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旅写真教室 vol.1『旅写真は目が命』

Siem Reap

ある弟子に「色んな写真の撮り方をブログで説明してくれー」と言われているので、唐突ですが実例を挙げながら撮影方法を説明する写真教室を開講します。露出(絞り・シャッタースピード・ISO)の関係について分からない方はグーグル先生で独学してから読んでくださいな。

まず1枚目。僕がよく撮る至近距離でのポートレートです。この場合はAvモードでF2.8に固定。絞りを開けばボケを活かしたフワッとした写真になるわけですね(ただしピンボケになりやすいので注意)。そして1点AFを使ってピンポイントで目にピントを合わせます。この写真は少女の顔がカメラと正対しているので左右どちらの目に合わせてもいいですが、手前側の目に合わせるのがセオリー。

2枚目の写真は被写体との距離約2mからの撮影。このくらいの距離の場合、僕はAvモードでF4.0前後に固定します。さほどボケにこだわるタイプではないので、もちろんケースバイケースですが被写体と離れるほど絞っていくのが僕のスタイルです。そしてゾーンAF(EOS70Dの場合は上・下・左・右・中央の5エリア)の左を選択して少女にピントを合わせます。被写体が遠く小さくなっていくにつれ、1点AFで狙うと別の箇所にピントが合ってしまうケースが多くなるので、ゾーンAFの方が上手くいきます。まぁこのくらいの距離ならどっちでも大丈夫かな。いずれにせよ人物は目が命なので、AFを上手く使いこなすことが重要ですね。

ちなみに全点自動選択AFは一切使ったことがありません。カメラは原則として手前にピントを合わせようとするので、例えばこの2枚目の写真を自動選択で撮ると、確実に右側の女の子にピントが合ってしまうので実に使いづらい。



今日の写真はどちらも炎天下の日陰。背景は暗いんだけど顔に柔らかな光が当たっている、そんな場面を狙うのが好きです。こういう時は少しマイナス補正(-1/3~2/3EV)して撮っておき、後で明るさを調整すれば上手くいくと思います。炎天下とはいえ日陰だと暗くなりがちなので、ISOは200くらいにしておいた方が失敗を防げるでしょう。

そして構図。特に2枚目は学校での撮影なので、ファインダーを覗いた瞬間に「おっ、この蛇口は入れとこう」と考えました。もちろん主役の表情が第一ですが、他に何が写っているのか、何が写っていないのかを確認する癖が大切。今のカメラはとんでもない画素数があるので、少し広めに撮っておいて後でトリミングするってのもデジタル世代っぽくて良いのではないかと。

僕は撮りたいシーンに遭遇すると、被写体にカメラを向ける前に構図を想像し「あ、このシーンはF4でISO200だな、ゾーンAFの左、ちょいマイナス補正」などと被写体にさりげなく近づきつつカメラをカチャカチャと設定することが多いです。他の風景を撮ってるフリをしながら設定したりもするし、もちろん撮りながら修正することもある。たいていは絞りと露出補正くらいなので一瞬で操作しますが、最低でも「絞り、露出補正、ISO、AF切り替え」はファインダーを覗きながら操作出来ることが僕には必須。つまり慣れたキヤノンを使い続けるしかない笑。

最後に
写真教室と銘打ってはいますが、これはあくまで「僕の撮り方はこうだよ教室」ですのでそこんとこ宜しく。好評であれば不定期でやります(不評だったらこっそり辞めます笑)ので、コメントなりメールなりで感想待ってます^^

※追記
基本を勉強するサイトを改めて探してみましたが、コチラが非常に簡潔かつ分かりやすい気がします。全部読めば基本はバッチリではないでしょうか。参考までに。

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