません。ジャワ島の面白さの反動で余計につまらん。



やはりここでは足が無いと話にならんので滞在中はバイクをレンタルし、強烈な陽射しの中、ひたすら郊外をテキトーに走ってはカンボジアの風景を楽しんでいます。今どきはGPSさえあれば安心して迷子になれるのが素晴らしいですね。旅の全行程をバイクで走破する写真家・三井昌志氏の旅をちょっぴり疑似体験(笑)

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インドネシアまた会う日まで

Surabaya, Java

2ヶ月にわたるインドネシアの旅を終えました。
訪れたのはバリ島、スラバヤ、ソロ、ジョグジャカルタ…ふと気付けばこれだけかよ笑。「50カ国行きました!」みたいな世界一周の旅も憧れはしますが、こうしてひとつひとつの地域をじっくりと旅するスタイルが僕には合ってますね。スラバヤとジョグジャは観光案内(オリジナリティ溢れるけど)出来るレベルですので機会があれば是非。

Yogyakarta, Java

いったい何人を撮ったんだろう。他の東南アジア諸国に比べるとシャッター押した回数は文字通り桁違いだった気がします。こんなに面白い国だとは思っていませんでした。こうなるとカリマンタンやスラウェシなども俄然行ってみたくなりますが、それはまた次の機会に。そして旅はカンボジアへと続きます。

Kelabang Moding, Ubud, Bali

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陶器の村カソンガン

Kasongan, Java

ジョグジャ郊外にあるカソンガン村。ここでは陶器を中心としたアート作品が売られており、店の裏にまわると制作風景を見ることが出来ます。普通はツアーやタクシーで行くみたいですが僕達はそんな贅沢出来ないので市バスで往復。スラバヤに続いてジョグジャでもだいぶ土地鑑が付きました。これが長期貧乏旅行の醍醐味ってもんです。



作業は日陰の薄暗い所で行われているので(そりゃそうだ)、絵になる人はいても光を上手いこと捉えられずに苦労しました。



出来上がった陶器には用が無いのでひたすら店の裏口を覗いては写真だけ撮るという、相変わらず無粋な客ですが、それでもみなさん暖かく迎えてくれるのが素敵です。

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パラントゥリティスの夕景

Parangtritis, Java

鏡のような砂浜になることで有名なパラントゥリティスのマジック・アワー。そりゃもうとんでもなく綺麗だったわけですが、惜しむらくはシルエットとなる二人の歩く位置。鏡面の上を歩いていて欲しかった!



こちらは鏡面上で寝そべる絵になるようなならないような男。時折やってくる大波を恐れることなくタバコをふかしています。

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スラバヤの愉快な住人たち

Surabaya, Java

ジャワ島の街には「~ Kampung(~集落)」と看板が掲げられた小路の入り口が無数にあって、中に入って行くと迷路のような路地に昔ながらの家々が建ち並んでいます。カメラをぶら下げた怪しい旅人を、最初は恥ずかしがりながらも陽気に迎えてくれるのがなんともアジアらしい。タイではあれほど被写体に困っていた僕が、ジャワ島では毎日足が棒のようになっています。



「こんなトコ撮らないでよー!ったくー!」と言いながらまんざらでもない女性とその仲間たち。



夕暮れ時の路地裏でバドミントンしていた少年。ポーズが意味不明。



ちょっかいを出す姉に本気でキレる弟。

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エビ養殖場の男

Parangtritis, Java

海岸から少し入った所で養殖池を発見し、何を養殖してるのかと池を覗きこんでいると、脇にある掘っ立て小屋から呼ぶ声が。行ってみると「これだよ!これ!」と自慢気にエビを差し出すオヤジ。こんなところに旅行者が来ることはないらしく妙に嬉しそうでした。

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