埴生の宿も矢張り我が棲家である。
そこには気兼ね要らずの自由がある。
幾ら自由人の私でも、人中では傍若無人
とはいず、それなりに気は使っていた。
まして、生き延びる為に人様にお世話を
掛けていた身である。
今朝9:30時、晴れて放免となった。
まだ早春の最中、街は冴返っていた。
バス停からお地蔵さんへ向かう坂道の途
中で、ご近所の紅梅が出迎えてくれた。
今年の花は、少しくすんで見える。
寒の戻りのせいかとも思った。
玄関口の通路から見下ろすと、陽だまり
の中で寝ていたお隣の猫が、
「おっ!生きて帰って来たか⁈」
と、こちらを見上げた。
「また宜しくな!」
心の中でつぶやいた。
「冴返る」という季語は、寒の戻りによ
って蘇る澄み切った情感を言う。
〈冴返る 街を辿りて 戻りけり〉放浪子
季語・冴返る(春)
2月22日〔木〕晴れ
自由である事と養生は屢々背反する。
心浮き立ち帰ったものの食材とて無し。
母へ退院の報告がてらに買い物に出た。
戻って室内の整理清掃を簡単に済ませた
が、オーバーワークとなっていたか?
疲れて横になった。
忽ち寝入って、目を覚ますと真っ暗。
げに、自己管理とは難しい。
そこには気兼ね要らずの自由がある。
幾ら自由人の私でも、人中では傍若無人
とはいず、それなりに気は使っていた。
まして、生き延びる為に人様にお世話を
掛けていた身である。
今朝9:30時、晴れて放免となった。
まだ早春の最中、街は冴返っていた。
バス停からお地蔵さんへ向かう坂道の途
中で、ご近所の紅梅が出迎えてくれた。
今年の花は、少しくすんで見える。
寒の戻りのせいかとも思った。
玄関口の通路から見下ろすと、陽だまり
の中で寝ていたお隣の猫が、
「おっ!生きて帰って来たか⁈」
と、こちらを見上げた。
「また宜しくな!」
心の中でつぶやいた。
「冴返る」という季語は、寒の戻りによ
って蘇る澄み切った情感を言う。
〈冴返る 街を辿りて 戻りけり〉放浪子
季語・冴返る(春)
2月22日〔木〕晴れ
自由である事と養生は屢々背反する。
心浮き立ち帰ったものの食材とて無し。
母へ退院の報告がてらに買い物に出た。
戻って室内の整理清掃を簡単に済ませた
が、オーバーワークとなっていたか?
疲れて横になった。
忽ち寝入って、目を覚ますと真っ暗。
げに、自己管理とは難しい。
現代医療の画期的な進歩、心から頼もしく思います。
これからも抒情的文章、怒りの文章、楽しみにしてます♡