初夏の西日
5月9日〔木〕薄曇り のち 晴れ
街に段々と活気が戻って来たように思います。
業務用の車が増えて来ましたね。
今朝は全天に雲がかかっていましたが、お昼前から初夏の日差しが日常を包んでいました。
私は若い頃からツラの皮が厚いと言われて来ましたが、そんな私でさえ顔を射る日差しに手をかざす瞬間があった程です。
きっと凄い紫外線が降り注いでいるのでしょう。
ついおとといまで、
《初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅鏡前の粉を披き、蘭ははいごの香を薫らす‥》
などと格調の高い初春の情景詩に浸ってひたっていたのが、一転してコマが変るように現実に放り出された気分になります。
太宰府への旅が終わって自宅に帰ったような。
ところが帰ったおうちは、平成のおうちはではないのですよね。
もうなにかの文書にご自身の手で「令和元年」と書きましたか?
多分お書きになった時に、新しい時代にいるのだと実感することになりますよ。
ともあれ、皆様と共に新しい御代に脚を下ろしました。
令和時代の日本人として町や村で、都会で、或いは海外で全力で頑張りましょう。
21世紀の日本は「令和」から始まるのです。
きっと素晴らしい時代になりますよ。
でも、変わらぬモノもあります。
今日の夕日です。
〈夏初め まだ西方浄土の 光りなり〉放浪子
季語・夏初め(夏)
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