校庭にズラッと並んだ?
5月8日〔水〕晴れのち 薄曇り
今朝は冷えましたね〜!
室内で9℃でした。
三月頃の外気と同じ位ですよ。
慌ててストーブを点けました。
令和祝儀で天帝が止めていた大陸の冷たい空気を、気団バランスの為に放出したのでしようか?
それとも「五月病」に喝をお入れになったのか?
そうでした、今日は子雀たちへの対策の話です。
正式には子雀たちのそれは、大人の適応障害である五月病とは言わないのだそうです。
我儘放題で楽しかった環境から、管理される環境に移る事への小さな抵抗なんだそうです。
だから、精神や身体に症状が現れるようなことは
ありませんが、ごく自然に元の環境に戻す工夫をするとよいと言うことです。
そこで先生方の仕掛けが始まります。
昨日の登校風景を見て気になっていた私は、午後から小学校の校庭を覗いて見ました。
すると見慣れない物がズラッと並べてあります。
よく見ると生徒の名札が入った植木鉢の様です。
〈作戦 その1〉
銘々の鉢にヒマワリの種を植え付け、生育の観察
日記を書かせる。
→子供の意識はこれを指示された途端に家庭から離れて、これから約2カ月間の作業の手順と花が咲いた時の喜びに囚われます。
同級生の事も当然意識しますよね。
ガーデニングをしている校庭のすぐ先に体育館がありました。
子雀たちや父兄が集まっています。
「何かあるの?」
「今からドッジボール大会の説明会があります」
「ドッジボール?楽しいね!」
「ハイ!」
弾んだ声が返って来ました。
〈作戦 その2〉
「なーるほどね」理解がいきました。
→子雀たちは体を動かす事が大好きです。
尚且つ相手のいるゲームには本能的に燃えます。
先生方はこの本能に目をつけました。
これで大会まで、子雀たちは夢中になります。
〈作戦 その3〉
これで終わったと思ったら大間違いでした。
放課後の部活が待っています。
好きな活動を好きな先生と、仲間たちと和気藹々の時間に過ごしていく。
社会性が柔らかく育つ時間です。
楽しいかな小学校、彼らの五月病は解消です。
先生方、ご苦労様でした。
ご父兄は皆様を信じてお預けになっています。
今後とも宜しく子雀たちをお願い致します。
今朝の登校時の子雀たちの声には、和気が戻っていました。
私は安心して遅い散歩に出かけました。
〈子雀や 令和の祈り 夏に翔べ〉放浪子
季語・夏
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