御忌(ぎよき)は、春の季語である。
旧暦から新暦に替わって、本来の忌日で
ある旧暦1月25日の法要日がバラバラに
なってしまった。
そこで、今日では法然上人忌は1月25日
、浄土宗総本山知恩院(京都)の御忌詣で
は4月19日から25日に行われる。
京都の春の風物詩となっているからだ。
御忌とは、文暦元年(1234年)第37代四条天皇の勅命により寺号が与えられ、法要
が行われた事による。
法然上人の事績が没後22年経て実った。
法然上人の教えを理解するには、入滅の
2日前に書かれた「一枚起請文」を入口
にすれば分かりやすい。
「専修念仏」の心得が書かれている。
弟子の一人が要請して書き残した物だが
手形まで押された貴重なもので、写経の
対象として崇められている。
探究心を持って語彙を辿って行くと、教
えの何たるかが朧気ながら見えて来る。
当時の仏教界と中世のローマカソリック
教会は似た様な状況にあった。
法然上人はルターの様な改革者だった。
京都の人々は、この日に知恩院に詣でる
ことを一年の遊覧始めとして親しんだ。
仏教が大衆のものとなったのである。
この日を京都では「弁当始め」と言う。
〈御仏と 弁当囲むや 法然忌〉放浪子
季語・法然忌(春)
1月25日〔木〕小雪のち晴れ
昨日、平昌オリンピック選手団の結団式
が、秋篠宮殿下の御臨席の元に行われる
直前に、安倍首相も開会式に参加するこ
とを表明された。
選手団も心強く思ったに違いない。
ひょっとしたら御皇室のどなたかが首相
が行かないなら自分が行こう、とおっし
やった⁈のかも知れない。
これこそ、我が国体なのである。
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