毎度のおはこび、誠にありがとうございます。
「噺」も興に乗ったからといって、長々としゃべるものではありませんな。
二日にわたり長文でしたんで、今日、町でお会いしたお客様に「昨日の話はどうでした?」
と、お尋ねしたところ「ながいので途中で寝ちゃった」とにべもなく返されてしまいました。
だいたい二千字ぐらいでまとめようと、努力していますが、漢字が多くちゃ読みずらい。
かといって、平仮名ばかりでも意味が通じず字かずが多くなる。まことに文章ってぇのは
難しいものでございます。おまけに江戸弁の話し言葉を文章にしょうってんですから、
これがまたキー操作が忙しいのなんのって、ピアノを弾いているようなもんです。
弾けませんけどね。
ですんで、きょうは箸休めてなもんで、熊八にもおやすみいただいて、
まじめに短くまとめさせてもらいます。
事故のはなしってぇのは不憫なものですな.
きのうも防災へりが墜落したなんてのが新聞に出てましたけど、人助けのための訓練を
なさろうとしていたやさきに、こちらが事故に合いなすった。なんとも痛ましい限りです。
しかもお名前のお歳を拝見しますと、機長さん以外は皆、三十、四十のはたらきざかり。
お子様も修学中の伸び盛り、ご家族さまのことを思うと胸がかきむしられるようです。
職場のみなさまも唖然となさっていることと思います。
というのも皆さん防災のベテランばかりで、指導的立場においでだったのでしょう。
部下だった方々はもちろんのこと、上司も、その他の消防庁、自治体の首長以下どんなに
肩を落としていらっしゃるかお察しいたします。
どうぞねんごろに、この尊い現代のサムライのみなさまのお弔いをなすってください。
日ごろから皆様に守られている国民の一人として、遠い所から手を合わせさせて戴きます。
合掌礼拝
< そは憎し 空の乱れや 春の山 > 放浪子
三月六日(月) 曇り 夕刻より雨
胸ふさぐ一日
九人の義人に哀悼
九州から電話、忙しくなるかも
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